2006-06-13 14:59:19

恐竜には脳が2個あった?

テーマ:心理学 (成長・発達・老い)


子供向けの心理学の本に書いてあった。

「科学者の中には恐竜には脳が2個あったと信じているものもいます。頭に一つ、尻尾に一つです。恐竜は体が大きいので、頭の脳と尻尾の間を神経信号が行き来すると時間が掛かりすぎるので、尻尾にも脳があったと考える科学者もいます。」


そんなの初めて聞いたよ。

近所の子供に心理学を教えているつもりでも僕自身が学ぶことも多いなぁ。



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引用元:bruun the brain what it is what it does

Dr. Ruth Dowling Dr. Bruun, Bertel Bruun, Peter Bruun
The Brain: What It Is, What It Does (Greenwillow Read-Alone Book)
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2006-05-24 01:10:11

加齢で衰える感覚

テーマ:心理学 (成長・発達・老い)

acuity test

人間の体は加齢とともに特定の能力が著しく衰える。この研究者はそれを人間の五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)に対して調べている。


視覚で衰えるものは遠距離視力(far acuity)、近距離視力(near acuity)、立体視(stereopsis)、輝度知覚(コントラスト感度, contrast sensitivity)、視覚探索(visual search)、有効視野(UFOV, useful field of view)、照り返し(glare)、その他に色の知覚など。詳しい数値付きでよく資料を揃えている文献だな。


ちょっと驚いたのは、近距離視力の加齢による低下。近距離視力ってのは30cmくらいの近距離の文字を読む検査。近距離視力だと30歳くらいでは平均で視力1.2くらいなのに、60歳くらいではすでに視力0.4くらいにまで下がってしまう。これだと新聞とか読むのもつらいだろうなぁ。ただし矯正視力(つまり眼鏡など付けた状態)では加齢しても視力1.0くらいになれる。


普段、僕らが学校で測ってもらうようなのは遠距離視力といって4メートルくらい離れたところから文字を読む検査。遠距離視力だと30歳くらいでは視力0.8くらいが平均で、80歳くらいになっても視力0.6くらいで殆ど衰えはない。これは車を運転中に何メートルも離れた標識を読むような場合だな。


まとめると、衰えが急激なものと緩やかなものがあるので、老人向けに何かをデザインする場合には的確なデータを使うと良いね。老人向けに印刷物をデザインするなら近距離視力のデータを使うべきで、衰えの緩やかな遠距離視力のデータを使ってもあまり妥当性がない。更に遠距離視力のデータのほうが入手しやすいけどね。


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元の文献:

Frank Schieber (1992) Aging and the senses. p.251-306. この文献はこの本から。

James E. Birren, R. Bruce Sloane, Gene D. Cohen
Handbook of Mental Health and Aging

検索キーワード: 心理学、知覚心理学、認知心理学、老人学、 生物心理学、ヒューマン・ファクターズ心理学、エルゴノミクス、老人学、ウェブ・デザイン、verdana, log graph, cognitive psychology, psychology, gerontology, web design, human-computer interaction,  知覚 視覚 コントラスト感度 contrast sensitivity spatial frequency 色弱 空間周波数 老化 若者 一般
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2006-05-18 04:04:22

3歳以下へのテレビは良くないけれど、現実問題として使えるかも。

テーマ:心理学 (成長・発達・老い)

ericahill

CNN(ニュース放送局)でエリカ・ヒル(写真)の番組が幼児向けのテレビ放送についてうまくまとめていたんで紹介します。


最近、3歳以下の幼児を対象としたテレビ放送「BabyFirstTV 」が開局した。この放送局では24時間、幼児向けの放送がコマーシャル無しで見られる。しかし幼児のテレビ視聴はいろいろな悪影響をもたらすと言われているが、専門家の意見はどうだろう。


反対派:マイケル・リッチ博士(Michael Rich)

「テレビを見る量と肥満や健康問題には密接な関係があります。子供にはテレビを見せるべきではありません。更に2歳半以下の子供はテレビからは何も学ばないか、学ぶとしてもごくわずかという研究があります。子供に必要なのはテレビではなく人との相互交流です。粘土などおもちゃのほうがずっと安くて利点もあります。」


賛成派:カミール・チャッタージー(Camille Chatterjee)、雑誌「Parenting」編集者

「テレビが幼児に悪いことには賛成です。人との相互交流が幼児にとってより大事なことにも異議はありません。しかし現実問題として、親がシャワーを浴びている時など、テレビが使い勝手が良いんです。そんな時に暴力的な番組や肥満につながるような粗悪な食品の宣伝入りの番組を見せるよりは、こういった幼児向けの放送局というのは重宝されます。」


