2007年08月30日(木)

The Groop

テーマ:サイケデリック
The Groop
The Groop
The Groop

ちょっと前にSundazedから再発されたThe Groopの評判がいいみたいですね。

映画「真夜中のカーボーイ」(*1)に彼らの歌が使われ、そのサントラに2曲が収録されたものの、1970年にリリースされる予定だったアルバムは、けっきょく発売中止に・・・。ところが、突如90年代に未開封のオリジナル盤数枚が「出現」して、その存在が知られることになったという、いわくつきの激レア盤です。それだけに、今回の再発はソフトロックファンが待ち焦がれた「幻の名盤」のCD化だったようです。

で、内容ですが、噂にたがわず素晴らしいのひとこと。基本は王道中の王道の男女混声サンシャインポップで、ママス&パパス以下、フィフス・ディメンション、ラヴ・ジェネレーション、スパンキー&アワ・ギャングといったグループの真髄を抽出して遠心分離して蒸留した、みたいな、ピュアで芳醇なソフトロックサウンドを聴かせてくれます。

"The Jet Song"のような、5th Dimensionの"Up Up and Away"タイプの「ハイ&アッパー」な曲もいいし、"A Famous Myth"みたいなメロウ&メランコリックな曲もいい。ファズギターが入ったり、アシッド感のあるアレンジがほどこされたサイケ風味の曲の配合や、過不足ないストリングス&ホーンのアレンジもナイス。キング=ゴフィン作の"Goin' Back"も、Byrdsのバージョンとはまた一味違った絶妙なソフトロックチューンとなっています。

特に、男女ハーモニーの「とろけるような融合感」みたいなのがピカイチで、聴いてるうちに心も体もジーンとシビレるみたいになって、とても気持ちがいい。そのへんの「アシッドソフトロック」みたいな要素は、MillenniumやGoldenrod、最近再発されたFriar Tuckなどの仕事でお馴染みのToxey Frenchが制作を担当しているということで、うなずけるかもしれません。

*1
原題は"Midnight Cowboy"。邦題は「カウボーイ」ではなく「カーボーイ」となっている。1969年度のアカデミー作品/監督/脚色賞を受賞したアメリカン・ニューシネマの代表作。主演はダスティン・ホフマンとジョン・ボイト(アンジェリーナ・ジョリーのお父さん)で、主題歌のFred Neilの"Everybody's Talkin'"が印象的だった。ただし、ここで使われたのはニルソンによるカバーバージョン(邦題「うわさの男」)。サントラに収録されたThe Groopの曲は"A Famous Myth"と"Tears and Joys"。他にサイケ期Elephant's Memoryなどが収められていて、このサントラも60sムード溢れる好盤。

Midnight Cowboy: Original Motion Picture Score
Original Soundtrack
Midnight Cowboy: Original Motion Picture Score

真夜中のカーボーイ (2枚組特別編)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
真夜中のカーボーイ (2枚組特別編)
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2007年08月26日(日)

Fallout 9月の新譜

テーマ:News
9月10日発売予定のFalloutの新譜です。

A Two Suns Worth
Morning Glory
A Two Suns Worth

シスコの男女混声グループ。1968年の唯一のアルバムの待望の初CD化です。

Peanut Butter Conspiracyタイプの、ジェファーソンエアプレイン+ママス&パパスみたいなサウンド。でも、ファズギターバリバリだったり、まったりインプロが展開したり、全体的にサイケ度は高めで、Neighb'rhood Childr'nなんかに近いものもあります。アルバムのハイライトの"Jelly Gas Flame"などは「ど真ん中」のコテコテのサイケナンバーでシビレます。

ちなみに、プロデュースにはシスコ勢のBlue CheerやSavage Resurrectionなどを手がけたAbe "Voco" Keshが、エンジニアとしてVelvet UndergroundのJohn Caleがクレジットされています。



The Advancement
Advancement
The Advancement

Gabor Szaboのバンドのメンバーなど、西海岸ジャズマンによるセッションプロジェクト(1969)。いわゆる「元祖フュージョン」的な試みというのでしょうか、ジャズと当時のサイケ/アシッドロックを融合させたようなインストアルバムです。

