2011年11月21日(月)

Cicadelicの新譜CD(続)

テーマ:News
Revolution! Teen Time in Corpus Christi (1965-70)
Various Artists
Revolution! Teen Time in Corpus Christi (1965-70)

Cicadelicから"Teen Time in Corpus Christi (1965-70)"というサブタイトルの新譜コンピがリリースされます(2月21日発売予定)。

Corpus Christi(「キリストの体」の意)というのはテキサス州にある港湾都市の名前。これまでもCorpus Christi関連のコンピは、"Green Crystal Ties Vol.1"、 "History of Texas Garage Bands: Corpus Christi"、"Bad Seeds/Liberty Bell"などが出ていますが、それらには収録されていないレアトラックや未発表テイクも含まれている模様です。

Four Moreは当時メンバーは14~17歳だったというハイスクールバンドで、 "Don't Give Up Hope / Problem Child"(1966)のシングル1枚をリリースしています。私の知る限りでは"Problem Child"以外はCD初登場ではないかと思います。

1966年当時、当地のナンバーワンバンドだったというBad Seedsは、のちにBubble Puppyを結成するギタリスト、Rod Princeが在籍していた4人組。1965~66年にかけて3枚のシングルをリリースしています。ラストシングルの"All Night Long"は、13th Floor Elevatorsの"Tried to Hide"をリライトしたもの。

Collectablesのコンピでお馴染みのLiberty BellとZakary Thaks(昨年Cicadelicからもコンピが出ていた)はお互いにメンバーの出入りがあり、両バンドでボーカルをつとめたChris Gerniottisが、のちの1970年に結成したバンドがKubla Khanです。このバンドもCollectablesからコンピが出ています。

The Buckleは、70年代にシンガーソングライターとして名を成すSam Neelyのデビューバンド?で、"I've Got Something On My Mind"はLeft Bankeのカバーシングル(1967)。

Michaelというのは、Bad SeedsのMike Taylor(トラック5の動画参照)によるフォークロック・プロジェクトで、1967年に3枚のシングルをリリースしています(バックはZakary Thaksのメンバーらしい)。

下のトラックリストのリンク先はYouTube動画です(同じバージョンとは限りません)。

Track Listing :
Four More
1. It's So Hard (previously unreleased)
2. Don't Give Up Hope
3. Bad Boy (previously unreleased)
4. Problem Child

The Bad Seeds
5. A Taste Of The Same
6. I'm A King Bee
7. All Night Long

The Liberty Bell
8. The Nazz Are Blue
9. That's How It Will Be
10. For What You Lack
11. Something For Me

The Zakary Thaks
12. Passage To India (previously unreleased mix)

The Liberty Bell
13. Reality Is The Only Answer (echoplex alternate)
14. Eveline Kaye
15. Recognition

Kubla Khan
16. Revolution
17. Bad Side Of The Moon

The Zakary Thaks
18. Face To Face (previously unreleased mix)

The Liberty Bell
19. I Can See (previously unreleased version)
20. Reality Is The Only Answer (take one)
21. Thoughts And Visions

The Buckle
22. I've Got Something On My Mind

Michael
23. People See IV
24. I'm Nobody's Man
25. My Last Day
26. Gotta Make My Heart Turn Away (previously unreleased version)

The Bad Seeds
27. Sick And Tired
28. Zilch Part 1

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2011年11月18日(金)

Purple Gang

テーマ:YouTube
前回(11月17日)の記事で話題になったRobert Corff (Bob Corff)がボーカリストとして在籍していたバンド、Purple Gangの動画があったので載せておきます。

Purple Gangは1966~67年に数枚のシングルを出しているNorth Hollywoodの6人組(もちろん、"Granny Takes a Trip"の英国のグループとは同名異バンド)。ガレージファンにはMusic Machineのギタリスト、Mark Landonが在籍していたということで有名かもしれません。

下の動画はBones Howeがエンジニアリングを担当した、メジャーのMGMからのシングル"Bring Your Own Self Down / One of the Bunch"(1966)と、そのあとThe Ark名義でリリースされたローラ・ニーロのカバーシングル、"Poverty Train"(1967)。

さすが、Music Machineと血のつながりがあるだけあって、ファズギターがシビれます。

サイケデリック漂流記


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2011年11月17日(木)

"Gas-s-s-s"のサントラがCD再発

テーマ:News
Gas-S-S-S
Various Artists
Gas-S-S-S

地球上の25歳以上の人間を皆殺しにしてしまう毒ガスが軍の施設から漏れて・・・というお話のロジャー・コーマン監督のカルト映画、"Gas-s-s-s"(別題"Gas! or It Became Necessary to Destroy the World in Order to Save It", 1970)のサントラ盤がReel TimeからCD再発されます(1月3日発売予定)。

