2006年12月30日(土)

「コアラ」と「カンガルー」再発

テーマ:News
FalloutからKoalaとKangaroo、そしてメロウサイケの有名どころのFoodが再発されています。


The Koala
The Koala

いかにも60sらしいエピソードですが、実際はNY出身なのに、レコード会社のCapitolが勝手に「オーストラリアからやってきた」と偽って売り出したガレージパンク系バンド。

1969年の唯一のアルバムは、NYパンク/NYアンダーグラウンドのムードが漂うプロトパンクで、"Poor Discarded Baby"とか"She's a Lady"なんて、ほとんどNew York Dolls。元祖NYパンクと謳われたNew York Dollsにも、さらにその元祖があって、このへんのバンドを大いに参考にしたんだろうなということがうかがえて興味深いです。

ちなみに、ギターのLouis Caineは、のちのSir Lord BaltimoreのLouis Dambraと同一人物とのこと。




Kangaroo
Kangaroo

OrleansのJohn Hallと、Delaney and Bonnieの"Free the People"の作者であるBarbara Keith(のちにソロ作を発表)らが在籍していたバンド。メンバーのBarbaraとN.D.Smart(元Remains、のちにGram Parsonsらとプレイ)がボストン出身で、唯一のアルバム(1968)がMGMから出ているということで、ボスタウンサウンドとして紹介されていることもありますが、結成は彼らがワシントンDCに出てから(他のメンバーはその周辺の出身)で、レコーディングはNYのようです。

未聴ですが、リリースコメントによると「カントリー風味のポップサイケ」とのことです。ちなみに、こちらはオーストラリア出身云々のフェイクプロモーションとは関係ないと思います。




Food
Forever Is a Dream

Gandalf, Common Peopleと並んでCapitol三大メロウサイケと呼ばれる、シカゴ出身のバンドの唯一の作品(1969)。非正規盤?CDは出ていましたが、今回は初の正規CD化ということのようです。

メランコリックでミステリアスなメロウサイケの本道を歩みながらも、突如ヘヴィサイケ風の強烈なファズギターが鳴り響いたり、「クリーミー」なホーンセクションやメロトロン?のようなストリングスの音や、エコーのかかったボーカルなんかが印象的です。

ちなみに、Common Peopleの名作"Of the People, By the People, For the People"(1969)も今年7月にFalloutから再発されているので、Gandalfあたりでメロウ/ドリーミー系に目覚めた方?はこちらも是非どうぞ。


Common People
Of the People, By the People, For the People
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2006年12月28日(木)

Gandalf 未発表音源発売!

テーマ:News

Gandalf
Gandalf II

なんとなんと、私の中ではずっと「テンベスト60sサイケアルバム」であり続けている、あのGandalf(過去記事はこちら)の未発表音源集が1月30日にSundazedから発売されます。

バンドの中心人物で、アルバムの中では(たった二曲ですが)素晴らしいオリジナル曲を書いていたPeter Sandoの所蔵音源を徹底的に調べて発掘したという、貴重なデモテープやアセテート盤やライブ音源(!)などの未発表トラックが13曲収録されています。(こちらのSundazedのページで数曲試聴できます。)

試聴する限りではアルバムの雰囲気とは違う感じもあるので、過大な期待はしないほうがいいかもしれませんが、とにかく音源渇望度の高さではチャンピオン級のバンドだっただけに、ファンとしてはどんなものでも聴いてみたいというのが真情でしょう。これは新年の嬉しいお年玉になりそうです。


Gandalf
Gandalf
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2006年12月19日(火)

サイケデリック番外地 その5

テーマ:YouTube
ヨーロッパ編。


60sスウェーデンを代表するバンド。おバカやってますが、
ポップサイケからソフトロック風に展開する曲は素晴らしい。




ハンガリーの国民的ロックグループ。CD多数。
スタイルを変えながら80年代以降まで活動。




フランス産ビートバンドのLes 5 Gentlemen。
曲はSandalsの"Tell Us Dylan"のフランス語カバー。




イタリアのビートポップバンド、エキペ84。
70年代はプログレ系バンドとして活躍。




ギリシャのバンドだからOlympians。わかりやすい。



スペインのバンド。さすが南米サイケの血縁、
のんきさと繊細さの混ざり具合が素晴らしい。




キノコでも食べたのか?意味不明に陽気。CD出てます。



ジャーマンサイケ系では一番よく聴いてると思う。
ダモ鈴木時代のCanのアルバムはどれもハズレなし。




「頭のイカレた奴 虹の上から小便」
という日本語のフレーズで有名な"Oh Yeah"。




スイス出身のバンド。さっき数えたらCD、7枚も持って
いた。"An Invisible World Revealed"(1971)は名盤。




英バーミンガム出身だが、ヨーロッパ大陸を
渡り歩いて、オランダやドイツ他で活動した。

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2006年12月15日(金)

