エンジェル



著者: 石田 衣良
タイトル: エンジェル

ストーリーは、死んで幽霊になった男が、死の真相を探るという話。
面白かった。

死んだ自分を見下ろし、自分の死に気付くシーンから始まるのだけど、気付いた瞬間、自分の一生のハイライトシーンをもう一度みるところが、興味深かった。
結果がどうなるか、知った上での追体験なので、フシギな感覚。

あと、肉体を失った幽霊にできることが限られてるのと、出来るようになるまで訓練するのが、世の心霊現象の裏には、幽霊のこんな努力があるんだとしたら面白い!!って感じ。

自分の死の真相を探るうちに行き着く結末は、意外であるようで、うまく落ち着いたという感じでもある。
死んでしまってるくせに、主人公が、妙に前向きなところも面白い。
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著者: 江國 香織タイトル: 思いわずらうことなく愉しく生きよ

江國 香織さんは、好きだけど、ストーリー的には、この後、どうなってしまうのだろう??と、やきもきしながら読むことが少ない作家さんでもある。
この本は、違った。結局、どうオチがつくのか、ハラハラしながら読んだ。 『思いわずらうことなく愉しく生きよ』という家訓で育った3姉妹の話。
三人は、それぞれに家訓に従い、それぞれに自分らしく、自分の幸せを求めて生きている。

それぞれの恋愛や結婚、家族の結びつき、読みどころは満載だけど、一番、重みを持ち、心を揺るがされたのが、唯一結婚している長女の麻子の抱えるDV問題。
最初は、旦那の暴力をかばい、隠し、耐えていたのが、自ら行動を起こし、最後には立ち向かうまでになるんだけど、どうなってしまうんだろう?って、ハラハラ・・・。

この姉妹は強い。全然、違う生き方をする3人だけど、根っこは同じ。強く、まっすぐに、自らの生き方を貫く。

次女の治子も強いんだけど、この人は、強さを間違えてるんだなぁ。本当はそうしたいわけじゃないのに、生き方を変えられないばかりに、大切なものを失ってしまったような?

末っ子の育子は、変わり者。この子、すごく好きだな。

これから先も、彼女達は、彼女らなりの精一杯の生き方で、傷ついたりしながらも、強く生きていくんだろうなぁ~。

とっても素敵なお話でした。
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著者: 本多 孝好
タイトル: 真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-A



著者: 本多 孝好
タイトル: 真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-B

前から気になっていたので読んでみた。
こういう話、嫌いではないけど、感動するというものでもなかった。
う~ん、感想っていうのも特にないなぁ。
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火車

テーマ:


著者: 宮部 みゆき
タイトル: 火車

怖い話だった。
自己破産とか、借金による家庭崩壊とかをベースにした犯罪の話だけど、戸籍などのシステムの問題とかもあり、色々考えさせられる。
何が怖いって、もしも、身の回りで同じ犯罪が行われているとしても、気付かなそうで、どこかで起こっていても不思議ではないという感じがしたことと、借金地獄は案外誰にでも起こりうるのではないか?もしかしたら私にも?って感じたこと。