2006年09月30日(土)

ビリー・ザ・キッドDVD 廉価版発売

テーマ:News

ワーナー・ホーム・ビデオ
ビリー・ザ・キッド 21才の生涯 特別版

以前こちらに、ようやくDVDが発売されたと書いた「ビリー・ザ・キッド 21才の生涯」(特別版)ですが、10月6日にワーナーの「スーパー・ハリウッド・プライス」シリーズとして廉価版が発売されます。なんと、約198分の特典付きのDVD2枚組で690円(アマゾンでは現在621円)という低価格。

先に高い値段で買った人(私です)はお気の毒な感じですが、期間限定版(10月6日~12月8日)ということなので、買いそびれていた方はこの機会にどうぞ。


このシリーズで今後発売される、当ブログ関連のタイトルをいくつか挙げておきます。


ワーナー・ホーム・ビデオ
欲望

ミケランジェロ・アントニオーニ監督の名画。ロックファンにはヤードバーズが「ストロール・オン」を演奏するシーンで有名ですが、60s好きはファッションなどの映像だけでも楽しめます。11月3日発売。



ワーナー・ホーム・ビデオ
ヒストリー・オブ・ロックンロール Vol.3

このVol.3には「プラグイン」「ウッドストック・ジェネレーション」の2話を収録。前者はボブ・ディランがフォークギターをエレキに持ち替えるエピソードに始まって、フォークロックブームからモンタレー・ポップフェスに至るお話。後者はサイケデリックムーブメント~ウッドストックを中心とするお話。12月8日発売。



ワーナー・ホーム・ビデオ
ディレクターズカット ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間

これはもう以前から廉価版で売られてましたね。新版は12月8日発売。


詳細はワーナー・ホーム・ビデオのページで。

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2006年09月27日(水)

ヘヴィサイケ特集 その22

テーマ:サイケデリック
The Hook
The Leavesの2ndアルバム時のメンバーだったBobby Arlin(ギター)が率いたLAの三人組。1968年のデビューアルバム''Will Grab You''は、クリーム~ジミヘンからの影響が色濃い典型的なパワートリオサウンドで、グニグニ歪むファズギターがヘヴィサイケ感を高めています。

ブルースベースの曲も良いですが、ポップサイケ系のナンバーにIron Butterflyを髣髴とさせるような、ちょっと変態っぽいメロやリフや展開が顔を覗かせるのも魅力です。このへんの音を聴くとホントに和みます。もう理屈抜きに好きですね。

2ndの''Hooked''(1968)ではドラマーが替わり、オルガンが加わって4人編成になっています。その結果のサウンドの変化が、GFRにオルガンが加わったときの変化を連想させるのが面白いところ。フルートが入ったソフトサイケチューンやソウルっぽいR&B曲など、バリエーションがより広がっていますが、ファズギターサウンドや変態チックな楽曲は健在で、こちらのアルバムもグッドです。

CDは1stがドイツのLizard Recordsから、2ndはオーストラリアのProgressive Line(Dole Music)から出ています(他からリリースされているかどうかは不明)。


Hook
Hook Will Grab You

Hooked
Hook
Hooked



Help
のちにDoobie Brothersに参加するドラマーのChet McCrackenが在籍していた西海岸のトリオ。(Azitisの前身のHelpとは別のバンドで、Azitisはこのバンドと混同されないために改名したとか。)

曲も演奏もプロダクションもメジャー感あふれる一級品で、Deccaから2枚のアルバムを出しながら、なぜほとんど売れずに無名で終わったのか不思議です。おそらく、単なるプロモーションの失敗だったのかもしれませんが、シスコサイケ風のヘヴィネスと、ドゥービーズのような明快なウェストコーストロックのちょうど中間あたりの過渡的なサウンドが、耳目を驚かすニューロックが勃興する1971年という時代的なダイナミズムに取り残されてしまったのかな、とも思ったりします。

サイケデリック的には、そのウェストコーストサウンドの王道的なメジャー感がマイナスになっているとも言えなくはないのですが、それでもやはり1stの''Run Away''や''For Sale''や、よりヘヴィになった2ndの''Do You Understand the Words''のような、軽快な西海岸ロックとシスコサイケから継承したインプロやアシッド感が混じりあったような楽曲群は、個性的で素晴らしいと思います。

なお、CDは1st単独のもの(Hamster Music。非正規盤?)と、2枚をカップリングした2on1(Free Records)が出ています(2ndが単独で出ているかどうかは不明)。


Help
Help

Help/Second Coming
Help
Help/Second Coming



Totty
DennisとByronのTotty兄弟を中心とするオクラホマ出身のトリオ。オリジナルは1977年の自主制作アルバムで、プレスは50枚のみというレア盤です。

