2004-12-02 07:59:10

やじきた学園道中記/市東亮子

テーマ:マンガ・本
心から敬愛するマンガ家の1人、市東亮子さん。
中でもダントツに好きなのが、この「やじきた学園道中記」です。

どこがいいのかって言われると、ひとことでは言い表せないくらいたくさんあるんですが、最大の魅力はやっぱり爽快感、でしょうか。
とにかく痛快なお話です。


主人公は矢島順子(通称やじさん)と篠北礼子(通称キタさん)。
ともに17歳。現役女子高校生です。

見た目はどちらも美しいんですが、やじさんが男受けしやすい「華やかな美女」なのに対し、キタさんは女受けしやすい「冷たい美少年」といった感じ。
性格も見た目に比例して、やじさんは涙もろい温情派、キタさんは冷静沈着な頭脳派です。

そんな2人の共通点は、バリバリの江戸っ子気質ケンカが滅法強いこと。
曲がったことが大嫌いな彼女たちの前に、曲がったことをする不良なんぞ現れた日には、結果は火を見るより明らかで・・(^^;

おかげで転校をよぎなくされる日々を送っていたわけですが、なぜか行く先々の学校でばったり鉢合わせしちゃう「くされ縁」な2人。

その腕をかわれて、ある学校から番長グループを解散させる仕事を依頼されたことから、やじきたコンビの本格的な道中記が始まるわけなんですが・・


とにかく戦います。
巻にもよりますが、1冊のうち半分は戦ってるんじゃないかと(汗)

ちょっとした不良から、ちゃんとした(?)番長グループから、玄人さんから、忍び関係者からと、手練れの人間たち相手に戦いまくりです。

そして勝ちます。

ここがすごいんです。

勝つんですよ!玄人さんにすら(汗)

ありえないなんて言ってはいけません。
ここは素直に2人の強さに感嘆し、酔いしれるのが正解です。
それができればとことん気持ち良くなれます。
保証します。

この2人ならそういうことも可能かも。
と無理なく思わせてしまう、妙な説得力のある世界観が、きっと大きく後押ししてくれるはずです。

きちんと独自の世界が描かれているので、変にウソっぽくないんですよ。
彼女たち以外にも、ウソのように強いキャラがうようよ出てくるんですけどね。
なんていうか、そこに生きている人々の息づかいが聞こえてくるような、しっかりした世界ができあがってるんで、違和感なく読めるんです。
少女マンガには珍しく、背景がきっちり描き込まれてるせいもあるのかな?

さらに、登場人物たちがみな非常に美形、かつ魅力的であることも大きなポイント。
美しいキャラは少女マンガには欠かせませんが、「やじきた」の場合、1人1人キャラが立っていて、作者に動かされてる感があまりない、と私、思うんです。

ご本人もちらっと書かれてましたが、昔から自分の中で暖めていたキャラが何人か登場しているので、その分性格づけがしっかりしてるのかもしれないですね。
そのせいで作者がひっぱられちゃったこともあるようですが(^ ^;

でも、それって「本物の証」なんだと思います。
そのキャラが本物だっていう証。
そのキャラが生きてるっていう証。
長年頭の中に住んでるキャラって、結構はっきりした自我を持つようになると思いませんか?
時に話しの流れを変えちゃうくらいに。

そんなキャラたちがしっかり生きてる世界。
そこで大活躍する天下無敵のやじきたコンビ。
彼女たちをとりまく、美しく魅力的な強いキャラたち。
ずいしょに溢れる江戸っ子らしい気っぷのよさ。
惚れたはれただけじゃない、骨太なストーリー。
シリアスな中にちりばめられたユーモア。

そんな世界にどっぷりひたる気持ち良さは、一度味わうと病みつきになります。
ひたりすぎると言葉遣いが若干影響受けますが・・
「おまえさん」とか
「するってぇと何かい」とか
めちゃめちゃ江戸っ子なしゃべり満載なんで(^ ^;
でも、慣れるとそこもかっこいいのよ♪

必殺シリーズとか、影の軍団とか、あの手の時代劇が好きだった人ならまず間違いなく楽しめるはず。
その手のパロディもあるし。
もちろん知らなくても楽しめますよ(^ ^

今年になって12年ぶりに続刊(23巻)が出たこともあり、私の中ではブーム再燃なマンガです。
文庫にもなってますから、もしまだ読んだことがない方は是非ご一読を!
2004-11-08 10:23:25

はじめて買ったマンガ、覚えてますか?

