*・・ココロのビタミン・・*

みなさま。こんにちは黄色い花 今日は、心のケアに関するお話です。


メンタルクリニックにてカウンセリングをしていた際、

抗うつ薬を処方されたうつ病の患者さんの中には

本当によく効き改善に向かう方もいらしたのですが、

それは全体の約3分の1くらいということを感じていました。

 

そこで、精神科医からは、抵抗性のうつ病患者さんに対し、認知行動療法などの

心理療法をしてほしいとオーダーが入ります。

 

一番、ドクターからの依頼が多かったのは、認知行動療法で、

うつ状態が改善された事例が(私のクライエントさまをみても)数多くあります。

 

医師による薬物療法を補う形で、認知行動療法、そして、

アロマによるセルフケア、身体のリラクセーションケア

を組み合わせて行っておりましたが、それがとても良かったように感じています。

 

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さて、このような私の個人的な見解を裏付けてくれるような研究を

されている先生がおりましたので、ご紹介したいと思います。

英国のBristol大学のNicola Wiles博士は、

 

抗うつ薬による治療を6週間以上続けても

改善が見られない成人469人(18歳~75歳)を

 

1抗うつ薬による通常の治療を継続するグループ

2通常の治療に加え認知行動療法を受けるグループに分け

12ヶ月間追跡しました。

 

その結果、6ヶ月後のうつ症状の改善率は、

前者で22%、後者では、なんと46%に!

 

この結果は、12ヶ月後にも同様の傾向がみられたのです。


 

これまで認知行動療法が、薬を服用していないうつ病の患者さんにも

効果があるということは知られていました。

 

今回の研究で、抗うつ薬抵抗性うつ病患者の方を被験者に、

 

通常の薬物療法に認知行動療法を併用し、その場合の有効性があるのか

ということを調べたことで、抗うつ薬で効果がみられないうつ病の患者さんに

認知行動療法を併用すると有意な改善が望めることが明らかになりました。

 
*・・ココロのビタミン・・*


しかし、Nicola Wiles博士は、認知行動療法は、金銭的に余裕のある人しか
受けられない国が多いことを指摘しています。英国では、抗うつ薬で改善が
見られない患者さんの多くは、このような精神療法を受けてはいません。

米国でも、過去12ヶ月間に、何らかの精神療法を受けたのは、

うつ病の患者さんの4人に1人しかいないと指摘しています。

日本でも、本当は、この方は、認知行動療法などを併用された方が
良いな、と思う患者さんでも、金銭的な理由から、薬物療法のみを
選択されている方もいらっしゃいました。また、失業などが原因で、
カウンセリングが続けられなくなった方もおり、どうされているのか
心配な患者さんもおりました。。

心の病気は、人生を左右し、社会に対する影響も大きいものです。
専門家による心理的なケアが、
必要とされている方一人一人にマッチする形で受けられるような
体制が整うと理想的だな、と感じていますブーケ1


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