久ぶりに録画しておいた「AVATAR」を観る。あいにく3Dではないが・・
とくに説明もいらない、キャメロン監督のリアルとCGの融合作品。
他作品同様、あまり現世界と遊離していない身近に感じさせるSF感の
キャメロンワールドが実写と仮想描写のボーダーに広がる。
物語はある惑星に埋蔵される鉱石を発掘するために、地球から軍に守られた
企業が進出。先住民との交渉役となるために、先住民の義体に脳内リンクされた
元海兵と先住民の女性との恋を中心に、地球人と先住民の戦いを描く。
と、これだけでも未見の方にも想像つくように、話は極めて単純。
冒頭の部分を見ただけでお話の進行はだいだい分かってしまうストーリーだ。
これでもか、これでもかとCGの満艦飾である。先住民の表情は俳優の
オリジナルの顔に極めて近く、CGということをいつのまにか忘れさせる。
中には宮崎駿のラピュタのような天空の島や、もののけのような命宿る
森などが登場し、ある意味では安心もするが「おおお~、すげエ~!」という
部分は少ない。けっしてオモシロクナイという意味ではないが。
アメリカインディアンを駆逐したアメリカ人の懺悔(キャメロンはカナダ)
か、自然保護へのメッセージか、そんなテーマにも特別深いものは
感じられず、徹底的に娯楽作品として仕上がっている。
そんなことよりオヤジが期待するのは、キャメロンが創造するメカやギア達だ。
エイリアン2のスペースマリンコ(宇宙海兵隊)の装備、ターミネータ自体のデザイン
アビスの小型潜水艇等々。ちょっとチープさも感じさせる、それが逆に近未来的リアリティ
を醸し出すキャメロンのデザインはオヤジのツボにはまっている。
今回はエイリアン2のパワードスーツを進化させたようなアーマードスーツ
やコンバットヘリなど相変わらず楽しませてくれる。
ただ、唯一プロップ化したダンウェッソン(???)以外のプロップ(?)は、ほぼCG製の
ようなのでリアル感は少ない。
それでも、これらのデザインはキャメロンならでは。
そんな単純に楽しめる映画として、世界興業収入記録を更新する。
だがこの大枚かけた娯楽作品として興業的成功を収めた反面、アカデミーでは
別れたカミサンの作った低予算「ハートロッカー」にウッチャラレタことを考えると
キャメロン旦那の胸中は如何ばかりか。
「ハートロッカー」は\1600評定だったので、興業成績に免じて1600円で痛み分け
どうだ!?!?