というのが両者の主張の趣旨だったと思います。まとめると

1.テレビを見る時間が長いほど肥満につながる。

2.暴力的な番組をみる子(の一部)は暴力的な行動をとるようになる。

3.食品の宣伝は肥満につながる。

4.少なくとも2歳半以下にテレビを見せるのは良くない。

5.テレビよりも、人と接することの方が子供にとっては大事。



これだけスムースな議論も珍しいね。CNNの人選も段取りもすべてパーフェクト!ただ、話が速すぎてちゃんとノートが取れなかったんで細かい間違いがあるかも。間違っていたら失礼。

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関連する過去の記事:
3歳までのテレビは学習能力低下。それ以降は学習促進。 (しんりの手)


テレビを見るといじめっ子に 。(しんりの手)

近視は生活習慣から (しんりの手)

テレビは年間2万人を殺す-ドイツ (しんりの手)


検索キーワード: 心理学、 テレビの弊害、社会心理学、発達心理学、児童心理学、

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2006-05-04 10:48:49

バッファロー理論と脳細胞と縦断研究

テーマ:心理学 (成長・発達・老い)


ある程度のアルコールの摂取は長生きにつながるというのは、いくつもの研究が示している。その理由を面白く説明しているのを見つけたので紹介するよ。


テレビ番組「チアーズ」でクリフが説明する。

「バッファローの群れの中で最初に狩られてしまうのは一番遅くて弱いバッファローなんだ。しかしこの自然淘汰は群れにとっては実は良いんだよ。遅くて弱いバッファローが自然淘汰されることで、群れ全体の移動速度が上がるんだから。

同じことが人間の脳にも言える。アルコールの摂取は脳細胞を殺すが、適度な摂取は遅くて弱い脳細胞を殺すんだ。この間引きによって飲酒人の脳は速く、効率が良くなるんだよ。」


あんまり科学っぽくない説明だ、とか思うでしょ。でもこういう現象は心理学ではよく起こるんだよね。


縦断研究(longitudinal study)というのがある。これは、同じ年(例えば1920年)に生まれた人を1000人くらい集めて、彼らを何十年にもわたって追跡調査する方法。そうすると彼らが年を追ってどういう変化をしていくかがわかる。


縦断研究の問題点は脱落率(drop-out rate)が高いこと。さらにこれは別の問題も誘発する。脱落せずに研究に参加し続けてくれる協力者というのは平均的な人ではなく、より健康で、より教育された人たちになりやすい(Helen L. BeeThe Journey of Adulthood )。つまり弱いものが先に死んでいくんだ。

バッファローも老人も、それにもしかしたら脳細胞も、すべて弱者から死んでいくというわけだな。そういう訳で僕は普段は教育を受けて脳を鍛え、週末はビールを飲んで脳を鍛えて弱者にならないように心掛けているよ!



*注意: 飲酒は自身の責任で行ってください。

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引用元:

Helen L. Bee, Barbara R. Bjorklund
The Journey of Adulthood
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バッファロー理論:

Cliff's Buffalo Theory This is credited to an episode of Cheers in which Cliff explains to Norm the 'Buffalo Theory': "Well you see, Norm, it's like this... A herd of buffalo can only move as fast as the slowest buffalo and when the herd is hunted, it is the slowest and weakest ones at the back that are killed first. This natural selection is good for the herd as a whole, because the general speed and health of the whole group keeps improving by the regular killing of the weakest members. In much the same way, the human brain can only operate as fast as the slowest brain cells. Now, as we know, excessive drinking of alcohol kills brain cells. But naturally, it attacks the slowest and weakest brain cells first. In this way, regular consumption of beer eliminates the weaker brain cells, making the brain a faster and more efficient machine. And that, Norm, is why you always feel smarter after a few beers."


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2006-02-02 15:35:52

時を止められるのなら41歳の時。

テーマ:心理学 (成長・発達・老い)

happiest


41才。ある統計(a Harris Interactive Poll)によると、もし時間を止めて永遠に生きるなら、大人が留まりたい年齢は平均で41歳だった。人は自分の実年齢に近い年齢を選ぶ傾向にある。


というのが単純な訳文なんだけれど、とても奥の深い質問だと思う。日本でもこのアンケートやんないのかな。これは若さと経験の両立する年なのかな。若い方が健康だし、身体的な魅力にあふれている。経験があるほうが、金銭や社会的な関係でより優位な立場にいける。それの折衷案が41歳くらい?


