みなさま、こんばんは。
南部モロッコのケラアムグナで摘んだ薔薇の莟を、窓辺に飾っているのですが、
久しぶりに手に取ってみたら、まだまだ香りが残っていました。
ダマスクローズの香りは、長持ちしますねローズ

~モロッコの薔薇のお話~

モロッコでは、毎年5月初旬から自生したピンク色のバラが咲き乱れ、
農家の女性や子どもが家族総出となってバラのつぼみを摘み取ります。



朝摘まれたばかりのバラからは、高貴な香りが漂い、
しっとり、なめらかな手触りでした。

幾重にも重なった花びら一枚一枚が生命力を主張するかのような
甘い香りは、気持ちを晴れやかにしてくれるものですね。

ブルガリアでは、バラを摘む際に細心の注意を払って摘み、
ビニール袋に入れた薔薇はそのまま蒸留釜に入れるのですが、
モロッコでは、蒸留釜に入れる前に仕分けをするようでした。
例えば、固い蕾はドライローズ用に仕分けします。
開きかかった蕾は手のひらで軽く回し開いて香りが出やすいようにし、
茎からは苦味が出てしまうので、茎は切り取るのです。

枯れた花、痛んだ花、葉は一緒に蒸留しないのでゴミ箱へ、と
単純そうで、瞬時の判断力が要求される作業です。
工房で働く方達は、スピーディーに選別しながらも、
バラをとても大切に丁寧に宝物のように扱っていました。

また、乾燥すると香りが飛んでしまうので、
工房では、風や 光が入らないように心がけているそう。



これはドライ用に選別されたローズです。
花びらは細かく粉状にし、コスメ等の原料になるそうです。


選別作業が終ると、ダマスクローズは、その日のうちに蒸留されます。
そうすることで、芳香成分が一番高い状態のエッセンスが抽出されるのです。

バラの収穫時期は24時間体勢で選別・蒸留作業が行われるのだそう。


頑張ったご褒美に(?)
薔薇祭りのときには、夕方頃からは、音楽が演奏されたり、
馬のショーでもあるファンタジアがみれたり、
みなさん、リラックスして楽しい時間を過ごしていました。
バラ祭りは、直前に開催日を告知されますので、
基本的には地元のお祭りのようでした。
会場では、日本人が珍しかったのでしょうか。
子どもたちや女の子たち(学生さん)から、声をかけられたり、
ニコニコ笑いかけてくれました。


ちなみに、モロッコのダマスクローズは、この美しい川をわたったところにありました。
ブルガリアのように広大なものではなく、
野菜や果実を育てる畑と畑の間に垣根のようにバラが植えられています。
農家の人にとってバラ栽培は副収入という位置付けで、
ブルガリアが国立研究所があるほどには、
色々と研究されたり、工夫されたりもしていない様子でした。
ですが、エコサート等のオーガニック認証を受けている工房がほとんどです。


基本的には、普段は、畑を守るための防御手段としての役割を保ちながら、
バラの開花時期には現金収入をもたらす、貴重な存在なのでしょう。
栽培量はそれほど多くはないため、モロッコはオイルよりも
ローズウォーター製品が多い印象でしたブーケ2
このローズ製品は、モロッコ伝統の蒸し風呂“ハマム”でも、よく使われています。
ハマムではサボン・ノワールと呼ばれるジェル状の
黒い石鹸で体を磨いた後に、
モロッコのハーブ、ローズウォーター、ガスールクレイ、アルガンオイルなどを
使った伝統的な美容法が行われているのです。

モロッコでは、アルガンオイルにローズの精油が希釈されているオイルや
クリームが販売されていました。ローズオイルは、保湿効果
抗菌作用、血流改善(毛細血管を広げる)などの作用もありますので、
自律神経を整え、幸福感を高めてくれますので、使い続けると
よいことがたくさんあると思います。ヘアケアにも有効で、
シャンプーやコンディショナーにローズの精油を加えると、フケ・抜け毛予防にも◎


普段使っている、精油も、こうやって生産地を訪れ、
地元の方々が大切に植物を育て続け、
工夫をこらしながら、蒸留している姿をみることで、
よりありがたさを感じますね。

もう早いもので、10月。
今年もよい1年だったと思えるように、過ごしたいですねブーケ1

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