2013年03月31日(日)

Reel Timeから4月発売予定のCD

テーマ:News
Hellcats
Soundtrack
Hellcats

恒例となったバイカー映画サントラシリーズ、今回は1967年の"Hellcats"です。

Davie Allan & the Arrowsによる「お約束」の激歪ファズギターインストで始まる本作を特徴づけているのは、むしろArrows以降のサイケポップな楽曲群。特にアルバムの半数の5曲を手がけているDavy Jones & the Dolphinsによる、チープなオルガンをフィーチャーしたバブルガムポップサイケチューンが耳に残ります。彼らのことはFuzz, Acid & Flowersにも載ってなくて、よくわからないのですが、1967年という年からしてMonkeesのDavy Jonesとは無関係と思われます(DavyではなくDavey Jonesと綴られたレコードもある)。映画サントラのために作られたスタジオグループなのかもしれません。

そのほか、「ソフトロックAtoZ」でも言及されていたSunraysによるテーマ曲の"Hellcats"。LA出身ながら、のちに英国に渡って「フラメンコ・ロック」という独自のスタイルでブリティッシュロック史に名を刻んだバンドCarmenの、David AllenとAngela Allen兄妹が米西海岸時代に在籍していたグループ、Somebody's Chyldrenの2曲が収録されているのも聴きもの。ということで、この手のサントラの中ではレア度、内容ともにハイクラスな一枚となっています。

ちなみに、下の動画のバックに流れているのはDavy Jones & the Dolphinsの"Hellcats"です。

Track Listing:
1. THE ARROWS - Hellcats
2. THE ARROWS - The Angry Mob
3. DAVY JONES & THE DOLPHINS - The Only Way To Fly
4. SOMEBODY'S CHYLDREN - The Marionettes
5. DAVY JONES & THE DOLPHINS - Hellcats
6. THE SUNRAYS - Hellcats
7. DAVY JONES & THE DOLPHINS - Mass Confusion
8. SOMEBODY'S CHYLDREN - I'm Up
9. DAVY JONES & THE DOLPHINS - Let's Live A Little
10. DAVY JONES & THE DOLPHINS - I Can't Take A Chance



Klute
Soundtrack
Klute

こちらは、ジェーン・フォンダとドナルド・サザーランドが共演した1971年のスリラー映画"Klute"(邦題「コールガール」)のサントラ。ジェーン・フォンダは本作でアカデミー主演女優賞を受賞しています。

実はこれのオリジナル盤はリリースされるかされないかという時になって発売キャンセルになってしまったという、いわくつきのもの。一説によると、Michael Smallによる音楽があまりにもクールすぎたため、レコード会社のWarnerが売り物にならないと判断したらしい(真偽不詳)。その後、非公式盤?レコードが出回ったりしたのち、2006年に英HarkitからCD再発されています(*1)。

不安と恐れをあおるメインテーマと、都会の哀愁を湛えた「愛のテーマ」を要所に配したサウンドトラックは、映画を観ていない人でもそのシーンが浮かんできそうなイマジネーションに満ちた素晴らしい内容。しかも、アクセントとなっているのは、激渋ファズギターが登場するグルーヴィインスト曲群なので、60sサイケファンにもアピールする一枚だと思います。

*1
現在廃盤となっているようで、amazonのマーケットプレイスでは高値がつけられている。

Track Listing:
1. The Tape - Main Title
2. Rooftop Intruder
3. Love Theme
4. Goldfarb's Fantasy
5. Checking Leads
6. Lounge Music
7. Old Friends
8. Bree's Abandon (Take It Higher)
9. Street Market / Love Scene
10. Club Scene
11. The Watcher
12. Love Montage
13. Alone In The Night
14. Bree Flees John
15. Righteous
16. Waiting In The Loft
17. Cable's End
18. Leaving The City - End Title


サイケデリック漂流記


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2013年03月30日(土)

Ruthann Friedmanの未発表音源集発売

テーマ:News
Windy: A Ruthann Friedman Songbook [from UK]
Ruthann Friedman
Windy: A Ruthann Friedman Songbook [from UK]

Associationの全米No.1ヒット曲"Windy"の作者として知られるRuthann Friedmanが、1966~1970年に残した未発表音源を集めたコンピCD、"Windy: A Ruthann Friedman Songbook"がNow Soundsからリリースされます(5月27日発売予定)。

