ハウルの動く城 の原作本を、買ってしまった。
ダイアナ・ウィン ジョーンズ, Diana Wynne Jones, 西村 醇子
魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉
ダイアナ・ウィン ジョーンズ, Diana Wynne Jones, 西村 醇子
アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉
・・・映画、すごく面白かったのだけど、イマイチ、物語の背景が分からず、呪いの詳細も分からず、なんか、スッキリしない感じも残ったので、原作でその辺りを補えれば・・・と思ったんです。
映画とは、全然違いましたね~。
面白かった。でも、買うほどではなかったなぁ。図書館で借りればよかった。

ネタバレ注意!!

あの、愛くるしい男の子マルクルが、マイケルと言う凡庸な名の少年で、恋愛までしちゃうとか・・・

動く城が、足で歩き回るのではなくて、空飛ぶ城だったりとか・・・

カカシとか、犬人間とか、あ~??これが元ネタ??・・・みたいな・・・


コレはこれで面白かったし、映画の分かりやすい二人の恋愛も良いけど、原作本の、ハウルとソフィーの恋愛はもっと違ってて、コレはコレでいいな~って思ったね。


分かってスッキリしたのも、たくさんあったよ。


マルクルは、どうしてハウルの動く城にいるのか?

映画では、弟子って言ったって、お手伝いもほとんど何もしてなかったし、魔法の修行もしてない、ただの可愛い男の子だったので、ハウルが居ない間、何してるんだろ?なんで、親元を離れてこんな所にいるんだろ?って、可愛いから好きだけど、かなり違和感があったからね。

マイケルがマルクルの元ネタだけど、マイケルはあまり魅力的じゃないから仕方ないな~と、妙に納得。


あと、呪いに関するものも、なんで荒地の魔女がソフィーに呪いをかけたのか?

荒地の魔女がハウルを追いかけてる時に、ハウルとソフィーが出会ったこと、たぶん、出会いの瞬間に、二人が恋に落ちたこと、ハウルとソフィーは不思議な運命(ハウルとカルシファーの契約にも関わっていそうな雰囲気?)で結ばれてること・・・などなど、それとなく、こうかな~って分かったんだけど、イマイチすっきりしなくて。

だけど、原作本は、もっと登場人物たちの運命が交錯してる感じで、呪いをかけいった理由も書かれてたけど、やっぱりよく分からなかった・・・私の頭が悪いだけか。


で、どんな呪いだったのか?

映画では、ソフィーが90歳のおばあちゃんから、だんだん若返っていったり、18歳に戻ったり、また老婆になったりと、姿がコロコロ変わる。

どうも、ソフィーの気持ちに関係してるふう?

ハウルに心を開いてると?心が通じ合うと?若返るみたいって、思ったけど。


あまり、原作でもその辺りがイマイチ分からなかったけど、どういう呪いって言うのは、あまり関係ないのかな?

ただ、小説では、呪いをかけられてる間は、一貫して90歳の老婆だった。

関節が痛いのとか、体の具合が悪いのは、ハウルがそっと魔法で治してくれてたみたいだけど。


それから、映画では、ハウルとカルシファーの契約の秘密ってのも、次元を跳んだソフィーが契約の現場を見て、契約に何らかの作用を及ぼし、契約の秘密も共有した感じになっていたけど、詳細はよく分からず。


流れ星(火の悪魔カルシファー)を捕まえ、契約をしたのは分かるけど


流れ星は地上に落ちると死んでしまうことや、死んでしまう流れ星を可哀想に思ったハウルが、同情心から心臓を与え、契約したこととか分かったよ~。


原作本は、呪いをかけられた詩や、それとない会話からのヒントで、契約の秘密を暴くので、面白かった。


おとぎ話のお決まりパターンで動いてる世界だってことで、原作本はその辺りをうまく生かしてて面白かったよね。


3人兄弟(姉妹)では末っ子は成功を約束されてる・・・とかね。


家族構成とか、ソフィーの家族の中での立場とか、人生を諦めてしまってる心情とか、知らなくても、映画でもなんとなく感じられたけど、知ってた方が、味わいが増すね。


ソフィーは三人姉妹の長女で、映画では妹が一人しか出てこなかったけど、一応、荒地に向かう際に、行かない方がよいという農家の人たちに「末の妹がいる」って言ってたのとか、先に原作を読んでた人だったら、「ふむふむ」と思ったんだろうね。

知らずに観たから、変な口実・・・くらいにしか思わなかったけど。



キャラは、映画の方が素敵♪

背景に戦争をからめ、メッセージ性も高い。


原作本は、ストーリーの面白さ、世界観などが秀逸。


似てるけど、全然違うものとして、それぞれに楽しんだ方が良さそう。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ, 西村 醇子

「ハウルの動く城」シリーズボックスセット


もう一冊の『アブダラと空飛ぶ絨毯』の方は、同じシリーズ物で、ハウルやソフィー、カルシファー、動く城が出て来るのだけど、主人公は全然違う人だし、アラビアンナイトとか、そっち系の世界。

これも、面白かったよ。

西洋風の魔法の世界と、エキゾチックな魔法?の世界がミックスされてるのが新鮮だった・・・

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石田 衣良
ブルータワー

石田衣良さんの本はできるだけ、ぜんぶ読みたい。

でも、 池袋ウエストゲートパーク とか、 うつくしい子ども とか、 波のうえの魔術師 とか、 LAST とか・・・

なぜか、恋愛物を読んだことがない。
そして、この本を、恋愛物と思って借りた。
そしたら、SFだった。

う~ん、私はあまりSFを読んだことがないので、面白く読めたけど、真のSF好きにはどうなんだろう?