下のトラックリストにクレジットされているのは聞き慣れないアーティストばかりですが、実はこれ、シスコサウンド関連のレアアイテムのひとつなんです。インストナンバーを提供しているJohnny & the Tornadosは、Country Joeのボーカル抜きのThe Fishの変名で、The Gourmet's Delightというのは、このあとCapitolからアルバムを出す前のJoy of Cookingのこと。(1968年ごろに彼らがBill GrahamのFillmoreレーベルと契約した時には、この名前だったんではないかと思います。「食べる喜び」から「料理する喜び」に変わったわけです。)

最も多い7曲を歌っているRobert Corffは、ミュージカル"Hair"で名を成した、この映画の主演男優(元Purple Gang)。彼が歌っている曲の作曲者にはCountry Joe McDonaldや、Barry MeltonらFishのメンバーの名前がクレジットされているので、バックの演奏もCJ & Fishが担当しているのではないかと思われます。

ちなみに、Country Joe & the Fish自身も映画に登場して演奏シーンを披露しているのですが(下の動画)、契約上の問題があったのか?これらはサントラには収録されていません。12曲目の"Gas Man"は後期Fishのステージのオープニングジャムとして、たびたび演奏されていたそうです。

Track Listing :
1. I'm Looking For A World - Robert Corff
2. First Time, Last Time - The Gourmet's Delight
3. Please Don't Bury My Soul - Robert Corff
4. Cry A Little - Johnny & The Tornados
5. Maybe It Wasn't Really Love - Robert Corff
6. Juke Box Serenade - Johnny & The Tornados
7. Castles - The Gourmet's Delight
8. World That We All Dreamed Of - Robert Corff
9. Today Is Where - The Gourmet's Delight
10. Don't Chase Me Around - Robert Corff
11. The Pueblo Pool - Johnny & The Tornados
12. Gas Man - Johnny & The Tornados
13. Got To Get Movin' - Robert Corff
14. Bubble Gum Girl - Johnny & The Tornados
15. This Is The Beginning - Robert Corff


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2011年11月12日(土)

Cicadelicの新譜CD

テーマ:News
THE MAD HATTERS MEET THE FALLEN ANGELS
MAD HATTERS / FALLEN ANGELS
THE MAD HATTERS MEET THE FALLEN ANGELS

Cicadelicから"Washington DC (1965-1966)"というサブタイトルの新譜コンピがリリースされます(1月23日発売予定)。

半数以上の10曲が収録されているMad Hattersは、Fallen Angelsのドラマー、Richard Kumerが在籍していたMaryland出身のバンド。1965~66年にAscotおよびFontanaから2枚のシングルをリリースしているのみですが、未発表トラックを追加したCollectablesの"Washington D.C. Garage Band Greats"などのコンピで聴くことができました。代表曲でローカルヒットした"I Need Love"やディランカバーなどの、黎明期ガレージフォークロックチューンが主体です。

一方のFallen Angelsは、Rouletteからのアルバムリリース以前の1966年ごろに、Laurieからリリースされたシングル曲、および未発表曲が収められています。前述のCollectablesのコンピではMad Hattersの未発表曲としてクレジットされていた"A Pebble In My Sand"と、"Hello Girl"のオルタナテイクが、ここでは結局Fallen Angelsの未発表曲ということになっている模様です("Hello Girl"はFallen AngelsのJack BryantがMad Hattersに書いた曲)。

そのほか、Mad Hattersらとともに、ワシントンDCの「グリニッチビレッジ」だったジョージタウンのナイトクラブで活動していたという、Loved Onesの未発表曲なども収録されています。

Track Listing :
The Mad Hatters
1. I Need Love (Ascot 2197-a )
2. Go Find A Love (Ascot 2220-b)
3. I'll Come Running (Fontana-1582-a)
4. Hello Girl (Fontana-1582-b)

The Fallen Angels
5. Have You Ever Lost A Love (Laurie 3369-b)
6. I Have Found (Laurie 3343-b)

The Loved Ones (unreleased)
7. Where You Gonna Run To
8. Being Here With You

The Mad Hatters
9. This Is How It's Gonna Be (Ascot 2220-a)
10. Blowin' In The Wind (Ascot 2197-b)

The Fallen Angels
11. A Pebble In My Sand (unreleased)
12. Hello Girl (unreleased)
13. Every Time I Fall In Love (Laurie 3343-a)
14. Who Do You Love (unreleased)

The Time Stoppers
15. I Need Love (HBR-516-a)

The Mad Hatters (live-1965)
16. The Mad Hatters Theme-Set 1
17. I Need Love
18. Since You've Been Gone>I'm All Right>The Mad Hatters Theme (end of set 2)
19. I Need Love-WEAM Pick Hit To Go Go Go Go !!!