ラトルズ/四人もアイドル 紙ジャケ再発

テーマ:News

ザ・ラトルズ
四人もアイドル(紙ジャケ仕様)

ビートルズのパロディバンド、The RutlesによるTV用フィルム「四人もアイドル」("All You Need Is Cash")のサントラ、「ラトルズ/四人もアイドル」("The Rutles")が紙ジャケ再発されます。(2007年1月25日発売予定。)

ラトルズというのは、もともとはモンティ・パイソンのEric Idleらによる英BBCのテレビ番組"Rutland Weekend Television"の1コーナーから生まれたもので、そのネタを元にして1978年に米NBCの"Saturday Night Live"(SNL)のスペシャル番組として制作されたのが、この"All You Need Is Cash"です。

「伝説のグループ、ラトルズの軌跡を追ったドキュメンタリー」という体裁で、メンバーの出会いから下積み時代、デビュー後の人気爆発、アメリカ上陸、エド・サリヴァン・ショー出演、英国王室からの叙勲、メンバーの失言によるボイコット運動、映画制作、サイケ文化へのかかわり、会社設立、パートナー(女性)にまつわるエピソード、そして屋上パフォーマンスから解散まで、ビートルズを徹底的にマニアックにパロディ化した作品となっています。

ビートルズのことに詳しければ詳しいほどツボにハマるというか、逆にいうとビートルズのいろんなエピソードを知らなければわからないようなマニアックさで、さすが、モンティパイソンとサタデーナイトライブという、英米を代表するコメディが合体しただけあって、ひじょうに「濃い」内容です。

たとえば、エピソードごとに映像の画質や楽曲のミキシングなどを時代に合わせて「リアル」に再現したり、ゲストに(本物の)ミック・ジャガーやポール・サイモンが登場してラトルズのことを(真剣に)語ったり、ビートルズの「イエローサブマリン」のパロディとして登場する映画も、それらしいアニメーション映像が丁寧に作られていたり、という凝りようです。単なるパロディというより、フレドリック・ブラウンの「発狂した宇宙」のような多元宇宙テーマSFみたいに、別の次元のパラレルワールドで、こちらとは微妙にズレた歴史が展開していた、みたいな感覚にもなってくるような「よく出来た」お話です。

その完成度の高さを支えているのが、ジョンレノン風キャラのRon Nastyを演じるNeil Innes(ボンゾ・ドッグ・バンド)で、彼のペンによる「なんちゃってビートルズ」な楽曲群がなんとも素晴らしい。SNLで彼が弾き語った"Cheese & Onions"がビートルズのブートレグにジョンのアウトテイクとして収録され、この曲はジョンの作だという「伝説」を生んだというエピソードもあります。

単純にコメディとしても、エリック・アイドルによるモンティパイソン的な「こまかい」ギャグも満載だし、SNL陣からはビル・マーレー、ブルース・ブラザーズのジョン・ベルーシとダン・エイクロイド、ギルダ・ラドナーら、パイソン関係からはマイケル・ペイリン、テレンス・ベイラー、グウェン・テイラーらの「濃い」メンツが出演していて楽しめます。

個人的にツボだったのは、ラトルズがシスコで発祥しサイケデリックムーブメントの元となった「お茶」を知る場面とか、ジョンキャラのNastyがナチ指導者の娘で「破壊派前衛芸術家」のChastityと結ばれて「平和のためのシャワー・イン」で婚約発表する場面。しかし、ジョンレノンやヨーコオノからよくクレームが出なかったもんだと感心します。

ちなみに、エリック・アイドルは監督・脚本とポール風キャラ(似てる!)のDirk McQuickly役のほかに、進行のナレーター/リポーター役と、ティモシー・リアリーをパロったみたいなイカレた大学教授役でも出演しています。また、ロン・ウッドやビアンカ・ジャガー、ジョージ・ハリスン(!)らが、ちょい役で出演しているのも見所です。


"All You Need Is Cash"の冒頭場面。

さて、今回再発される「サントラ」ですが、ラトルズのメンバーのうち、ミュージシャンではないエリック・アイドル以外の三人は演奏でも参加しています。濃いキャラクタからは想像し難いかもしれませんが、ジョージ風キャラのStig O'Hara役のRikki Fataarも、リンゴ風キャラのBarry Won役のJohn Halseyも超一流の腕を持ったミュージシャンで、Rikkiは70年代に一時Beach Boysに参加、Johnは(知る人ぞ知る70s英国ロックの名バンド)Pattoのドラマーでした。また、エリック・アイドルの「影武者」としてPattoのギタリストだったOllie Halsallもレコーディング(と映画撮影)に参加しています。



バップ
ラトルズ4人もアイドル! [DVD]
2006年12月09日(土)

