腐ってやがる・・・ぷログ

オタク系海洋生物ぷログです。

ぷっとしたログだからぷログ。

時々、というか度々ネタが生えてきます。
最近はふなっしー依存気味。


テーマ:

今回の羊



環境問題はなぜウソがまかり通るのか3 (Yosensha Paperbacks)/武田邦彦

¥1,000

Amazon.co.jp



『環境問題はなぜウソがまかり通るのか3』洋泉社、2008年、武田邦彦



&



食糧がなくなる!本当に危ない環境問題 地球温暖化よりもっと深刻な現実/武田 邦彦
¥1,260
Amazon.co.jp



『食料がなくなる! 本当に危ない環境問題』朝日新聞出版、2008年、武田邦彦


捕鯨推進にもトレンドがある。最近のトレンドは、国内の自給率を増やす為に捕鯨をしよう、環境を破壊しないように捕鯨をしようという趣旨である。

そして、高名な武田邦彦先生もそれを主張しておられる。


『環境問題はなぜウソがまかり通るのか3』洋泉社、2008年、武田邦彦
略して『環ウソ』シリーズといえば、と学会の山本弘氏も本を一冊使って語るぐらい素晴らしい書籍で、思わず口から涙が出てしまう。
武田邦彦先生といえば、日本でも5本の指が入るのではないかというくらいのお方であるが、そんな武田先生が脈絡なく急に鯨の話を始めるようになった。

武田先生の文章は、実は少し読みにくい、これはおそらく私の毒怪力もとい、読解力が低い為であろうが、掴み所がないのである。


P137においては、紙のリサイクルを引き合いに出して、
「「私たち日本人は自国の森、畑、海を利用して生きていく」という根本的な思想を持たなければならない。」
…、まあつまり、紙も鯨も自国内で捕ろうよという主張である。
それ自体は悪くはない…、むしろ良い事だ、思わず拍子抜けしてしまった。

ただ、唯一鯨の件で気になる記述がある。


P134で武田氏によるとノルウェイ(原文ママ)が非難されないのは「私たちは鯨を取って食べます」という姿勢を明らかにしているからであるという…、そしてノルウェイの武勇伝もついでに記述している。
「ノルウェイの捕鯨船に対してもかつてシーシェパードが襲ったことがあるが、ノルウェイ側は反撃して、これを撃退している。」
そんな話は聞いた記憶もありません、シーシェパードの活動に関しては意外に資料が少ないのですが、唯一それに関連しそうな著述がありました。


『諸君!』2009年2月号『日本捕鯨VS環境テロリスト、南氷洋大海戦の帰趨』富阪聰
富坂氏が「海の治安維持に関わる人物」の解説として、シーシェパードの武勇伝…いや被害を記述している、日本だけではなくフェロー諸島やノルウェーにも妨害を仕掛けているのですが…。
「また日本と同じ捕鯨国であるノルウェーの捕鯨船を標的にした時には、ノルウェーの沿岸警備隊の巡視船アンデネスがシー・シェパードを砲撃したにもかかわらず、ポール・ワトソンはその砲撃に怯むことなく突撃していって巡視船に船ごと体当たりをくらわし、沈めてしまったこともあるのです。」
撃退する前に沈められていますね…。


また、P136では「紙のリサイクルで日本は「森林を利用してはいけない」としているのだから、」とある。
つまり日本は紙をリサイクルする為にわざわざ自国の森林を伐採していないそうです。



『「森を守れ」が森を殺す』新潮社、2000年、田中淳夫
P242
「正常な収入(林産物収入)では、人件費さえまかなえない。何百年と生きてきた天然スギを伐って得た金は、職員の毎月の給料にもならないのである。」


どうも我が国では国有林の財政が悪化しているそうで、
「要するに林野庁の放漫経営が招いたというほかない。林野庁の経営では「タダの木を伐って売っているのに赤字になる」のが実情だ
紙のリサイクルの為に森林を利用しない?、何処の国の話なんでしょうか。