音はドライブ感あふれるサザンハードロックで、間奏などにアシッド感のある(ジミヘン風)ヘヴィサイケ的展開があったりして、サイケファンにもじゅうぶん楽しめると思います。とてもプライベートプレスとは思えないメジャー感・大物感があって、ZZ Topみたいなスケールの大きなグルーヴがうねるパワートリオサウンドが素晴らしい。


Totty
Totty



Dias de Blues
南米はウルグアイ出身のヘヴィサイケトリオ。1972年のアルバムはお隣のアルゼンチンでレコーディングされ(両国で)リリースされたので、アルゼンチンのバンドのように書かれていることもあります。

基本はブルースなんですが、かなり達者なギターの歪み度が大きいのと、歌ってるのがスペイン語(全曲オリジナル)ということで、南米ヘヴィサイケムードを堪能できる好盤となっています。(ヘンテコなエフェクトやら、まったりなインプロなんかもあり。)

CDはAkarmaから再発されています。


Dias De Blues
Dias De Blues
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2006年09月23日(土)

サイケデリック番外地 その1

テーマ:YouTube
南米サイケ編。いずれも以前特集で取り上げたアーティストです。過去記事は左のArtist Indexからどうぞ。


アルゼンチンのバンド。ここから派生したバンドはどれもレベルが高い。



AlmendraのLuis Alberto Spinetta(G,Vo)が
プログレ系のInvisibleの前(1972~73頃)に率いたバンド。




AlmendraのEdelmiro Molinari(G,Vo)が1972~73頃
率いたジミヘン・フォロワーなヘヴィサイケトリオ。




これもアルゼンチンのバンド。1970年の同名1stは名盤。



メキシカンサイケ。アルバムも素晴らしい。



ブラジル・ポップサイケの雄。アルバムとはまた違った脱力具合
も良い。バンドはスタイルを変えながら70年代以降も存続。




バックはMutantes。この映像はたぶん、トロピカリズモ運動のきっかけとなった
1967年のブラジリアン・ポップ・ミュージック・フェスティバルからのもの。




トロピカリズモを象徴する曲となったCaetano Velosoの''Alegria, Alegria''。
Caetano VelosoはGilberto Gil, Gal Costaらとともにムーブメントを主導。




この曲は1969年のデビュー作に収録。今年還暦を迎えて元気に活動中。



超絶的なテクニックと不思議な声に胡散臭さが同居する個性が強烈。
50年代で一番サイケな人だったかも。アルバムもハマります。ペルー出身。


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2006年09月21日(木)

RhinoからDoorsのBox発売

テーマ:News

The Doors
Perception

ひと月ほど前にDoorsのオフィシャルサイトに載っていたのですが、書きそびれていたので・・・。

11月21日にRhinoからDoorsのデビュー40周年を記念したボックスセットが発売されます。タイトルは''Perception''(*1)で、CD6枚+DVD6枚の12枚組という、すさまじいものになるようです。

6枚のCDは、オリジナルのスタジオアルバム6タイトルに貴重な未発表テイクを追加したもので構成されており、DVDには各アルバムの5.1チャンネルDTSサラウンドミックスおよび別バージョンのステレオミックス(オーディオ)とともに、レアな映像やフォトギャラリー、歌詞などが収録されるとのことです。

それぞれのアルバムのボーナスマテリアルには・・・、

The Doors (1967)
''Moonlight Drive''のオルタナ2テイク。未発表バージョンの''Indian Summer''。映像は''Break On Through (To The Other Side)''のプロモビデオとカナダのTVの''The End''(1967)。

Strange Days (1967)
''People Are Strange'', ''Love Me Two Times''の未発表テイクに、''When the Music's Over''のヨーロッパでのライブ映像。

Waiting for the Sun (1968)
未発表テイクの''Not to Touch the Earth''とメンバーの対話。クラシックのスタンダード「アルビノーニのアダージョ ト短調」。17分におよぶ''Celebration of the Lizard''。DVD映像はHollywood Bowlギグの''Spanish Caravan''に、デンマークのTVの''The Unknown Soldier''。

The Soft Parade (1969)
''Touch Me''の未発表テイクとスタジオでの会話。未発表曲の''Push Push''。2テイクの''Whiskey, Mystics and Men''と''Who Scared You''。映像は同年にNYのテレビで撮られた''Soft Parade''と''Tell All the People''。

Morrison Hotel (1970)
''Roadhouse Blues''の8つの未発表テイク。初出の''Peace Frog'', ''The Spy'', ''Money Beats Soul'', チャック・ベリーの''Carol''。''Roadhouse Blues''と''Wild Child''のビデオ。