演奏はインプロの主役の(エレキ)ギター、バイブに、ベース、ドラム、パーカッション、キーボードといった編成で、ホーンがまったく入ってないのが特色。曲はジャズっぽいインストが中心ですが、かなり強烈なファズギターが入ったり、アシッドロック的な展開があったり、バロックポップ風や、まったりメロウなナンバーがあったりで、「60sもの」としてわりと違和感なく聴けます。

当時の、いわゆる「企画ものインストアルバム」や「60年代映画のサントラ」的なモンドっぽい感覚もあって、なかなか良かったです。



あと、恒例のAnanda Shankar(Ravi Shankarの甥のシタール奏者)の2タイトルが出ています。

Missing You/a Musical Discovery of India
Ananda Shankar
Missing You/a Musical Discovery of India

2001
Ananda Shankar
2001
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2007年08月24日(金)

Shaggs 紙ジャケ発売!

テーマ:News
Philosophy of The World(紙ジャケット仕様)
シャッグス
Philosophy of The World(紙ジャケット仕様)

なんと、あの(Wiggin三姉妹の)Shaggsが日本で紙ジャケ化されております。

ロック史上最強(最驚)の怪作、"Philosophy of the World"(1969)の紙ジャケ再発。フランク・ザッパ御大にして「ビートルズより重要」と言わしめた必聴盤です。私は輸入盤CD持ってますが、これは欲しい。ジャケ最高!!

こちらで試聴できますが、まだ聴いたことない人は、現物が届くまでのお楽しみにされることをオススメします。きっと感動します。とりあえず話のタネにするだけでも、じゅうぶん買う価値ありです。
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2007年08月24日(金)

MC5のライブとベスト盤発売

テーマ:News
MC5の1968年と1970年のライブがGet Back (Italy)からCD再発されています。これは同レーベルから2005年にアナログLPで出ていたタイトルのCD化ということだと思います。

Live at the Grande Ballroom 1968
MC5
Live at the Grande Ballroom 1968

Live at the Saginaw Civic Centre, Jan. 1, 1970
MC5
Live at the Saginaw Civic Centre, Jan. 1, 1970


また、Rhinoからは"The Big Bang! Best of the MC5"と題する“Greatest Hits”コンピが発売されています。全21曲の収録曲目は下のリンク先のamazon、または発売元のRhinoのページで。

Greatest Hits
MC5
Greatest Hits


2007年08月23日(木)

ロジャー・マッギン 紙ジャケ再発

テーマ:News
元バーズのRoger McGuinnのソロ作群が、ソニーミュージックから10月24日に紙ジャケで再発されます。1973年のソロ第一作"Roger McGuinn"から1977年の"Thunderbyrd"までの5作品で、いずれも1,890円という手ごろな価格となっています(2007年DSDマスタリング)。

"Roger McGuinn"(1973) ボーナストラック2曲
"Peace on You"(1974) ボーナストラック1曲
"Roger McGuinn & Band"(1975) 邦題「新たなる挑戦」 ボーナストラック2曲
"Cardiff Rose"(1976) 邦題「海賊」 ボーナストラック2曲
"Thunderbyrd"(1977)


ロジャー・マッギン
ロジャー・マッギン(紙ジャケット仕様)


ロジャー・マッギン
ピース・オン・ユー(紙ジャケット仕様)


ロジャー・マッギン
新たなる挑戦(紙ジャケット仕様)


ロジャー・マッギン
海賊(紙ジャケット仕様)


ロジャー・マッギン
サンダーバード(紙ジャケット仕様)
2007年08月21日(火)

Green

テーマ:サイケデリック
Green
Green
Green

少し前にFalloutからCD再発されたGreenですが、こちらではまだ紹介していませんでした。

いいですね。抜群に素晴らしいとか個性的というわけでもないけれど、ついつい手が伸びて聴いてしまうようなたぐいのアイテムではないでしょうか。「テキサスのバッファロー・スプリングフィールド」・・・と呼ばれていたかどうかは定かではありませんが、おおまかにいうと、バッファロー・スプリングフィールドにサイケ期ビートルズをブレンドしたみたいな感じのフォークロック。