同趣のコンピでは2006年に"Hurried Life"というレア音源集がリリースされていますが、曲目を見るとほとんどカブりはなく、リリースノートでも"All tracks first time ever released!"と謳われています。楽曲の制作に携わったメンツには、Curt Boettcher, Tommy LiPuma, Van Dyke Parks, Randy Newman, Ron Elliott(Beau Brummels), Russ Giguere(Association)らの名が・・・。"Hurried Life"はホームレコーディングのデモ音源集といったニュアンスが強かったのですが、今回は「ロストアルバム」的な側面もあるのかも?(あくまでも憶測ですが・・・。)

ところで、下の動画の"Windy"はボーカル・オーバーダブや間奏のギターソロが加わっていて、"Hurried Life"のバージョンとは微妙に異なっていますが、今回収録されるのがまた別の「デモ」なのかどうかは不明です。Ruthann Friedmanについての詳細は過去記事をご覧ください。

Track Listing:
1. Halfway There
2. Birdie's Blues
3. Windy (Demo)
4. Don't Say No
5. Burning House
6. There's A Place
7. I'll Make You Happy
8. When You're Near
9. Please, Please, Please
10. Country Song
11. Raining Down On My House
12. High Coin
13. I Think It's Going To Rain Today
14. The Sky Is Moving South
15. Carrie
16. Living With My Best Friend
17. Pinball Man
Bonus Track:
18. Candy Apple Cotton Candy


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2013年03月16日(土)

Third Powerがボーナス2曲入りで再発

テーマ:News
Believe
Third Power
Believe

「Creamへのデトロイトからの回答」といわれたミシガン産ヘヴィサイケトリオ、Third Powerが1970年にVanguardからリリースした唯一作"Believe"が、ノンLPシングルの2曲を追加してCD再発されます(4月16日発売予定)。

本作はレココレ・サイケ号をはじめ、サイケレビューでは必ず取り上げられるような名盤。アシッド感あふれるギター、ブンブンうなるベース、ドコドコと轟くドラムによるヘヴィサイケチューンのかっこ良さのみならず、「つなぎ」となるようなアコースティックナンバーやメロウチューンのクオリティが異様に高いのが大きな特徴です。それらだけをまとめても、メロウサイケの名作ができるのではないかと思えるくらい。

"Lost in a Daydream"みたいな、デトロイト・プロトパンクとLoveが合体したような「変態ポップサイケ」な曲が飛び出してきたりして、初めて聴く時にはちょっとびっくりすると思います。しかも、決して散漫な印象を与えず、傑作ヘヴィサイケアルバムの不可欠な構成要素として機能しているところが素晴らしい。

ちなみに、このあと、ギターのDrew Abbottは1974年にBob SegerのSilver Bullet Bandに参加。ベース&リードボーカルのJem Targalは1978年にメロウなソロ作、"Luckey Guy"をリリースしています。

Track Listing :
1. Gettin’ Together
2. Feel So Lonely
3. Passed By
4. Lost In A Daydream
5. Persecution
6. Comin’ Home
7. Won’t Beg Anymore
8. Crystalline Chandelier
9. Like Me Love Me
Bonus Tracks :
10. We, You, I (Non-LP Single 1968)
11. Snow (Non-LP Single 1968)


サイケデリック漂流記


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2013年03月13日(水)

Morgenがボーナス3曲入りで再発

テーマ:News
Morgen
Morgen
Morgen

ずいぶん前に、サイケ基本アイテムの"Morgen"がSunbeamから再発されると書いた覚えがあるんですが・・・、ようやく4月23日に発売(予定)となりました。

"Morgen"(1969)は、Steve Morgen(ギター、ボーカル)+4人のバンドメンバーによるNYのヘヴィサイケプロジェクト。Fuzz, Acid & Flowersの古い版ではSteve Morgenとしてエントリーされていましたが、最新版ではMorgenというバンドの体裁になっています(実態のあるバンドとして、当時TVを含むメディアへの露出もあったらしい)。

かっこいいのかショボいのか、いまだに判断のつきかねる「ムンクの叫び」ジャケが自主制作臭を漂わせていますが、実際は初期Soft Machineなどを出していたProbe(ABC傘下)からのリリース。オリジナルはレア盤だというのと、いや、結構な枚数が出回っているらしいという説が両方あってよく分かりません。

ヘヴィサイケファンにはThe best heavy psych album.という人もいるくらいの有名作で、レココレ・サイケ号でも紹介されていました。とにかく、愛好家にはたまらないような全編ファズギターまみれの強力盤。たぶん冷静に聴いたら楽曲も演奏も第一級というわけではないんだろうけど、私のような好き者にとっては冷静には聴けないような類いのレコードです。