Total Time: 56 Minutes


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2011年11月11日(金)

Shadoksから12月発売予定のCD

テーマ:News
Churchill Downs
Churchill Downs
Churchill Downs

Churchill DownsはFuzz, Acid & Flowersの最新版でも、"I Gotta Get Back To My Baby / The Amazing Three"(1968)のシングル一枚しか記載されていなかった、オブスキュアなハリウッドのグループ。近年、ビッグネームのGary Paxtonプロデュースによる未発表テープが発見され、前述のシングル曲を含む全16曲の「未発表アルバム」が陽の目を見ることになりました。

その内容は、きっと誰もが「まだこんな音源が埋もれていたとは!」と驚くであろう、最上級レベルのもの。ヘヴィなファズギター、ドアーズみたいなVox系のオルガン、美しいボーカルハーモニーが印象的な、歌、演奏、楽曲、プロダクション、どれを取っても第一級の「痒いところに手が届く」サウンドとなっています。

アルバムのオープニングのようなガレージビートっぽい曲(下の動画)から、ジミヘン~クリームのようなギターオリエンテッドなヘヴィサイケナンバー、そしてダウナー&メランコリックなメロウサイケチューン。さらに、"I'm a Man"や、のちにLinda RonstadtやVan Halenがカバーして有名になった"You're No Good"(オリジナルはDee Dee Warwick)などのカバー曲も雰囲気があって素晴らしい。

Shadoksのリリースノートでも触れているように、「なんでこんなバンドが有名にならなかったのか謎」です。レコード会社がちゃんと売り出していたら、Electric PrunesやStrawberry Alarm Clockクラスと同列に語られていたことでしょう。堂々たるメジャー感覚あふれる王道サイケデリアに感服してしまいます。



Eugene Carnan
Eugene Carnan
Eugene Carnan

Eugene Carnanは英国(南ウェールズ)のヘヴィロックトリオ。こちらも数枚のアセテート盤が知られているのみという激レアさですが、前述のChurchill Downsとは対照的に、アンダーグラウンド感あふれる「マイナーハードロック」サウンドを堪能させてくれます。

Shadoksのリリースノートでは、たとえにBlack Sabbath, Blue Cheer, Dark, Grannieといったバンドの名前が挙がっていました。サウンドスタイルとしては、デビュー時のStrayのような若々しいパンキッシュさに、Budgieみたいなトリオ編成のスカスカ感をブレンドした・・・みたいな感じでしょうか。

全曲バンドのオリジナルという楽曲は、1972年の録音とは思えないような(いい意味で)一時代前のヘヴィサイケ感覚を持ち合わせているので、USサイケファンにもじゅうぶん楽しめると思います。



Reve De Silence
Les Goths
Reve De Silence

Les Gothsは1968年に2枚のシングルをリリースしたのみのフランスのトリオ。シングル曲は英・欧ガレージコンピ"Perfumed Garden"などでわずかに聴くことができましたが、本作は彼らが仏EMIのために録音したものの未発表に終わった、幻の「ロストアルバム」です。(当時メンバーのひとりがインドへ出奔したため、アルバムが発売中止になったらしいという噂あり。)

音はジミヘン~クリームのような、パワートリオ"de"ヘヴィサイケサウンド。フランス的アバンギャルドさを漂わせながらも、60s王道の「どサイケ」サウンドを炸裂させてくれる、有り難いバンドです。


サイケデリック漂流記
"Churchill Downs 1968"で検索するとまだ出てきます。


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2011年11月04日(金)

2枚組ペルシア物コンピ発売

テーマ:News
Rangarang: Pre-Revolutionary Iranian Pop
Various Artists
Rangarang: Pre-Revolutionary Iranian Pop

"Pomegranates"コンピをはじめ、GoogooshやKourosh Yaghmaeiといったアーティストなど、最近になってペルシア(イラン)関連のリリースが盛んですが、今度はスペインのVampi SoulからCD2枚組のコンピレーションが発売されます(同時発売のアナログLPは3枚組)。

内容はサブタイトルのとおり、1979年のイラン革命による弾圧以前(60~70年代)のイラニアンポップミュージックが一望できるようなものになっている模様です。(下のトラックリストのリンク先はYouTube動画。)