L.A. Woman (1971)
追加トラックに''Orange County Suite'', ''(You Need Meat) Don't Go No Further''など。映像は''The Changeling''のビデオに、オーストラリアのTVのリハーサル''King Snake''。

・・・といったところがアナウンスされています。

また、これに先立って、バンドのメンバーによる初のオフィシャルな「ドアーズ自伝」、''The Doors by the Doors''(Hyperion, Hardcover, $45.00)も11月7日に出版される予定です。

*1
バンド名の由来は''Doors of Perception''(オルダス・ハクスリーの「知覚の扉」の原題で、ウィリアム・ブレイクの詩の一節から取られた)。
2006年09月17日(日)

Family Tree / Miss Butters 初CD化

テーマ:News

Family Tree
Miss Butters

先ごろRadioactiveからCD再発されたOrphan Eggなどに続いて、またひとつ埋もれていたシスコサイケ系のマイナーバンドのアルバムがCD化されます。

このFamily Treeは、Quicksilver Messenger ServiceのGary DuncanとGreg Elmoreが在籍していたことで有名なBroguesのベーシストだったBill Whittingtonらが1966年頃に結成したバンドです。67年にマイナーレーベルのMira(The Leavesが在籍していたレーベル)からシングルを一枚出したあと、LP用の曲も録音したようですが、結局Miraからはアルバムはリリースされませんでした。

私の持ってるCD13枚組のガレージサイケコンピ''Mindrocker''に、このMiraから出たシングルの両面が収録されているのですが、音は66年ごろのシスコサウンドを象徴するような原初型フォークロックとなっています。(ちなみにBroguesのシングルもこのコンピや、Nuggets Boxなどで聴くことができます。)

今回再発されるタイトルの''Miss Butters''というのは、その後メジャーのRCAに移籍して制作した1968年のアルバム。ソングライティングに当時売り出し中のHarry Nillsonが参加し、ストリングスやホーンが入った「サージェントペパーズ」フォロワーなコンセプトアルバムになっているそうです。Mira時代のサウンドとはまた違った、極上のソフト/ポップサイケ作品とのことなので、楽しみです。CDはRev-Olaから10月30日に発売予定です。
2006年09月15日(金)

ヘヴィサイケ特集 その21

テーマ:サイケデリック
B.F. Trike
自主制作フォークロック系サイケの名盤として名高いHickory Windの4人のメンバーのうち、Sonny Prenticeを除く3人が立ち上げたヘヴィサイケトリオ。1971年に出身地のIndianaからNashvilleに出向いてLP用に録音された音源は、結局1989年にRockadelicからアナログでリリースされるまで陽の目を見ませんでした。CDは同じRockadelicから1997年に再発されています。

''Hickory Wind''(1969)の中でもサイケファンからの人気が高く、唯一のヘヴィサイケチューンといえる''Time and Changes''の方向性(ファズギターサウンド)を追い求めたといえるのが、このB.F. Trikeです。''Time and Changes''は''B.F. Trike'' のオープニングトラックとして再録されています。

ただし、その楽曲群はHickory Windとくらべてかなり通俗的というかイモっぽいのが特徴で、「Hickory Windよもう一度」というつもりで買ってがっかり、というパターンもあるようです。確かに、Hickory Windのような「地下室にひっそりと咲いたケシの花」といった微妙な味わい・趣きには欠けるのですが、私のように病気が進んだ者にとっては、そのイモっぽい部分にハマってしまうというか、耳について離れなかったりします。強烈ながらいなたい感じのファズギターに、ポンポンと跳ねるようなリズム隊、鋭角的で個性的なボーカルハーモニーがからむところなんかもグッドです。


B.F. Trike
B.F. Trike (リンクはRockadelic Records。試聴可。)


Hickory Wind
Hickory Wind



Bang
Pennsylvania出身で、フロリダを拠点として活動したヘヴィロックトリオ。1971~73年ごろにかけてCapitolから3枚のアルバムを出しています。近年には未発表アルバムなどの発掘音源を含む全作がCD再発されました。(未聴ですが、2004年にはリユニオンによる新録アルバム''The Maze''もリリースされています。)

メジャーなのかマイナー(アングラ)なのか、どっちともいえないような中途半端さが逆に面白いというか、このバンドのひとつの個性になっている感じです。ソングライティングや演奏(特に色っぽいボーカル)でメジャー級の能力を持ちながら、制作側があまり乗り気でなくて、作品的にいまいちハジケなかったというのが真相なのかもしれませんが。