ただ、武田先生は『環ウソ3』P131で人工林を利用する利点を説明している。それ自体は田中氏も指摘しているが…。
『「森を守れ」が森を殺す』P243
「天然林を伐採した跡地は、植林をして人工林にするのだが、金がないから世話もろくにしていない。これでは人工林が伐期を迎えても金になるかどうか疑わしい。今後、林産物収入は落ちることがあっても上がることはないだろう。」
うーん、武田先生、根本に問題があるみたいですよ。

とはいえ、捕鯨推進に関する武田先生の著述は他にあるから、そっちに移ろうか。


『食料がなくなる! 本当に危ない環境問題』朝日新聞出版、2008年、武田邦彦
武田先生は高名だから、何冊も何冊も何冊も本を書いておられるのであーる。


そして、この本では鯨が魚を食べた事が近海の漁業資源の減少の元凶としている
P117では捕鯨に反対する団体が年間五〇〇〇万トン、捕鯨を積極的に進めようとしている団体の数字は五億トンとしている(なお、P80では三億トンまでとしているが、二億トン増えた!)。
ちなみに、ここで出てくる捕鯨を積極的に進めようとしている団体とは同書籍のP119で武田先生に水産庁の天下り団体であることが暴かれている日本鯨類研究所である。


『疑似科学入門』岩波書店、2008年、池内了
P167
「逆に、企業や国や地方自治体寄りの学者の出した、企業活動や公共事業にとって都合の良い結果はすぐに信用しないことにしている。独立した第三者の調査を要求し、その結果を待ってからでも遅くないと思うのだ。」
そういう情報は薬害や公害の元になる事が多いので、疑ってかかった方がいいそうです。

ところが、天下り団体の数字を並べて、武田先生はこう言った。
P117
「そこで中をとってとりあえず、クジラが食べる魚の量は一年に一億トンということにしておきたい。」
中をとる根拠が分かりません…が、武田先生の快進撃はまだ続く。
「もし、クジラが増えて現在の五倍になったとすると、人間の食べる魚の五倍になる。」
今度は五倍に増える根拠が分かりません。



なぜクジラは座礁するのか?―「反捕鯨」の悲劇/森下 丈二
¥1,680
Amazon.co.jp


『なぜクジラは座礁するのか? 「反捕鯨」の悲劇』河出書房、2002年、森下丈二 
P60
遠洋水産研究所で海洋生態系の網の目(フードウィップ)をコンピューター上で数値化するモデリングの研究を行なっているというのですが…。
「試運転として、クジラがこのまま増え続けるシナリオをシミュレーションしてみたら、二〇年から三〇年でサバなどの大事な魚が、三陸沖海洋生態系から消滅してしまった。」


こちらでも似たような話になっているが、そもそも生き物には環境収容力というものがある。
「環境収容力とは何か。金魚鉢が大きければ大きいほど、多くの金魚が飼うことができる。器の大きさが同じでも、酸素を大量に供給したり、餌をほどよくたくさん与えたりすると、より多くの金魚を飼うことができる。ある海洋に魚が棲める器の大きさ、それを生態系の環境収容力という。」
『イワシはどこへ消えたのか』中央公論新社、2009年、本多良一P45より。

環境収容力の説明が分かりやすいので引用したが、これ孫引きかも…。
まあ、クジラに関しても環境収容力を超えて生息はできないのである。




イワシはどこへ消えたのか―魚の危機とレジーム・シフト (中公新書)/本田 良一
¥819
Amazon.co.jp


ただし、コンピューター上でクジラがこのまま増え続けるシナリオをシミュレーションする事自体は可能である、飽くまでも数値を走らせるだけならば…。
増え続けるという事自体が、クジラが死にもせず増え続けると言う破綻した内容
であるのだから、器の方が壊れる結果が出たが、実際には器…つまり周辺の状況が壊れる前に器から溢れたクジラの方に繁殖力の低下なり餓死なりの事象が起きるのである。

