*・・ココロのビタミン・・*

今日は、お天気に恵まれ、日差しも強い1日となりましたね。
みなさま、夏バテには気をつけて下さいませキラキラ


教育機関やクリニックなどで、カウンセリングをしていて
子育て中のママから、よく受ける相談テーマのひとつが発達障害に関することです。
成人された方の相談の中にも、発達障害関連のものが時々ありますので、
早い段階でのご相談は、早期対処ができるという意味でも
とてもやりがいを感じます。けれど、子どもをとりまく様々な方々の協力が必要となるので、
難しさを感じることもしばしばあります。
以下に、発達障害について、考えていることを綴ってみたいと思います。ブーケ1


発達障害は、脳の何らかの機能障害に起因しているとされています。

幼稚園~小学校に在籍時に発達の遅れや

歪みという形をもって現れてくることがあります。


自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、

注意欠陥多動性障害、学習障害などは、

発達のバランスが悪いために、日常生活で何らかの不適応

が生じてしまいます。保護者の方や先生方が、

子どもと同じように注意しても、なかなか行動を改められないことで
気がつくケースも多いのです。

知能は普通かそれ以上。そういったケースの場合、
できるのにやろうとしない、しつけが悪いのでは?
やる気がない子ね、と誤解されて、叱られてしまうことも。

けれど、子どもにとっては、「禁止」ばかりでどう振舞えばよいのか
示されないために、不適応行動を続けてしまうこともあるのです。

発達障害の子どもには、暗黙の了解が通用しにくいわけです。
こんなこと、言わなくてもわかるでしょう?が通用しません。

先生や友達との関わりの失敗を繰り返してしまうと、

子ども自身の心を深く傷つけてしまいます。

それに、いつも叱られていると、集団の中での居場所を失いかねません。


社会的な注目を集めた少年犯罪を調べていくと、

○○は、発達障害だったのではないかと

指摘さ れることが目立ってきています。

障害に気づかれる機会が乏しいか適切な環境に恵まれなかったことで、

犯罪を起こすまでに至ったと考えられます。


また、大人のカウンセリングをしておりますと、

子ども時代の不適切な対応が続いてしまった結果として、

失敗経験の蓄積によってひきこもり、反社会的な対象への

こだわりの固着、根強い不信感や居場所の喪失など

のリスクがあることを実感しています。


発達障害であっても、子ども時代の
大人の関わり方の工夫次第で、
集団適応は、かなり大きく左右されます。

これはダメ!と禁止ばかりではなかったか?

こういうシーンでは、どうすべきかシンプルに具体的に伝えていたかどうか。


望ましい価値観とは、成功体験を通じて形成されるものです。ブーケ2


社会で、発達障害を持つ方に、成功体験をしてもらいやすくするためには、

発達障害に対する認識が高まることが、まずひとつの課題となります。

そのため、教育機関などで講演会なども行ったりするのですが、

毎回、「もっと早く知りたかった」と言われます。


育てにくい子どもを抱える保護者の方は

とかく無力感に陥り孤立しがちでもあります。


適切な対応を学んでもらい、同じ悩みを共有する仲間とのつながりを大切に、

育てる側の精神保健に配慮したサポートがもっと広がっていくと

良いな、と願っています。


発達障害のある子どもたちと共に生きるということは、
正解に近づくことでも、正解を探し出すことでもなく、
たくさんの矛盾や、自己不全感や欺瞞性への戸惑いを
抱えながら、不確実に生き続けることでもあります黄色い花

点それは、相互依存性を赦しあい、相互交流を積み重ねながら、
未知の世界に向かって歩み続けることも意味しています。

発達障害について、理解はしているものの、教師や
親として、実際に子どもと向き合っているとついイライラして
しまうこともあるかもしれません。
けれど、日々の思わしくない対応が蓄積されてしまうと、
子どもの人生も左右しかねません。

*・・ココロのビタミン・・*


発達障害は、その子どもが発達の途上において、
特定の領域に、社会的不適応の問題を起こす可能性が
出てきているということだけです。

それをサポートしようとするシステムは、存在はしていますが、
残念ながら上手に活用出来ているケースは少ないのが実情です。
これから、発達障害を理解し、適切な対処で、
子どもの能力を伸ばしていってもらいたいな、と願っています。

例えば、ADHDの子どもの中にも、能力がある子はたくさんいます。
エネルギッシュ、おもしろい、自己主張ができる、
よく気がつく、想像力がある、熱中すると集中力がとても高い、
思いやりがある、いつも考えているなどです。
どの能力が優れているかは、人それぞれなのですが、
得意な部分を伸ばしていけるといいな、と考えています。

不注意優勢型と多動性ー衝動性優勢型、混合型など、様々ありますが、
学習も、それぞれの状態に合わせて工夫したり、環境をととのえてあげれば
気が散る割合が減り、授業中も有意義に過ごせるようになりますラブラブ

私が、関わった発達障害の子どもの中には、芸術的才能に秀でている人もおり、
ある人は、芸術系の大学に進んだり、プロのアーティスト目指して、がんばり中の
学生さんもおります。小学生の頃は、先生たちも保護者の方々も
大変な思いをしていた頃もありましたが、
いろんなことを乗り越えて、現在は、自分の道をみつけて前進中。

そんな姿を見ると感慨深いですブーケ1 現在、子育て中で、
子どものクラスのお友達で気になる行動をする子がいる場合も、
当事者ではなくても、ぜひ、発達障害について知ってもらいたい。
発達障害について知っている人が少しでも増えることで、
きっと、誰かが救われる気がするのです。晴れ


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