明日へも知れぬ この我が身。
幼い私は それを知ることなく
幼い私は 光輝く時が悠久であるかのように
ただ安穏と人や社会に甘えていた。
誰しもが所有する人生の時間は
その人それぞれの限りがあり、
人は永遠でないことに気付いた時、
私は年をとった自分を知った。
愛すべき家族も
愛すべき友も
愛すべきあなたも
有限の時を生き、
幸せを追い求め、
ただただ 平和を願い、
ささやかな日常を過ごしている。
幼い私には気付けなかった
その日常のまぶしいことよ。
名も知らぬ人々の小さな善意
空に映える新緑の鮮やかな色彩
天からこぼれ落ちる暖かな光
あなたから贈られた優しい一言
その全てが キラキラと輝いて
私の時を豊かなものへと導いている。
今、有限の時を想い
美しい日常の息吹を記憶します。
そして、私からあなたへ
小さな時の安らぎを贈ります。
ほんの僅かな気配りや
ほんの小さな気休め。
ほんのちょっとの褒め言葉や
ほんの些細な手助け。
あなたの時が豊かになりますように
私の時が少しでも
あなたの心を満たしますように
明日へも知れぬ この身だからこそ
今、この想いを届けます。