2015年09月28日(月) 12時31分39秒

トヨタ・クラウン 10スピーカー車の音質アップ

テーマ:カーオーディオについて

今日ご紹介する1台は先日の福岡店の作業からトヨタの210系のクラウンです。





10スピーカーのマルチビジョン付のお車で、今回はベーシックパッケージの取り付けを行いました。





納車されてから間もなく入庫されたのでドアにはまだキズ防止のシールが貼ってあります。






210系の10スピーカーのマルチビジョン付といえばピュアディオのデモカーがありますが、年式が

2年違うので細かい所で変更が無いか調べながら取り付けを行いました。





トランクルーム右横の多チャンネルの車両アンプの配列などは変更はありませんでした。





しかしダッシュ上のドームツイーターの位置はサイズも構造も変わっていて、スコーカータイプで中音

域は前より出て、ハイエンドの高音はやや減っていました。





しかもインピーダンスは8オームです。



これだとここは中音専用として使って後付けツイーターと合わせてフロント3WAYにするのか、それとも

今まで通りに2WAYにするのかを選ばないといけません。




ドアスピーカーは今まで通りに16センチで同じ表面材なのですが・・





測定器でインピーダンスを測ったら120ヘルツで3・75オームを示していて、4オームよりも下回って

いるので抵抗が少なく低音は出気味でした。





逆に1000ヘルツは5・235オームで抵抗値が高く、流れる電流がやや少なく中音域は不足気味

でした。





スピーカーの横に付いているコイルで高音域を出ない様に制限していますが、それが巻き数が多い

ので中音域まで影響しているので、ここをバイパスしてストレートにします。





すると4・428オームまで下がり、4オームに対して1・3倍から1・1倍に減ったので中音域の抑圧感

がほぼ無くなりました。



こうしてインピーダンスの上下を平滑する事で音色を合わせて行き、インピーダンスが極端にズレて

いる所にトーンやイコライザー調整で無理やりレベルだけを合わせていても良い音にはならないので

いつも『インピーダンス』というキーワードがこのブログで出て来るのです。



それと金属で無理やりインダクタンスを上げていたスピーカー横のコイルを通らなくなり音もスムーズ

になり、高音域の制限はピュアコンの巻の少なめなコイルでツイーターの下限周波数とピタッと合う

物を選びます。




ダッシュの純正スコーカーを外した上にはJBLの25ミリ外ドームタイプのツイーターをスタンドを使っ

て角度を付けてセットしました。





次にグローブボックス下に仕込んだピュアコンのコイルを何度も交換して、純正のドアスピーカーと

後付けツイーターとのバランスを取ります。





クラウンのセンタースピーカーはちょっとレベルが強く、モノラル成分があり過ぎるのでピュアコンの

パーツでレベルを下げましたが、ここの特性は何度交換してもうちのクラウンと同じ値が一番良く、

ユニットは変更していない様です。





最後にバス・ミッド・トレブルの3トーンを調整して完成です。




バスが-1でミッドが+1の時が一番バランスが良く、インピーダンスが120ヘルツで3・75オームで

電流が流れ気味で、1000ヘルツが4・428オームで1割ほど電流が流れにくいのでちょうどつじつま

が合います。



ノーマルの時に3トーンを動かして納得出来る音にならないというのはこうして数字的にも証明出来

ますが、ベーシックパッケージの開発ではこうして1台1台純正の特性を調べた上で音質を向上させ

ています。


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