【No.155】FmΘとパッティング | ゴルフスイングを美しくして障害を防ぐRIPS!!(リップス)のブログ

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ゴルフトレーニングに人生をかけた理学療法士資格を持つパーソナルトレーナー、中村直樹のブログです。
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ここではゴルフに関する最新のエビデンス(科学的根拠)を紹介します。

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frontal midline theta(FmΘ)の高い活動よりも低い活動の方がパットの結果が良好。
Kao et al.2013

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《中村の解釈》

 

脳波の研究です。

 

集中力や注意の指標となる脳波をfrontal midline theta(FmΘ)と呼ぶそうです。

 

リラックスしている時はα波、活動している時はβ波、興奮している時はγ波、

 

うとうとしている時はΘ波、眠っている時はδ波というのが一般的かと思います。

 

FmΘは正中前頭葉、つまり頭の前の方の中央部分から、

 

眠い時に出るはずのΘ波が集中している時に出現するようです。

パッティングなんて高い集中力を必要とする作業ではFmΘが観察されるわけですね。

 

今回の研究では活動が高ければ高い程良いのかというと、そうではないとのことでした。

 

これは覚醒水準とパフォーマンスの話でもよくある通り、

 

適度に集中している時の方が結果が良いというのに似ています。

 

例えばものすごく眠い時に100mを走ってもベストタイムが出るわけがありません。

 

一方、入れ込み過ぎと表現されますが、

 

気合いが入りすぎて結果が出なかったということもよくあります。

良い結果や悪い結果が続くとどうしても興奮してしまいますが、

 

それを上手く冷静にコントロールできるようにしなければならないということですね。

 

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