Stone Circus 再発

テーマ:News

The Stone Circus
The Stone Circus

Mainstreamから1969年にリリースされたStone Circusの唯一のアルバムが、来年1月(amazonの発売予定日は1日になっていますが、22日発売となっているサイトもあり)に英FalloutからCD再発されます。以前にアナログ起こしの海賊盤CDが出ていたようですが、正規CD化はこれが初めてではないかと思います。

レココレのサイケ特集号の巻頭グラビアに印象的なジャケが載っていたので、見覚えがあるかもしれません。西海岸産という説もありますが、メンバーの多くはモントリオール出身で、NYを拠点にしていたFunny Farmというバンドが母体のようです。Fuzz, Acid and Flowersの評によると、"Recommended for fans of psych and/or progressive rock but not for garage purists."とのことです。

ちなみに、同書にはKey.のメンバーのJonathan CainはのちにJourneyに参加したとありますが、このJonathan Cainは本名がLarry Cohenという人のようで、Babys → Journey → Bad English → ソロ のJonathan Cainとは別人ではないかと思います。彼のオフィシャルサイトのBio.などにもStone Circusの名前はまったく出てこないので・・・。
2006年12月06日(水)

Mariska Veres (1947-2006)

テーマ:News

先日YouTubeテーマで取り上げたショッキング・ブルーの女性ボーカリスト、マリスカ・フェレスさんが、12月2日にガンで亡くなりました。享年59歳。ご冥福をお祈りします。

トリビュートの動画がYouTubeにアップされています。Mariska Veresで検索してみてください。近年はかなり恰幅が良くなり、自身が血を引くジプシーの音楽でも活動されていたようです。(動画はこちら。)


ザ・ショッキング・ブルー
ヴィーナス AT HOME+SCORPIO’S


ショッキング・ブルー
ショッキング・ブルー
2006年12月03日(日)

「DISCOVER AMERICA COLLECTION」第1弾

テーマ:News
エアーメイルから、60~70年代のアメリカ音楽の隠れた名盤・知られざる傑作を紙ジャケ再発するシリーズ、「DISCOVER AMERICA COLLECTION」がスタートしました。その第1弾は、西海岸のWhite Whaleレーベルからリリースされた6作品で、いずれも2006年24ビット・リマスタリングの米国盤オリジナル紙ジャケット仕様となっています。(発売は12月6日。)



ニノ・テンポ&エイプリル・スティーヴンス
オール・ストラング・アウト(紙ジャケット仕様)

Nino & Aprilは、フィル・スペクターのセッションマンとしても知られたニノ・テンポと、その妹のエイプリル・スティーヴンスによるデュオ。未聴ですが、フィル・スペクター風ウォール・オブ・サウンドなポップアルバムとのことです。



ロケッツ
ロケッツ(紙ジャケット仕様)

ロケッツはニール・ヤングのバックバンドのCrazy Horseの前身。ビリー・タルボット、ラルフ・モリーナ、ダニー・ウィッテンが在籍していました。音はサイケをまぶしたカントリーポップロックという感じ。過去記事はこちら



J.K.&カンパニー
サドゥンリー・ワン・サマー(紙ジャケット仕様)

2コ前の記事で取り上げたばかりですが、単なる偶然で、そのときはまだ再発の話は知りませんでした。残念ながら、未発表テイクなどのボーナストラックはないようです。



トリステ・ジャネロ
ミート・トリステ・ジャネロ(紙ジャケット仕様)

女性ひとりを含むテキサスはダラス出身の5人組コーラスグループ。セルジオ・メンデス・フォロワーなボッサ/ブラジリアンテイストが特徴のソフトロックサウンド。



クリーク
シュガー・オン・サンデー(紙ジャケット仕様)

以前こちらのFun and Gamesの記事でちらりと書きましたが、ゲイリー・ゼクリーのプロデュースによる、バブルガム~ソフトロックファンにはマストな一枚。マイフェイバリットソングな"Sugar on Sunday"や、R.E.M.がカバーした"Superman"のオリジナルが素晴らしい。バブルガムポップ系にしては、ホーンが入った黒っぽいナンバーが散見されたりするのも特色です。私が持ってるVarese Sarabande盤CDはボーナストラックが6曲でしたが、こちらには10曲がクレジットされています。



リズ・ダモン・オリエント・エクスプレス
遠い初恋(紙ジャケット仕様)

ハワイ出身のコーラスグループで、「目が覚めるよう華麗なアレンジと男女コーラスによるソフト・ロック・サウンドが楽しめる」とのこと。なお、"Electric Psychedelic Sitar Headswirlers Vol.2"などのコンピに収録されている東洋風サイケバンドのOrient Expressとはまったく別のグループです。


詳細は発売元のエアーメイルのページで。

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