ホーンが入ってるのが特色ですが、ぜんぜんくどくなくて、特にフルートの音なんかは「ほんわり」としていてなごみます。2曲目の"Where Have I Been"みたいに、ファズギターの印象的なリフと、耳に残るキャッチーなメロディをそなえた楽曲群にハマります。3曲目の「まったりフルート」入りのメロウな"Sunrise #7"、そしてビートルズ風ポップサイケの"Just Try"へと続く流れなんかもナイスです。

アルバムとしては「いまひとつ煮えきらないかな」みたいなところも、マイナー物好きにとってはかえって美味しかったりします。レココレのサイケ特集号とかにも載ってなくて、私は今回のCD化までまったく知らなかったのですが、なぜこれまで再発されなかったのか不思議なくらい「堂に入った」音です。

ちなみに、この69年のデビュー作のほかに、1971年にもう一枚"To Help Somebody"というアルバムを出していますが、こちらの方は、はるかに劣る内容だそうです。
2007年08月15日(水)

モビー・グレイプの5タイトル再発

テーマ:News

デビュー40周年記念ということでしょうか、Moby GrapeのColumbia時代の全作が今秋にSundazedからリイシューされます。

ラインナップは、1967年のデビュー作から1969年の"Truly Fine Citizen"までの5タイトルで、CDには未発表音源を含むエクストラトラックが収録されています。レアな写真などが満載された充実のライナーも付属するとのことで、かなり力の入った再発となる模様です。

以下はCDのエクストラトラックです。

Moby Grape (1967)
Studio Recordings 1967:
"Rounder" (instrumental)
"Looper" (audition rec.)
"Indifference" (audition rec.) previously unissued
"Bitter Wind" previously unissued
"Sweet Ride" (Never Again)

Wow (1968)
Studio Recordings 1967-1968:
"The Place and the Time" (alternate) previously unissued
"Stop" (demo rec.) previously unissued
"Loosely Remembered" previously unissued
"Miller's Blues" (alternate) previously unissued

Grape Jam (1968)
Studio Recordings 1968:
"Grape Jam #2" previously unissued
"Grape Jam #9" previously unissued
"Bags' Groove" previously unissued

Moby Grape '69 (1969)
Studio Recordings 1967-1968:
"Soul Stew"
"If You Can't Learn From My Mistakes" (demo rec.)
"You Can Do Anything" (demo rec.)
"It's a Beautiful Day Today" (demo rec.) previously unissued
"What's To Choose" (demo rec.) previously unissued
"Big" (demo rec.)
"Hoochie" (demo rec.) previously unissued

Truly Fine Citizen (1969)
Live & Studio Recordings 1967-1968:
"Rounder" (live)
"Miller1s Blues" (live)
"Changes" (live)
"Skip's Song" (demo rec.)
"Looper" (demo rec.) previously unissued
"Soul Stew" (instrumental) previously unissued
"Cockatoo Blues" (demo rec.) previously unissued

ちなみに、"Grape Jam"はオリジナルではセカンドの"Wow"の「おまけ」としてカップリングされていたのが、のちに独立したタイトルになったもの。


Moby Grape
Moby Grape


Moby Grape
Wow


Moby Grape
Grape Jam


Moby Grape
Moby Grape 69


Moby Grape
Truly Fine Citizen
2007年08月08日(水)

Lee Hazlewood (1929-2007)

テーマ:News

60年代ポップス界の重鎮、リー・ヘイゼルウッドが8月4日に癌で亡くなりました。享年78歳。ご冥福をお祈りします。

プロデューサーにしてレコード会社のオーナー、はたまた、ソングライターとして自曲を提供したり、自らが歌ってレコードを出すなど、「目立ちたがりオヤジ」なキャラと山師的な胡散臭い風貌が、どこか憎めない人物でした。

リーの仕事でもっとも有名なのはナンシー・シナトラとのコラボレーションでしょう。60年代を代表するような名曲"The Boots Are Made For Walking"(「にくい貴方」)などのヒット曲をプロデュースするのみならず、Nancy & Leeとしてデュエットアルバムを出したりしています。

特に、彼がプロデュースした1966年のNancy Sinatraのアルバム"Boots"(「にくい貴方」収録)は60sファンにはマストな名作。「なげやりセクシー」なナンシーの歌声と、跳ねるようなハル・ブレインのドラムのコンビネーションがたまりません。