特に、同郷のVelvet Undergroundのようなアングラ感覚とポップさのブレンド、それに加えて、のちのNYパンクに連なるようなパンキッシュさもそなえていて、パンク少年出身でファズギターフェチの私にとっては、まさに願ったり叶ったりの音です。でも、ぴったりと特定のジャンルにはおさまらない独特のグルーヴを持つ、唯一無二の作品でもあります。

ところで、Fuzz, Acid & Flowersの最新版によると、録音されたのはアルバムが発売されるちょうど1年前の1968年のことで、レコーディングメンバーのベースとドラムはリリース時には交替していたんだそうな。内ジャケに写真付きでクレジットされているベースとドラムの人は実際には録音には参加していないらしい。プリミティブ&変態なリズムを叩き出すドラムが本作の大きな特徴でもあるので、「えっ、これはこのBob Maimanという人が叩いていたのではないのか?」と、ちょっと茫然としてしまいました。

Track Listing :
1. Welcome to the Void
2. Of Dreams
3. Begging Your Pardon (Miss Joan)
4. Eternity in Between
5. Purple
6. She's The Nitetime
7. Love
Bonus Tracks :
8. Of Dreams (45 version)
9. She's The Nitetime (45 version)
10. Street Walker


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2013年03月10日(日)

Kismetから4月発売予定のCD

テーマ:News
Turn Onto Music
Mantis
Turn Onto Music

同じ1973年に1枚だけアルバムをリリースしているカナダのMantisではなくて、こちらはフィジー出身の5人組。"Turn Onto Music"は彼らがニュージーランドに渡って録音したアルバムで、ジャケットを見るとプライベートプレスみたいな感じですが、メジャーのVertigo/Phonogramから(ニュージーランドのみで)リリースされています。

オープニングナンバーが、歪みのないギターをフィーチャーした陽気なトロピカルロックで、こんな感じなのかと思っていると、次はホーン入りのファンキーな "In the Midnight Hour"のカバー。そのあと、スタンダードの"You Don't Love Me"、Mountainの"Mississippi Queen"、Jo Jo Gunneの"Shake That Fat"と続くカバーチューンでは、ギターの歪みも増して70sハードロックの様相を呈してきます。

そして、このアルバムの圧巻はラストの22分に及ぶ3パートの組曲"Island Suite"。サンタナを思わせるようなラテンロックフレーバーの歌なしインストジャムで、なかなか達者な緊張感のある演奏を繰り広げています(最後のパート3では激渋ファズギターも登場!)。要所にシンセサイザーが使われているのも特徴です。

という具合に、なかなかつかみどころのない作品ですが、これはフィジーという国が「南国の楽園」というイメージを持ちながら、(私の頭では理解できないような)複雑な政治的背景を抱えているということと無関係ではないかもしれません。



Heavy Rock Spectacular
Bram Stoker
Heavy Rock Spectacular

米国のH.P. Lovecraftに対抗して?ビッグネームのホラー作家をバンド名に冠したBram Stokerは英国の4人組(*1)。"Heavy Rock Spectacular"は1972年にWindmillというレーベルからリリースされた唯一のアルバムです。以前、別ジャケの"Schizo Poltergeist"というタイトルでリイシューされたこともありますが、こちらの方がオリジナル。

音は、コロコロと良く転がるハモンドオルガンが活躍するオルガンヘヴィロック(ファズギター入りの曲あり)で、近いイメージとしてはAtomic Roosterあたりでしょうか。でも、The Nice~EL&Pみたいなクラシカルなフレーズがポンポン飛び出してくるのと、オルガン主体のインストパートが多いので、ジャンルとしてはやはりプログレの部類かも。メジャーイシューにも堪える高いクオリティの楽曲・演奏に、匂い立つようなアンダーグラウンドの雰囲気をそなえた、英国マイナーロックファンにはたまらない一枚。

*1
リーダーのキーボードプレーヤー、Tony Bronsdon以外はセッションマンによるレコーディングだったという説がありますが、オフィシャルサイトを見ると、1969年に結成され、ロンドンのMarqueeなどのクラブでライブ活動をして、当時まだ無名だったQueenにサポートされたこともある、なんていう記述があるので、バンドとしての実態はあったようです。ちなみに、再結成して、今年新譜がリリースされる予定とのこと。


サイケデリック漂流記


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2013年03月06日(水)

QMSの2枚組アーカイブライブ発売

テーマ:News
Live at the Fillmore June 7 1968
Quicksilver Messenger Service
Live at the Fillmore June 7 1968

