赤の待ち時間って、信号によって微妙に違いますよね。いや、かなり違ってるかも。車が通る量によって、決まってるんでしょうか。警視庁さん、どうなんでしょう?
「ああ、それはフクイン、車の交通量、歩行者の数を総合的に検討して決めています」。
フクイン?
「幅員。道路の幅ですね」。なるほどなるほど。あの時間は定期的に変わったりしてるんでしょうか?
「その都度検討しています。ただ警視庁は東京都なので、地方のことは各都道府県警に聞いていただいた方が確かかと思います」。それでは、神奈川県警の広報課に聞いてみましょう。
「車の交通量、人の数などを調査して決めています。基本的には交通量の多い方、必要な方を長くします。横断する人が少なかったら押しボタン式にしたりしますし。
しかし、1本の道路にある信号を連動して動くようにするやり方もありますし、詳しくは交通管制課から電話するようにしましょうか」。
「すみません、お願いします」と言ってから約5分後。「神奈川県警ですが」と携帯にかかってきました。別に悪いことはしてないんですけど、ドキッとしました。
「信号の用途で言いますと、信号1カ所だけの地点制御、道路の路線ごとに決める系統制御、市街地の中心地などエリアで決める面的な制御の3つの考え方があります。時間の変更については逐次やっているんですよ
。一般の方から『あそこの道路が渋滞する』というような声をいただくこともありますし、警察内で報告が上がることもあります。そういう要望があって調整するんですが、幹線道路がうまくいくと十字路が渋滞したり、『あちらが立てばこちらが立たず』で難しいですね。変動があるから1日だけ見ても分かりませんし、何回か調整が必要です」。
ちなみに、信号で流れる曲はどうやって決められているんですか?
「あれは警察庁から全国共通の仕様書が出てくるんです。『とおりゃんせ』『故郷の空』などのメロディ式、『ピヨピヨ』『カッコウ』などの擬音式の2種類あるんですが、どんどん擬音式に変わっていってますね。
まだ混在していますが、将来的にはメロディ式はなくなる方向です」。
ほう。それはどうしてなんですか。「騒音の問題とかいろいろあるんですよ。近所の住民の方から、『毎日同じ曲を聞いてると夢に出てくる』というような苦情をいただくこともあるんです」。
それも分かりますね。しかし信号から「とおりゃんせ」が聞こえなくなると知って、ちょっと寂しくなった田平でした。