テーマ:マンガ・本
私は覚えてます。

私がはじめて自分でコミックを買ったのは、小学1・2年生の時でした(どっちかはうろ覚え・・汗)。

それまで読んでいたマンガといえば『小学○年生』とか、学校から定期的に配られる学研の雑誌にちょこっと載っているものくらい。
親や学校から与えられたものばかりでしたから、ストーリーがどうこうという意識はなかった気がします。
まあ、それなりにはおもしろかったんですけど、はっきりいって流し読みの域。
○年生に至っては気がついたら買ってもらう、程度のものだったんで、ストーリーなんかぶちぶち切れちゃってわけわからなかったし。

ところがなぜか、ある日突然マンガ本ってものにふつふつ興味が湧いてきまして。

「なんでもいい、とにかく何か“マンガ(=コミック)”を買おう!」と、友だちと連れだって古本屋さんへ行ったわけです。

しょっぱなからなんで古本屋かって、それは少ないおこづかいを有効に使うため。
当時からケチ経済観念の発達した子どもだったんですね(汗)

でも、なにしろ“ちゃんとしたマンガ”そのものを読んだことがないわけですから、何を買って良いのかさっぱりわからない。
自分にとってどういうマンガがおもしろいのか、その基準すらわからないんです。
なにしろズブの素人ですから(マンガの)。

そんなわけで、いろいろ立ち読むものの、これというのが見つからないまま時間ばかりが過ぎていきました。
友だちも同様だったらしく、2人してせまーい店内をウロウロ。外はすっかり夕焼けです。
困りました。

欲しいマンガはない、でも買いたい。
読みたいんじゃなくて“買いたい”んです。
今思うと変な心理ですね。
ほんの少し大人の階段を昇りたかったんでしょうか(^^;

そんな私が苦しまぎれに手にしたのが『どかどかドッカン先生』全2巻。

その名の通り、ドッカン先生と呼ばれる先生が主役のドタバタ学園物でした。
ひげ面にボサボサ頭、服もよれよれで風采の上がらないドッカン先生。
だけど人柄はとてもよくて生徒たちには人気・・というくらいしか記憶にない(汗)

それじゃネタにならないなー、とダメ元でググってみたところ、意外にも情報がありました。
ネットってすごい。
私の人生の中で「ドッカン先生」の名を口にした人は今まで1人もいなかったのに・・

さらに意外な事実も発覚。
著者:望月あきら。
なんと『ゆうひが丘の総理大臣』を描いた人でした(◎_◎
さらには『サインはV』のマンガ担当(原作は神保史郎)でもあります。

どちらも懐かしのドラマ特集では必ずと言っていいほど登場する伝説の名作。
その元になるマンガを手がけた人だったんですね。
もしやすごい人だったのか?と感心することしきり。
『ドッカン先生』はかなりマイナーらしいけど(^^;

あらすじとしては、お寺の住職の御曹司がどうしても教員になりたくて、変装して僧侶と先生の1人2役を演じ分ける・・というお話だったようです。(詳細はこちら

言われてみればそんな気も・・
で、正体がばれそうになってハラハラしたりもしたような。
うん。だんだん思い出してきた♪

なんだか無性に懐かしいです。
当時それほどおもしろいと感じなかった気もするけど(失礼・・)、もう1度読んでみたいなー、と思う今日この頃。
古本屋さんでものぞいてみますかねぇ。
でも、もう1つ衝撃(?)の事実が発覚。

『小学○年生』に連載されていたらしい・・_| ̄|○

しょせん○年生の呪縛からは逃れられてなかったのね(汗)
これじゃ孫悟空ですがな・・ウッキー ⊂((〃'⊥'〃))⊃

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