たとえば、クジラの環境収容力を決定する要素は、その環境の様々な要因であり、餌で競合する生物の存在もその要素である。


『食料がなくなる! 本当に危ない環境問題』P116では「クジラと人が魚を取り合う時代になる」とあるが、実際にはサメや大型魚類、アザラシなどの哺乳類、クラゲといった動物が魚を捕食しているから、正確には「クジラとオットセイとアザラシとクラゲとサメとカジキとカモメやアジサシ、ウなどの海鳥と人が魚を取り合う時代になっている」のである。
また、『ここまでわかったクジラとイルカ 実験と観測が明らかにした真の姿』講談社P119では「繁殖域の面積が個体数を制限している」と、つまり繁殖域に限界がある限り個体数にも限界があるという。


クジラだけが増え続けるというシナリオはコンピューター相手ならプログラムをいじればどうとでもなるだろうが現実にはそう上手くは行かない

クリックしてください、ほげえとさけびます。

             人気blogランキングへ


武田氏のために山本弘が書いた本




“環境問題のウソ”のウソ/山本 弘
¥1,260

Amazon.co.jp





いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事  もっと見る >>

テーマ:

腐ってやがる・・・ぷログ-何の虫?
この謎の虫の名前が、コウガイビルであることが判明しました。
コウガイというのは、公害ではなく、江戸時代の女性の髪飾りの名前らしいです。

そのことを犬くんに話すと
「郊外ビル?」

鉄道模型じゃねえ!

TOMIX(トミックス) ラウンドビルセット(ベージュ) 4049
¥1,360
オタクの電脳街 Yahoo!ショップ

ちなみに犬君曰く、うちの洗濯物の上にもコウガイビルがいたそうだ。

クリックしてください、郊外ビルが倒れてきます。

                 人気blogランキングへ
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

今回の羊



エコロジーという洗脳 地球温暖化サギ・エコ利権を暴く[12の真論]/副島 隆彦
¥1,785
Amazon.co.jp


『エコロジーという洗脳』成甲書房、2008年、副島隆彦+SNSI
第7章 洗脳の手段としての「環境映画」その正しい鑑賞法 須藤善直


前回に続いて須藤氏はあくまでも架空でしかない映画を元に、「水素エネルギーも大きな騙しだったようだ。」(P204)と始める。
こちらは鯨と違って専門外なので、突っ込みに留めるが、P209では「スペースシャトルを失敗させた水素エネルギー」という章になる。
P211
「そんなスペースシャトル計画の技術的間違いの一つが、液体水素を燃料として使ったことである。液体水素は扱いが大変難しく、蒸発しやすいのでどんな小さな隙間からも漏れてしまう。タンクも通常よりも大きく、重くせざるをえない。液体水素は良い機械の条件として松浦氏が挙げている「扱いやすい」も「安い」も実現できない。使う必要のない燃料であったらしい。ロケットの燃料ならば、ケロシンを使ったほうがずっと合理的だった。」


『ニュースの裏には「科学」がいっぱい』文藝春秋、2001年、中野不二男
実は日本のHⅡロケットにも液体水素をつかっているそうです。
P15
「液体水素と液体酸素は、兎に角こういう具合に、あつかいがまことにやっかいなのだ。にもかかわらずHⅡで採用したのは、効率がいいからで、その意味ではやっぱりコストパフォーマンスを重視した“商業用”なのである。」
ちなみに中野氏によるとスガッドBでは安価なケロシンを使っているそうで、こちらは安全なので「ヒョイヒョイと移動させている」そうですが、軍事用ミサイルのスガッドBに求められているのは、どこからでも発射できる事や速射性能で、スペースシャトルやHⅡのようなロケットには必要なかったりします。
あと、液体水素が漏れるのは蒸発しやすいからというより、分子の隙間から漏れるからで、映画「ゴジラVSデストロイア」でも一応説明されている事なんですが…。
兎に角、液体水素の使用がスペースシャトルの失敗要因というのは、誤りである。