それにしても、トルコもそうだったけど、イランも日本の歌謡曲との親近性が高いですね。音楽を聴くと、これまで遠いと思っていた国が近くに感じます。

CD1 :
01. Aashianeh - Fereidoon Farrokhzad
02. Do Parandeh - Neli
03. Dokhtare Shab - Mehrpouya
04. Moama - Leila Forouhar
05. Gharibooneh - Afshin Moghaddam
06. Ey Vallah - Pooran Featuring Manouchehr Sakhaei
07. Omadi - Shohreh
08. Gheseye Rooze Siah - Habib
09. Shahre Paiz - Pooran
10. Khaar - Kourosh Yaghmaei
11. Asemoni - Hamid Shabkhiz
12. Age Bemooni - Googoosh
13. Lanehe Moor - Simin Ghanem
14. Viroon Beshi Ay Del - Pooran

CD2 :
01. Daad Az In Del - Dariush
02. Kalaghaye Khabarchin - Leila Forouhar
03. Tang Ast Dilam - Ahmad Zahir Tang Ast Dilam - Ahmad Zahir
04. Age Mishod Che Mishod - Googoosh
05. Bi To Man - Habib
06. Goftam Be Chashm - Hassan Khayatbashi
07. Bikasi - Beti
08. Hamparvaz - Leila Forouhar
09. Negaham Kon - Aref Featuring Hayedeh
10. Tarsam Az Eshgh - Giti
11. Abre Payizi - Simin Ghanem
12. Asheghi Doroughe - Hamid Shabkhiz
13. Yek Nafas Atre To Bas - Leila Forouhar
14. Hobab - Neli
2011年11月01日(火)

Simla Beat 70 & 71 再発

テーマ:News
Simla Beat 70
Various Artists
Simla Beat 70

Simla Beat 71
Various Artists
Simla Beat 71

Simlaというのはインドのタバコのブランド。そのタバコ会社(India Tobacco Company)が主催したバンドコンテスト、All-India Simla Beat Contestで演奏されたベストチューンをスタジオで再録?したのが、このコンピレーションシリーズです。以前、1970~71年の"70"と"71"をカップリングした2枚組CDが独Shadoksからリリースされていましたが、今回はそれらを別々にしてオリジナルジャケを使用したリマスタ再発となっています(12月6日発売予定)。

いま、ひさびさにShadoks盤を聴きながらこれを書いてますが、このコンピ、どうも腑に落ちないというか、不思議な「違和感」を感じてしまいます。近年リリースが盛んな「辺境もの」とはまた微妙にちがう「ヘンテコリン」な感覚です。

まず、健全なリスナーが感じるであろう疑問が、「本当に1970~71年に録音されたの?」というもの。少し聴き進むと、CCRの"Born on the Bayou", "Sinister Purpose"、Tasteの"What's Going On"、GFRの"Nothing Is the Same ", "Aimless Lady"など、1969~70年に発表された曲のカバーが登場するので、その疑念は晴れるんですが、これらのカバーでさえ、5年前の1965~66年の録音みたいに聴こえます。Creamの"I'm So Glad"がサーフミュージック化?しているのも謎。

それから、いっぱいバンドが登場するんですが、「これみんな同じメンバーがやってるんじゃないの?」というくらい、なんだか似ている。演奏スタイル自体はちがっても、質感やテンションやズレた感覚がどこか共通している。そんなこんなで、「これはフェイクのコンピじゃないのか」という噂もあったようです。

上手いのかヘタなのか、やる気があるのかないのか、熱いのか醒めているのか、ホンモノなのかニセモノなのか判然としない。まるで欧米のロックを歪んだ鏡に映したような「異次元」さも、独特のサイケフィーリングを醸し出しています。(下のトラックリストのリンク先はYouTube動画。)

"Simla Beat 70"
1. Confusions - Voice From The Inner Soul
2. Dinsaurs - You Can't Beat It
3. X'Lents - Psychedelia
4. Innerlite - Zorba's Dance
5. Genuine Spares - Proper Stranger
6. Genuine Spares - What's Goin' On
7. Dinosaurs - Sinister Purpose
8. Great Bear - Mist
9. X'Lents - Born On The Bayou
10. Innerlite - Baby Baby Please

"Simla Beat 71"
1. Fentones - Simla Beat Theme
2. Nomads - Nothing Is The Same
3. Hipnotic Eye - Killing Floor
4. Mini Beats - Hey Gipsy Girl
5. Velvette Fogg - I Am So Glad
6. Black Beats - The Mod Trade
7. Eruptions - I Am Gonna Erupt
8. Fentones - Until The Dawn
9. Brood of Vipers - Psychedelic Web
10. Eruptions - You Can't Judge A Book
11. Hipnotic Eye - Aimless Lady

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