僕の理想年齢は45才としておこう。未来の話だけど。

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41 is the average age adults would like to remain at if they could stop time and live forever, according to a Harris Interactive Poll. People tend to choose an age close to their own.


情報元:雑誌「psychology today」january/ february 2004, p.16.

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2005-10-27 01:42:34

「進化の視点から見た人体と健康」バシロ・デイビー(2001年)

テーマ:心理学 (成長・発達・老い)

本の紹介。

Basiro Davey, Tim Halliday, Mark Hirst (2001年。英語版のみ)
Human Biology and Health: An Evolutionary Approach (Health and Disease)

人間の生物学の基本について書いてある本。大学一年生の教科書くらいの感じ。本のタイトルには進化論的アプローチと書いてあるのだが、進化論と生物学は相容れない学問だと僕は感じている。なぜなら生物学は細胞などがどう活動するかを実験と観察を繰り返していく学問だが、進化論は違う。特に最近の進化論や進化心理学は、人間の行動を見てそれを進化論から説明してみている。そこには生物学的な実験と観察はない。その辺で整合するのが難しい組み合わせだと思う。そしてこの本も少し中途半端な印象がある。それでも基本を知るには良い本だと思う。



p.32. 人類の毛の失い方は霊長類の中ではとても変わっている。人類が体の表面近くに脂肪を持っているのは哺乳類としてとても変わっている。


とあるのだけれど、これは<a href="http://ameblo.jp/psychnote/entry-10001228669.html ">以前紹介した人類水生進化説</a>だと綺麗に説明できると思う。


p.48. 現代女性の尻や太ももは3百万年前の人類の祖先(hominids)に比べて歩いたり走ったりするのに適していない。


えっ?進化というのはより適したものが残る訳ではないんだな。または、3百万年前の二足歩行への移行段階で走る能力が優れている祖先よりも、二足歩行が完璧になって走る能力は衰えてもそれを補って更により適した物として選ばれるだけの利点があったのかな。例えば脳がより発達したとか。


p.114. 生理学的進化学(biological evolution)で使う「環境」(environment)という言葉は遺伝子(genes)以外で表現型(phenotype)に影響を与える全ての要因をさす。表現型は人生を通じて変化していく。


p.114. programming hypothesis


p.115. dynamic interaction: 表現型の発達は遺伝子と環境の動的な相互関係により起こる。生まれか育ちかの議論(nature-nurture debate)は答えを見つけにくい。なぜなら、遺伝子単体では表現型を変えられず、環境との相互関係で始めて表現型に現れるからだ。


p.268. それぞれの種には最高到達年齢(maximum lifespan)があると信じられてきた。人間では115歳くらいが限界だろうと言われてきた。しかし最近の果物バエ(fruit-flies)や無脊椎動物を使った実験により、最高到達年齢理論は見直しを迫られている。

p.268. "reserve capacity" 供給予備力。腎臓は一個でも暮らせるが2個あることで供給予備力があると言える。加齢により供給予備力は下がる。


p.268. 年齢と共に下がる機能。80歳時のもの。神経の伝達速度は全盛期に比べても80%ほど維持できている(2割ほどしか落ちない)。心臓が送る血液量は70%に落ちる。腎臓のフィルター能力は55%に落ちる。一呼吸の最大呼吸量も55%に落ちる。一分間の最大呼吸量は40%にまで落ちる。


p.278. DNAと加齢。下記のことは原因と結果の方向性は分かっていない。

- 体細胞突然変異説(somatic mutation theory):細胞が分裂を繰り返していくうちに部分的に欠けること。生殖細胞系列(germline)には起きないので欠陥情報は遺伝しない。

- 活性酸素理論(free radical theory):活性酸素の影響で細胞が分裂する際に全く同じコピーではなくなること。これが加齢の最も大きな要因だと言われている。

- テロメア(telomere shortening):DNA鎖の最終部にある繰り返しで、細胞分裂ごとに短くなる。


p.129. 身長は遺伝的要素が大きく影響する。体重は環境的要素が大きく影響する。一緒に住む一卵性双生児と、生き別れの一卵性双生児と、二卵性双生児を使った実験の結果。


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過去の関連記事:

人類水生進化説(アクア説) (しんりの手アメブロ)

人は誕生月に死ぬ 2 テロメア (しんりの手)


関連ウェブ:永井俊哉ドットコム「ヒトは海辺で進化したのか」


検索キーワード:心理学、進化心理学、生物学、神経科学、アクア説、


関連図書:

エレイン モーガン, Elaine Morgan, 望月 弘子
進化の傷あと―身体が語る人類の起源
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2005-10-24 02:17:51

「脳の中では何が起こっているのか。生後5年間」リサ・エリオット(2000年)

テーマ:心理学 (成長・発達・老い)
本の紹介。
Lise Eliot (2000年。英語版のみ)
What's Going on in There?: How the Brain and Mind Develop in the First Five Years of Life

生後5年間で子供はどう成長していくのかをいろいろな心理学の文献を元に考察した本。文体は非常に読みやすい。科学的な根拠もしっかりしている。子供の発達を学ぶのにはお勧めの本。


p.38. 人間が獲得する機能はそれぞれ臨界期といわれる獲得できる時期が決まっている。その多くは生後4年では既に始まっていて、いつ閉じるかは機能により異なる。視覚と聴覚などの基本的な機能は臨界期が早く、生後数ヶ月が最も大事な時期だ。言葉の獲得は生後2年から重要な時期が始まる。


p.50. 生まれた時の体重が軽いほど、成人した時の知能指数IQが低くなる。双子の知能指数IQは一人で生まれた子に比べると7ポイント低いといわれている。これは、母体から吸収する栄養を二人で分けるために、栄養が不足しがちなためと見られる。


p.93. 妊娠中の行動が胎児に与える影響。アルコールは知能障害をもたらす。喫煙は低体重と認知機能の低下をもたらす。過度のX線などは知能障害をもたらす。カフェインの過度の摂取は死産を招く。リスクが証明されていないものとして、MSG、コンピューター・モニター、電子レンジ、送電線、MRI,などがある。


p.138. 胎児が触ること、逆に触られることは、共に脳細胞組織の発達を促し後の好影響が予測される。


p.288. 体の各部を動かすことは、子供は自然に学んでいく。しかし発達をより促すために、より運動させることはよく、更により運動させるために、子供の機嫌を良い状態に保ってあげることも大事だ。そのために楽しめる遊びを教えよう。


p.303. 生後6ヶ月から8ヶ月は母との結びつきを発達させる時期。


p.459. 完璧な親。可能ならば全時間を子供の発育に注ぐ。妊娠時にアルコールは一滴も飲まない、ガソリンは自分で給油しない、8時間以上眠る、ストレスを貯めない。母乳で育てる。赤ちゃんにいろいろな刺激を与えて活性化させる。歌ってあげる。じゃれてあげる。語ってあげる。運動させてあげる。読んであげる。特定の習い事は3歳から始める。それらはピアノ、テニス、ダンス、外国語、水泳、バイオリン、など。子供が興味を示さなければすっぱり諦めて続けさせない。


p.460. 子供は親や育てる人の認知能力や考え方をどんどんまねていく。



発達を科学的に学ぶのにはお勧めだけれど、決して母親になる人のために書いてある訳ではないので、ハウ・トゥー本ではない。


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検索キーワード:心理学、発達心理学、認知心理学、知覚心理学、神経科学、

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2005-10-21 06:06:11

「生物心理学の基本」ニール・マーティン(2003年)

テーマ:心理学 (成長・発達・老い)
かなりお勧めの本の紹介。
G. Neil Martin (2003年。英語版のみ)
Essential Biological Psychology (Arnold Publication)

essentialBP neil martin

この本は心理学を生物学的な視点から考察している。脳のどの部分が小さいとどんな障害を示しやすいとか。実験結果が多く紹介されていて、とてもお勧め。

p.126. 一卵性双生児195組と2卵性双生児141組の性格、好み、社会観、余暇、食べ物、音楽、運動などを30項目に渡って調べた。その結果、30項目中の26項目が強い遺伝子の影響を示していた。ふーん、音楽の好みや食べ物の好き嫌いまで遺伝子が影響してんのかもしれないとはちょっと遺伝子は怖いくらいに強力だな。


p.80. 出生時の体重が少ない子は、後の人生で、認知能力の発達障害が現れると知られている。

p.149. 反社会的人格障害(anti-social personality disorder APD)も持つ人21人と一般の人たちの脳を比べた。反社会群は前頭葉前部(prefrontal brain)が11%少なかった。前頭葉前部は社会性を保つのに使われているのかもしれない。


p.181. 眼窩前頭皮質(orbitofrontal cortex)に損傷を受けた患者EVRは道理のある社交性をほとんど失ってしまい、誰の目にも異常は明らかだったが、それでも彼の知能指数(IQ)は高いままを維持し、言語IQは優れていて、動作IQは人並み、記憶IQは平均より上、また、性格診断試験では異常が無いと示していた。