また、リーは喧嘩っぱやい性格だったようで、自分のレーベルからデビューさせたInternational Submarine Bandから、Gram Parsonsがバーズに「引き抜かれ」たために訴訟を起こしたりしています。バーズの"Sweetheart of the Rodeo"のオリジナル盤から、グラムのボーカルが他のメンバーのものに差し替えられたという有名なエピソードの原因となったのはLee Hazlewoodなのでした。





These Boot Are Made for Walkin: Complete Mgm
Lee Hazlewood
These Boot Are Made for Walkin: Complete Mgm

Boots
Nancy Sinatra
Boots
2007年08月06日(月)

映画「ジャニス」DVD発売

テーマ:News
ジャニス
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
ジャニス

Janis Joplinのドキュメンタリーフィルム「ジャニス」(1974)のDVDが8月9日に発売されます。ロックドキュメンタリーの名編として高く評価されながらも、なぜかずっとDVD化されなかった作品の待望のリリースです。(どうやら、DVDの発売は日本のみの模様。版権の問題か何かあるのでしょうか?)

私はかなり前に出たVHS版を持ってますが、モンタレー、ウッドストック(映画「ウッドストック」未収録)、Festival Expressなどの歴史的パフォーマンスから、TV出演時の映像やインタビュー、リハーサルの模様や貴重なプライベートフィルムまでを、90分余りの本編に詰め込んだ充実した内容になっています。

ジャニス自身の心の変遷や葛藤などを掘り下げた「ヒューマンドキュメンタリー」的な側面は深く描かれてはいませんが、そのへんはジャニスの歌やトークの映像からほのめかすような語り口が、かえってロックフィルムとして好感が持てるとも言えます。

ジャニスのパワーに圧倒されるとともに、学生時代に周囲から疎外され孤立していた故郷へスターとして凱旋するくだりなどは、その切なさに胸が熱くなります。


VHS版より。インタビュアーの「クラスメートに話す事は
たくさんある?」という質問に答えた時の印象的な一言。

2007年08月01日(水)

Big Beatの「シスコもの」コンピ発売

テーマ:News
You Got Yours! East Bay Garage 1965-1967
Various Artists
You Got Yours: East Bay Garage 1965-1967

Big Beat(Ace Records)から8月27日に、"You Got Yours: East Bay Garage 1965-1967"と題するコンピがリリースされます。

これはシスコサイケファン感涙の"Nuggets from the Golden State"シリーズの新譜となるもの。タイトルのEast Bayというのはサンフランシスコのベイエリアの一部で、Oakland, Berkeleyなどを含むシスコ湾東岸一帯を指します。

クレジットされているのは、Baytovens, Harbinger Complex, Just Six, Shillings, Blue Lite Conspiracy, Spyders, US Male, Soul Vendors...といった有名無名のガレージバンドたち(全24曲のトラックリストはリンク先のamazonのページでどうぞ)。以下は同シリーズの既発タイトルの一部です。

Someone to Love
Various Artists
Someone to Love

Dance With Me
Various Artists
Dance with Me: The Autumn Teen Sound

The Sound of Young Sacramento
Various Artists
The Sound of Young Sacramento

The Amazing Charlatans
The Charlatans
The Amazing Charlatans

Fat City
The Sons of Champlin
Fat City

Something Good for Your Head
Blackburn & Snow
Something Good for Your Head

Autumn of Their Years
The Beau Brummels
Autumn of Their Years

Cauldron Plus
Fifty Foot Hose
Cauldron Plus

Early Muses
Dan Hicks
Early Muses

Wants a Piece of You
She
Wants a Piece of You

The Berkeley EP's
Various Artists
The Berkeley EP's

A Young Man's Song
Frumious Bandersnatch
A Young Man's Song

Live at the Avalon
Oxford Circle
Live at the Avalon

What a Way to Come Down
Various Artists
What a Way to Come Down

Crystalize Your Mind
Various Artists
Crystalize Your Mind

Good Things Are Happening
Various Artists
Good Things Are Happening

So Glad I Found You
The Mystery Trend
So Glad I Found You

Kak-Ola
Kak
Kak-Ola

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