PCオーディオとシルヴァンとオリジナルノーチラスを求めて 【後編】 | 喰らうオーディオ!!!

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オーディオの、オーディオマニアによる、ピュアオーディオのためのブログ。

PCオーディオとシルヴァンとオリジナルノーチラスを求めて 【後編】
喰らうオーディオ!!!-B&W オリジナルノーチラス 2
重量 ★★★   
年式 ★★★★ 
凄み ☆☆☆☆

※基本ざっくばらんですが、星のつけ方はこちら


さて、前編では主要なシステム紹介を行いましたので、今回はクレイジーな使いこなしと音の感想など色々とします。
前編はこちら


オリジナルノーチラスの隣にはスーパーツィーターが足されております。
キットヒットのスーパーツィーター
喰らうオーディオ!!!-KIT-ST1

かつてジャズ喫茶オスカーで行ったイベントで高額商品にも関わらず3個も売れたのが有名な話?ですがその一台がこちら。(この導入例って・・・)

こちらオンオフをやっていただきました。効き方としては音色というかエネルギーバランスが変わる効き方でちょっと華が出て高域よりのバランスになります。私は有りの方が好きですが、変化としては好みの範疇かなと思いました。


さらにオリジナルノーチラスの足回りに目を向けますと50キロのベースの下にも逸品館のベースやインシュがかまされています。

ハイエンドマニアはコンポネーントの組み合わせもしくはケーブルで詰める場合が多い印象ですが、かなりインシュもきめ細かに多用されてます。

かつ、サンシャインなど安価な製品もフォローしている点や複数の素材のインシュを組み合わせる辺りなどかなり検討されているな~と思います。

ボードも多種多様ですし、ノートパソコン用の冷却ジェルを筐体の鳴き止めに使うなどアクセサリーの使い方も総力戦ですね。



また、本体への改造に関してもかなりクレイジーじゃなくて・・・積極的です。ケーブルは画像にもあるとおり、白いものがぐるぐる巻かれてます。二重三重にノイズ対策としておこなれているとのこと。


ゴールドムンドにもぺたぺた貼ってます。
喰らうオーディオ!!!-ゴールドムンド 側面これはカワイソス。


AlphaDACのOPアンプ交換はもちろんのこと。さらに奥の手として内部配線もオーグラインに可能な限り交換しているらしい・・・。PC内部もオーグラインに交換しているというのですから大したものです。徹底してますね。



しかし、何といってもヘンタイじゃなくて・・・圧巻なのはルームチューニングです。
喰らうオーディオ!!!-シルヴァンの森
壁紙が見えないぐらいシルヴァンだらけです。画像撮り忘れましたがリスニングポイントの背面にもガッツリ配置されてます。

元々はサーロジックのパネルで埋め尽くされていたようですが、日東紡音響エンジニアリング
シルヴァンアンクをはじめとする製品群に惚れこみ埋め尽くさんばかりのリスニングルームになった模様です。

メカニズムの詳細はメーカーページにありますが、従来の吸音と反射ではなくランダムな音な散乱を狙った新しいコンセプトのルームチューニングパネルらしいです。


天井も色々張物がありますが、何といっても床が凄い。

サーロジック ギャラリーピラミッド/ジョセル
喰らうオーディオ!!!-サーロジック ギャラリーピラミッド

写真だとわかりにくいですが、これは平面ではなくて高さ9センチの立体です。

サイズで言うと
●サイズ : 1200mm×550mm×90mm
●質量 : 22kg

これが4枚あります・・・

歩きにくいって言うか。部屋に置くモノではないです。ちょっとした罠ですね。もはや忍者屋敷に近いです。
『歩くコツは山の上を通ることですよ。』と一生に一度しか貰わないであろう貴重なアドバイスを頂く。


自作やオリジナルの音響グッズも盛り沢山でしたので一部紹介します。

こちらはコーナーバスター系のアイテム
喰らうオーディオ!!!-コーナーバスター


さらにこんなものも。
テトラポッドのぬいぐるみです。
喰らうオーディオ!!!-テトラポットのぬいぐるみ

波つながりで、合理的な形をしているため利用しているとのこと。
オーディオに効くかどうか別にして、テトラポッドマニアっているんだと思ったり。
(←人のこと全く言えないですか、そうですよね。)


そして、こんなものまで。

等身大のイヌ(柴犬)の置物です。
喰らうオーディオ!!!-柴犬
『これを導入してから見違えるように良くなりました。チワワも試しましたが低音が出ませんね。』
・・・ということはもちろんない(爆)
これはインテリアだと思います。(たぶん)


ここまで対策した部屋の音響状態が良いかどうかですが、
独断と偏見で応えると、わかりません!

まぁ、デッドかライブでいったらほどよくライブなんでしょうけど。
それ以上のことは自分で創った訳ではないので素人にはわからんですよ(←ちょっと投げやり。)


そんなろくでもない感想はともかく。
肝心の音なんですが。


定位が超明瞭で、ピンポイントというよりハイレゾなんかでも見られる実在感のある音です。ハイエンドでも中々体験しないレベルだと思います。

極めて情報量が多く一音一音が分離しています。俗に言う鮮度が高い音。極めて聴感上のSN比が良く付帯音をほとんど感じない。エネルギーバランスとしてはやや高音側で、量感を出す低域は無く、嫌味の無いナチュラルな低音。

音量は中音派で、音量をあまり感じさせない滑らかな音ですね。

クラシックメインだからでしょうか?音は前に迫り出すタイプではないです。
どちらかと言うとオーケストラを整列させるような音場感がウリだと思います。
ロッドスチュアートのライブなんかも雰囲気が良く出てました。


特に最初に掛けていただいたジャズが端的にシステムの良さを表現していたと思います。
冒頭のトランペットがセンターに『存在』し、空間に浮かぶような定位なんですね。そこから、ベースが交ざるのですが静寂の中から低音が『ふっ』と現れる様が、その落差がなんとも言えない高い空間表現力です。

反面、克明な描写力が災いして70年代のロックとか録音がイマイチだと苦しいなと思う音でもあります。



結局のところ、部屋が良いのか?PCが良いのか?ノーチラスが良いのか?オーグラインが良いのか?全く不明ですが!?

プログレッシブでクレイジーなお宅でした。また訪問させてください。


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