スポーツ心目線

サイコスポーツ株式会社渡辺のブログです。


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1980年の文献に「正眼者」という表記を見つけた。視覚障害児の運動機能に関する論文で、健常児のそれと比較したもの。晴眼者を当たり前に使っていた私にとっては少し驚きだった。確かに「正しい眼」と解釈し、その逆の意味を考えると問題ありだと感じる。しかし「晴れ」の逆の意味を連想してもそこに満足する平等性は生まれないような気がするのだが。

 

一昨年受託した福岡県障害者スポーツ活性化事業。「障害者」か「障がい者」で統一するか議論になった。最終的に厚生労働省にあわせて漢字表記で落ち着いた。ある新聞記者に確認したところ社内で統一されておらず、記者の判断に任されているそうだ。報道の内容や空気感を考慮して使い分けることもあるらしい。「害が漢字だろうがひらがなだろうがどうでもいい」と言い放つ知人の車いすテニスの選手を思い出す。私も同感だ。

 

 

木曜日は視覚特別支援学校の講義で、この時期テーピングの練習をしている。真っ直ぐテープを切れなかった生徒も随分上手になってくる頃だ。講義の中で「5mm~10mmくらい」と伝えると、「わたしミリとかセンチとか全然わからんのよね…」という声が私の耳に入った。一瞬ミリという表現を避けて別のもので伝えようかと思ったが、彼女の小指の爪の幅を測ったらちょうど1cmだった。右手で左小指の爪を掴ませ、「これが1cm」と伝えると、「え?たったこんだけ」と笑った。

 

長さの概念を共有しようとする際、ミリを使うことは失礼にあたると考えるかそうでないか。障害者に関連する表記もこれと同じように感じる。視覚障害者の彼女に長さをセンチで伝えることは非礼ではない。センチだと分からないんだと結論づける方が間違っている。

 

来週彼女に言ってみます。

「10cmの長さで切って」

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