須藤氏の文章は延々と水素エネルギーと燃料電池の批判が続く、P212ではソニア・シャーの『「石油の呪縛」と人類』を引用して石油から水素を作り出す前提の話をしているが、『ニュースの裏には「科学」がいっぱい』の「4 ガス会社が電力を供給する日」という章では、天然ガスの方が石油よりも容易に水素を抽出できるので、ガス会社が燃料電池を実用化して電力を供給するのではないかと言うことが語られている。
そもそも、この本でも『第11章 環境騒動に乗じてエネルギー自立を目指せ―天然ガス立国の夢を見る』で六城氏により地味にこの件に触れられている。
P311
「供給のコストさえ低くなれば、天然ガスによる合成メタノール、水素で動く燃料電池自動車などが普及する可能性も見えてくる。」


P214で須藤氏は
「こうした水素経済には、投資家たちの資金も大きく動いた。しかし燃料電池に関する技術的な問題が解決できずに、どの投資も失敗に終っている。今の市場の水素経済に対する評価は「詐欺」である。」
とまで言っているのだが…。映画「アポロ13」で故障して、乗員を窮地に追い込んだ機械は燃料電池である分野によっては既に実用化されているのである。
もっとも副島氏は「アポロは月へ行っていなかった」と断言しているのでSNSI的にはこの燃料電池はなかったことになっているのであろう


人類の月面着陸は無かったろう論/副島隆彦
¥1,680
Amazon.co.jp


最後に須藤氏は〔良い環境映画〕と〔悪い環境映画〕を評している。

〔良い環境映画〕より
『愛は霧のかなたに』
「実は私たちアジア人も、このゴリラたちと同じように観察されていることに注意。」

疑心暗鬼過ぎないか?。

『ソイレント・グリーン』
「私たちの未来は、避けがたくこのような世界になるだろう。」
どうも、避ける努力をする気もないらしい。


〔悪い環境映画〕より
『チャイナ・シンドローム』
「はっきりいって言いがかりである。ジェーン・フォンダらしい。」
だから映画は虚構だと…、主演女優がプロットを書いたわけでもないだろうに。

『皇帝ペンギン』
「ペンギンたちの社会を人間のように描くとんでもない偽善。」
気に入らないのは分からなくもないが、偽善というのも言いがかりである。

『アース』
「『ディープブルー』を海から陸へも広げたような映画。」
空にも広がってますが、何か?。
(渡り鳥の山脈越えが良かった)

そして、その私の大好きな『ディープ・ブルー』も餌食にされていた。


ディープ・ブルー スペシャル・エディション
¥4,441


P220
『ディープ・ブルー』
クジラが大量に魚を食べるのは自然のバランスを崩しているのだが、そんなシーンも無批判に美しく流されてゆく。」

無批判なのは、そんな事実がそもそも存在しないからである。
作品中で2度あるイワシクジラの大量捕食のシーンであるが、実はたった一回偶然に捉えた際に2度捕食したので編集で繋いで、構成している(飽くまでもこの映画は起こった出来事をそのまま流しているわけではない)。


『ディープ・ブルー パーフェクト・ガイド』東北新社、2005年
P8
「3000日間、カメラを回し続けた最後の日に、群れを追うイワシクジラの姿を撮影する事ができたんだ。」
と共同監督アンディ・ハイヤット氏のコメントである。
環境を壊すという以上は、よほど頻繁に起きていなければいけない事象である事は自明の理であり、そういう事象であれば、3000日も待たなくても撮影できるのではないだろうか。
まあ、鯨が魚を食べる事で自然のバランスを壊すなどという向きは、環境収容力のことも知らないと見るべきで、それは次回以降へ持ち越す。
というか、それが真の『トンデモ鯨食害論』である


『エコロジーという洗脳』
私たちは「エコロジーという洗脳」を疑い、警戒する ○序文 副島隆彦

P10
「私たち筆者陣の多くは文科系知識人である。文科系の立場から、この地球環境問題及びエコロジーに異論を唱える。この分野での優れた先駆的な環境問題学者である武田邦彦氏と槌田敦氏のお二人の現下の果敢な闘いに、私たちは声援を送る。お二人に連帯を表明し、その戦列に私たちも大きな決意をもって文科系知識人として加わる。」


副島氏に勝手に連帯を持ちかけられた、武田邦彦氏。

果たしてどうなるだろう、食害論+武田氏で次回へ続く。


クリックしてください、ほげえとさけびます。

             人気blogランキングへ
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。