なんていうのかな?

頭に癌ができてて数ヶ月の命、妻はそんな自分を見捨てて、自分の元部下の男と不倫をしていて・・・っていう状況の男が主人公。

なぜか、精神だけ未来の世界に飛んでしまって、脅威的な病気のせいで終わりかけてる人類を救っちゃうっていう、なんともすごいお話。

現実の世界では癌で、未来の世界では厄介ごとに巻き込まれて大変。

なのに、すごく頑張っちゃって・・・


石田衣良さんの本は、けっこう荒んだ物語が多いように思うのだけど、主人公はなぜか、前向きだったり人間的にまっすぐなヤツが多くて好き。

これも、そうだね。


今度、一回恋愛物も読んでみたいな。

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ダニエル キイス, Daniel Keyes, 堀内 静子
ビリー・ミリガンと23の棺〈上〉
ビリー・ミリガンと23の棺〈下〉

ずっと以前から興味があった本。



24人のビリー・ミリガン〈上〉 も読んでないのに、いきなり続編を読むって、本来なら避けたいところ。
だって、図書館になかったんだもの!!

でも、読んでみたら、大丈夫だった。

だけど、分かり辛かったな。
1人なのに、人格が何人もあるから、人格の1人なのか、誰か他の人の事なのか分からない。。。
上巻の最初の方に、各人格の紹介があったので、それを何度も読み返しながら読んだので、ストーリーを追うほうがおろそかになってた感じ。

さらら~と流し読みしてて、状況が読み取れないことが多かった。

読むのに時間もかかっちゃったし、疲れました。


実際の人物を取り上げてるから、普通の小説のように、起承転結や落ちがあるわけじゃないのも、読みにくさの原因かな?


アルジャーノンに花束を の方が面白かったな。
ま、比べるのもおかしいんだけど。
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石田 衣良
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉
石田 衣良
骨音 池袋ウエストゲートパーク3
石田 衣良
電子の星 池袋ウエストゲートパーク〈4〉

この三冊、一気に読んじゃいました。

あ~、面白かった。


『池袋ウエストゲートパーク』、ドラマが好きだったのだけど、原作も、ドラマとはまた一味違って、面白い。


登場人物が良いんだよね~。

良いヤツ、嫌なヤツ、情けないヤツ、救いようのないヤツ・・・それぞれに個性が際立ってて。

文体も軽快で、スイスイ読めるし、暴力的な場面は多いし、悲惨なストーリー満載だけど、どこか救いのようなものが残されて、読後感は良い。


その時々の流行や、事件、社会問題のようなのが、さらりと盛り込まれてて、あ~、あ~、あった、そうそう、懐かしい・・・みたいなのも多くて、親近感みたいなのを抱きやすいのも魅力かも。

清水 博子
カギ

myteeさん の日記で紹介されていて、面白そうと思って読んでみた。


なんか、すごいドロドロ、怨念みたいなのが、渦巻いてるなぁ。って思った。

姉妹がそれぞれに日記をつけていて、ただ、二人の日記の内容が列記されていくのだけど、

妹はウエブ上に公開してて、姉は通常の日記として書いてる。


まぁ、最近はブログなんて皆やってるわけだけど、ネットに公開してる自分と、他人から見た客観的な自分は違うってのは、当然だと思う。

だけど、それにしたって、この妹の日記は、すごい突っ込みどころがある!!

すごい見栄っ張りって言うか、壊れてる。


もちろん、姉も壊れてるんだけど、ネットに公開する意図で書かれてないぶん、ありのままの気持ちが綴られてる感じで、それが、妙にリアルで怖い。


最初、妹がネットにアップしてる日記に姉が気付き、覗き見、自分の日記でその裏を暴露し、あざ笑う感じ。

そのうち、妹が姉のパソコンを開き、日記を覗き見。

姉が日記を書くたび、自分のパソコンに転送されるように仕組んだり、妹も只者ではない。


姉妹そろって、お互いに日記を読まれてると知りつつ、続けるから、すごい!

でも、読まれてることを意識して、妙に意味のない関係ないことを書いたり、わざと悪意のある文章を書いたり、そこらへんの心境の変化が不気味で面白い。


物語の形態も変わってるけど、登場人物も変わってるし、複雑な事情もあるし、奇妙な居心地の悪さは感じつつも、怖いもの見たさで引き込まれちゃう感じかな?

『カギ』を読むだいぶ前に、
処方箋 』を読んだのだけど、これはさっぱり意味が分からなくて、気味が悪いということしか残ってない。
なんて書いていいか分からなくて、感想も書けなかったくらい。
不気味だし、居心地が悪い、落ち着かなくさせる話なのに、なんか、・・・なんかよく分からないけど、引っかかるなぁ。