朝倉 勇の独りごと—27 2008年10月5日(日)
テーマ:ブログ
アメリカの金融破綻、
本質は何だとお思いですか?
金融業の破産に、国民の税金を使う
「サブプライムローン」の破局に端を発した
米国の金融破綻。米国政府は最大75兆円という
巨額の公的資金(国民の税金)を拠出する法律を
成立させ、対応しようとしています。
破綻した証券会社リーマンブラザーズには
公的資金を拠出せず、保険会社AIGには国民の税金を
注入。その他、市民には不可解なさまざまな手法。
経営不始末で破綻した金融業をなぜ国民の税金で救うのか。
多くの市民はプラカードを掲げて抗議のデモ行進。
市民、生活者の正直な気持だと思います。
金融企業に倫理観はあるのか?
日本でバブルがはじけ金融業が危機に陥ったとき
「税金を金融企業救済に使うな」という抗議デモは
起きませんでした。市民意識の違いでしょうか。
そして、巨額の公的資金(国民の税金)で立ち直った
日本の金融業は、いま好調の様子です。でもそれが
国民の税金のおかげだったとの認識は
どのくらいあったでしょうか。あるでしょうか。
国民に感謝した銀行はあったか?
業績を回復したどの銀行が、あのとき
国民に対して感謝を公に表明したでしょうか?
心ある経営者ならば、倫理感のある企業ならば
「国民の皆様、皆様の税金を使わせていただいた結果、
借金を返済でき、立ち直ることができました。
まことにまことにありがとうございます。」
というお礼の挨拶を、新聞広告などを用いて
公表するのが礼節というものではないでしょうか。
お礼は政府と役所にだけして、国民には
礼儀を尽くさない。倫理観が欠如している。
というのが、ぼくの率直な思いです。
市場原理主義の破綻ではないのか?
さて、米国の今回の金融業破綻とは
「市場原理主義」というシステム自体の欠陥であり
不全を起こした病気なのではないのでしょうか。
金さえ儲かればどんな金融商品を売りさばいてもよい。
という金融資本主義が自らのシステムで穴に落ちた。
そうはいえないでしょうか。であるなら
失敗した企業がすべての責任を負うべきでしょう。
国が(国民が)救済する必要はないはずです。
米国は、世界各国に巨大な損失を与えています。
ほとんど犯罪に近い、ともいえそうです。
国際的な犯罪行為。まるでテロ攻撃のようです。
それに対して「抗議」の声が聞こえません。
世界の良識も死にかけているのでしょうか。
金融資本主義が人間を壊している
一方、このパニックは買い物のチャンスとばかり
破綻した獲物(企業)を買取ったり、出資を狙う
世界の金融資本が目を輝かせています。
安くてお得な買い物だというわけです。
どこまでも「金儲け」の動きです。
こうして、金融資本は人びとの心を乱し
思いやりのある健全な社会づくりを妨げます。
人間の幸せを考える新しい経済学や金融システムは
開発できないのでしょうか。
このままでは、人間の破壊はますます進むでしょう。
人間社会の秩序を回復するには
安心、喜び、希望のある人間社会は
どうすれば創り出せるのでしょうか。それは、
きっと、人の考え方の根本を考え直すことしか
ないのではないでしょうか。
ぼくが参加しているNPO では、その基本を
考え、呼びかけることから活動を続けています。
ホームページをご覧いただきたく思います。
NPO PLANT A TREE PLANT LOVE
同じテーマの最新記事
- 朝倉 勇の独りごと―26 あのパンダの… 06月25日
- 朝倉 勇の独りごと―25(その1) 2… 06月02日
- 朝倉 勇の独りごと―25(その2) 2… 06月02日