Quicksilver Messenger Serviceが1968年6月7日にFillmore Eastで行なったショーを収録した、CD2枚組のアーカイブライブがリリースされます(Cleopatra Recordsから4月9日発売予定)。

私はこの日付のサウンドボード音源(CD2枚組)を持っていますが、収録曲はほぼ同じなものの曲順が異なっていて、今回リリースされるものと同じ音源かどうかは不明です。確か、QMSにとってこれが初のNY公演だったと思います(翌8日と二夜のショーだった)。

Disc One :
1. Pride of Man
2. If You Live (Your Time Will Come)
3. Dino's Song
4. Smokestack Lightnin'
5. Codine
6. Light Your Windows
7. Mona
8. Calvary

DISC 2 :
1. Back Door Man
2. Acapulco Gold & Silver
3. Who Do You Love?
4. The Fool

Musicians :
John Cipollina - guitar, vocals
Gary Duncan - guitar, vocals
David Freiberg - bass, vocals
Greg Elmore - drums


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2013年03月04日(月)

Barbara & Ernie 再発

テーマ:News
Prelude To...
Barbara & Ernie
Prelude To...

以前FalloutからCD再発されてソフトロックやレアグルーヴファンの間で話題になっていたBarbara & Ernieの唯一作、"Prelude to..."(1971)がReal Gone Musicから正規リイシューされます(4月2日発売予定)。

若くセクシーな黒人女性と、人生に疲れたような中年親父がポーズを決める忘れがたいジャケを見て、これはおしゃれなソフトロックファンよりも、むしろ変態趣味向きのレコードではないか?と、ピンと来られた方、・・・正解です。

要所にホーンアレンジの入るジャズ~ソウル系のソフトロックサウンドを基調としながらも、お香の煙のようにモヤモヤと立ち籠めるアシッド臭。それは、Jefferson Airplaneの"Somebody to Love"のカバーが、ジャジー&ファンキーなアレンジながらも、本家にも勝るようなアシッドフィーリングをそなえていることが象徴しています(そのブレンド具合がまた素晴らしい)。シタール入りの「どサイケ」な"Listen to Your Heart"などを聴いていると、これはひょっとしたら60年代メロウサイケやフィーメール・アシッドフォークの70s的進化形ではなかろうか?なんて思えたりもします。

そんな怪しげな作品ですが、プロダクションは第一級のもので、70年代前半のRoberta Flackの諸作でグラミー賞を受賞した名プロデューサーJoel Dornのプロデュースのもと、Keith Jarrett, Joe Beck, Richard Tee, Sam Brown, Chuck Rainey, Grady Tate、そしてオーケストラアレンジにDeodatoと、ジャズ系の錚々たるメンバーが制作に参加しています(レコードリリースはAtlantic傘下のCotillion)。

ちなみに、主役のBarbara MasseyはQuincy Jonesなどのバッキングボーカルとして、Ernie CalabriaはHarry Belafonteらのセッションギタリストとしての履歴をもつ、彼らもまた本業はスタジオミュージシャンなのでした。本作でBarbaraの名前を知ったあと、Jimi Hendrixの"Crash Landing"(Alan Douglasがジミの残した音源にセッションミュージシャンの演奏をダビングして1975年にリリースした悪名高き「編集アルバム」)のライナーを見ていると、タイトルナンバーの"Crash Landing"のクレジット(Voices)にBarbara Masseyの名が・・・。Cat StevensとかLooking Glassとかのバックでも歌っているそうなので、知らないうちに彼女の歌声を聴いていた、という人も多いかもしれません。

Track Listing :
1. Play with Fire
2. Somebody to Love
3. Prelude
4. Listen to Your Heart
5. For You
6. Searching the Circle
7. My Love and I
8. Do You Know
9. Satisfied


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2013年03月02日(土)

デッドのDVD 2タイトル再発(第二弾)

テーマ:News
Truckin Up to Buffalo [DVD] [Import]
Grateful Dead
Truckin Up to Buffalo [DVD] [Import]

"Dead Ahead", "Ticket to New Year's"に続いて、Grateful DeadのDVDがお手頃価格で再発されます。今回も80年代のショーを記録した2タイトルで、 "Truckin' Up to Buffalo"は1989年7月4日のRich Sadium(NY)公演を完全収録したもの(約2時間40分)。"Downhill from Here"は1989年7月17日から19日の3日間、Alpine Valley Music Theatreで開催されたウィスコンシン公演の模様が収録されています。(Shout Factoryから4月9日発売予定。)

Downhill From Here [DVD] [Import]
Grateful Dead
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