p.221. 少ない努力仮説。知能指数IQが高い人は、物理的な神経組織をあまり使わないで考えられるのかもしれないという実験結果が出た。


p.173. 世界共通に見られる6大感情は、幸福、怒り、恐れ、悲しみ、嫌悪、驚きだった(happiness, anger, fear, sadness, disgust, surprise)。

p.174. 小脳扁桃(amygdala)は感情の門番としての働きがある。感情の中でも恐れは研究しやすい。なぜなら古典的条件付けを作りやすいから。


p.166. 作動記憶で記憶の情報を取り扱うのには前頭葉(frontal lobe)が使われた。

p.103. 心的回転(mental rotation)には側頭皮質(temporal cortex)と頭頂葉皮質(parietal cortex)が使われる。


p.17. 脳の働きを知る道具

CT : relatively non-invasive, 非侵襲性,

PET: invasive

MRI, fMRI, non-invasive,

EMG, ECG, EEG, ERP, GSR,


p.3. 生物心理学と同義語として、心理生物学、生理学的心理学。これらの学問の中に分類されるもので、神経科学(neuroscience)、神経心理学(neuropsychology)などがある。


p.5. ghost in the machine, Gilbert Ryle 1949, identity theory,



小見出しがほぼ毎ページに付いているのでとても読みやすい。食う金に困らなくなったら真っ先に買う本の筆頭。文体も非常に読みやすい。

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検索キーワード、biological psychology, psychobiology, physiological psychology,

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2005-10-16 01:37:36

「老人のためにデザインする」フィスクとロジャーズ

テーマ:心理学 (成長・発達・老い)

本の紹介。


Arthur D. Fisk, Wendy A. Rogers, Neil Charness, Sara J. Czaja, Joseph Sharit (英語版のみ。2004年)
Designing for Older Adults: Principles and Creative Human Factors Approaches

年寄りはいろいろと能力が落ちているので、衰えた能力でも使えるように物をデザインしてあげると良い。


<衰える能力>

感覚器官 (視力、聴力、味覚、嗅覚)

認知能力 (思考、問題解決、推論、意思決定、記憶、注意喚起、言語理解、展望的記憶、作動記憶、多重課題、)

動きの制御 (車の運転、歩行、マウスの操作)


<具体的にどうデザインするか>

○最も重要なのは背景と文字の濃淡をはっきりさせること。例として、白地に黒文字が良い。灰色背景に黒文字は読みにくい。コントラスト比は50対1を目指す。

○アイコンの使用は良い。文字よりも見つけやすい。

○テキストは12ポイントくらいが良い。

○文字間のスペースにも気をつける。

○フォントの種類にも気をつける。英語ではゴシックは避ける。老人にはエイリアル・フォント(arial)が読みやすい。

などなど。


実際の例としては、下のリモコンは灰色のボタン上に白い文字を使っているが、これだとコントラストが小さいので、老人には見づらいと思われる。

広範囲で学術的に裏の取れている項目をしかし簡潔に説明している良い本。老人も使うものをデザインしている人が読む最初の本としてはもってこいでしょう。

著者のアーサー・ダン・フィスクとウェンディー・ロジャーズは老人の研究では最も有名な5人に入る研究者。サラ・サージャも老人の研究では権威。

tivo remote

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2005-10-14 06:27:22

海馬を切除しててんかんも直って、学習もできる

テーマ:心理学 (成長・発達・老い)

hippocampus

最近、見たビデオですごくびっくり。海馬を切除しても学習ができる人のビデオ。


この患者エリック君は22歳くらい。てんかんの症状があるため、たまに脳の活動が極端にゆっくりになる。発作もあるので車の運転もできない。そこで、医師オジェマン(Dr. Ojemann)先生が脳の一部を切除することになった。切除する部分は海馬。


海馬というのは脳の一部で3cmくらいの大きさで、記憶と学習を司るとされている。動物の実験では、海馬を破壊すると記憶できなくなると報告されている。人間の実験では、海馬に電気刺激を与えると、昔の記憶が蘇ったというのもある。そのため記憶や学習に関係ある脳の大切な部位だと言われている。


手術で海馬を切開除去した後、この患者エリック君は18ヶ月も発作が出ていない。車の運転もできるようになった。更に大学にも通って学習や記憶もできている。


なんで?海馬が無くても学習や記憶ができんの?ふーん、脳のことって、2年くらい前に習ったこととかでも、すぐに覆されちゃうんだよな。おもしろい。


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