2015年05月20日(水) 13時26分10秒

スバル・レガシィ スピーカー交換

テーマ:カーオーディオについて

今日ご紹介する1台は先日の札幌店の作業からスバルのレガシィです。







カロッツェリアの楽ナビが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けとドアス


ピーカーの交換を行ないました。









まずはドアを開けて純正スピーカーを取り外します。







ドア上部にツイーターが付いていますが、ここは鳴らない様にします。









直進性の強い内ドームツイーターの前に音を拡散させるプラスチックが付いていますが、最初から


拡散性の優れた外ドームツイーターを理想の位置で鳴らすのとは全く音が違います。







この見晴らしのいい位置からピュアディオブランドの25ミリ外ドームツイーターのATX-25で上質な


高音を再生します。







ドアスピーカーは純正位置にインナーバッフルを製作してJBLの16・5センチのP660のミッドバスを


取り付けました。









ドアを組み立てたら音を出してピュアコンのコイルやパーツの交換を行なってツイーターとミッドの


バランスを取ります。




この年式のレガシィは以前デモカーとして所有していた時期があって熟知していて、スピーカーグリル


の上の方がやや穴の開いていない部分に重なっているという難点があります。




ある程度おとがひかかるという事を前提にミッドのコイルの巻き数を少なめにしてハイエンドの音を


伸ばし、低音域の一番下をサブソニックフィルターで緩やかに制限して音のレスポンスを上げました。






以前P660のミッドをインサイトに付けた事があって、その時のデーターを元にややコイルの巻き数を


減らして、インサイトよりも2マイクロH下げた所で音はバッチリ合いました・・ いや自分は現地にいな


かったのですが、経験上合っているはずです。









最後にイコライザー調整を行いましたが、フラットでも十分に音楽の元の形に近くなっていますが、


1ヶ所1クリック下げたところでベストな音になったそうです。




デモカーに付いている楽ナビもそうなのですが、ピュアコンであらかじめ音を合わせているので、イコ


ライザーの調整はほんの少しでもピークに良い音にたどり着きます。









ここからは長い追伸です。



今回札幌店と連絡を取りながら「もう少しコイルの巻き数を少なくして。」と

指示をしていたのですが、途中でふと20数年前にメーカー製のネットワークの

機械巻きしたコイルをそのまま使っていた時の事を思い出しました。



当時は『メーカーが巻いたコイルは絶対!』とか、『ネットワークに

手を入れるのはメーカーに失礼』とか思っていました。



ある日のこと、親しいお客様から「車を買い替えたらスピーカー位置が今までよりも下になって

ミッドからの中音が足らなくなったからネットワークの値が合わなくなったんじゃないの?」

と言われました。



それからしばらくして関西で行なわれたイベントにそのお客様と一緒に行ったのですが、

そこには当時コイル巻き名人と呼ばれていた人が作った車が展示してあって、

それを聴いたお客様が「自分が欲しいのはこの音なんよ。」と言われ、「井川さんもコイル

巻かんと、お客さんはお金ばっかりかかって満足出来んよ!」とも言われました。



そこでメーカー製のネットワークの巻きの多すぎるコイルをじわじわほどいて、

中音域のヌケを良くしてそのお客様の音を改善しました



それがきっかけでコイルほどきで音質アップというのがクセになり、今まで表現できない音を

再生する事が出来る様になりお客様も自分も喜んでいました。



しかし調子に乗りすぎて、ある日思いがけなくコイルをほどき過ぎてしまい、

元に戻らなくしてしまい、頭の中が真っ白に・・



ここで一発逆転とホームオーディオの自作ネットワーク用のコイルを買って来て入れようと

したら・・サイズが大き過ぎて入りません。



あれこれ考えてケースの中から外に出す事にして、オスメスギボシを付けたら簡単に

スイスイと交換出来る様になって、外付けの方が材質的にも良い音が出せると分かり

今の形の原型が出来ました。



更にあれこれ工夫していたらメーカー製のネットワークはツイーターのレンジが広く

取りすぎている事に気付いて、違うケースにパーツを入れて一から組み立てる事にしました。



この業界ではネットワークに手を入れて安価に良い音を再生する事はタブーとされていて、

それはこんな方法が普及すると量販店の様な技術の無い店で高額な商品が売れなくなる

からに他ありません。



それと自分がコイルを巻いたりほどいたりするきっかけを作った方は20年前に業界を引退されました。



最初はお客様に言われて嫌々巻き変えていたコイルが、今はこれでないと音は

表現出来ないと音造りも人生も良い方向に180度変わって、昔自分に苦言を呈して頂いた

お客様にはとても感謝しております。
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