1stの''Bang''(1971)は(特に前半が)モロにBlack Sabbathフォロワーでドゥームなヘヴィロックで、サバス風のリフやメロディのみならず、オジーやトニーのちょっとした手癖みたいなフレーズが飛び出してくるのが面白い。2ndの ''Mother/Bow to the King''(1972)はいわゆるコンセプトアルバムになっていて、アレンジやバッキングを含めてより丁寧に作りこまれています。この2nd以降は、キャッチーさと複雑さを併せ持った多彩な楽曲が特徴的になります。

なお、CDは1stと2nd、および、3rdと未発の4thをカップリングした2on1も出ています。


Bang
Bang


Bang
Mother/Bow to the King



Thunder and Roses
フィラデルフィア出身のトリオ。69年に''King of the Black Sunrise''というアルバムを一枚残しています。(1998年にLizard RecordsからCD再発。)

''Red House''をカバーしてることでもわかるとおり、音はジミヘン/エクスペリエンスフォロワーで、特にラストの''Open Up Your Eyes''などはアシッドなギターが駆け巡る典型的なジミヘン風ヘヴィサイケデリアとなっています。

特にどうという特徴はないのですが、前にも書いたように、このへんの「いかにもな」タイトルをいっぱい揃えるのも、ヘヴィサイケ収集の醍醐味ではないかと思います。ちなみに、オープニングナンバーの"White Lace and Strange"は、のちにKurt CobainのNirvanaがカバーしています。


Thunder and Roses
King of the Black Sunrise (リンクはRateYourMusic)



Truth and Janey
これはカッコイイ! 70s(マイナー)ハードロック、特にパワーロックトリオ好きにはオススメです。

アイオワ州はシーダーラピッズ出身の三人組で、1976年に''No Rest for the Wicked''というスタジオ作を出しています。これは2001年にMonster RecordsからCD再発されていて、ほかにも当時未発だった1976年の強力なライブ録音(アナログは1988年に2枚組の''Live''として発売)が''Erupts!''(2003)というタイトルで同レーベルからCD化されています。

トリオ編成ならではの緊迫感と(特にライブでの)ぶっとい音圧とパワー。しっかりしたテクニックに裏打ちされた演奏が、湧き出るようなアイディアで自由に駆け巡る時の高揚感。ブリティッシュハードロックへの憧れを純真に表出した瑞々しさ。ヘヴィサイケの伝統を受け継ぐトリッピーなギターのインプロ。ナイーブ系の若々しいボーカルワーク、などなど。ヘヴィ/ハードロックファンにはたまらないツボが満載です。


Truth and Janey
No Rest for the Wicked (リンクはFreak Emporium)


Truth and Janey
Erupts!

2006年09月10日(日)

ヘヴィサイケ特集 その20

テーマ:サイケデリック
Elysian Field
ケンタッキーはLouisvilleのガレージグループSoul Inc.から派生したバンド。最初はトリオ編成でしたが、のちに5人編成になっています。ロカビリーの兄ちゃんみたいなジャケ写からは、どんな音か想像しにくいかもしれませんが、実際1999年にGear Fabから出たコンピCDの中身も、なかなか一筋縄ではいかない内容です。

というのも、レーベルから強要させられた方向性はR&B風味のポップ/ソフトロックサウンドなんですが、バンドのメンバーが本当にやりたかったのはクリーム~ジミヘン/エクスペリエンス系のヘヴィサイケデリアだったのでした。というわけで、1968年から71年までの音源を集めたコンピには、ストリングスやホーン入りのソフトロック~ポップサイケと、エクスペリエンス風のヘヴィサイケナンバー(さらに原初サザンロック風ナンバーまで)が同居しているのですが、そのどちらも出来が良いので、「一粒で二度おいしい」状態になっています。才能が豊かだったゆえに売りそびれたバンドの典型のひとつかもしれません。


Elysian Field
Elysian Field



Parish Hall
バンド名とジャケットから、Parish Hallという人のソロ作と勘違いされそうですが、西海岸産のヘヴィロックトリオです。1970年に同名タイトルのアルバムを一枚出していますが、90年代にヨーロッパのコレクターの間で注目されるまで、長らく埋もれていた存在だったようです。CDは1999年にAkarmaから出ています。(追記:Falloutからも再発されました。)

音は前者以上に明快なジミヘン/エクスペリエンスフォロワーで、ややボーカルが地味な感じですが、演奏も全曲オリジナルの楽曲もクールでかっこいい。 ''Stone Free''的なヘヴィサイケデリアを70s風に料理するセンスも光っています。


Parish Hall
Parish Hall



Highway Robbery
後期グランドファンクのノリに近い脳天気系パワーロックトリオ。1972年にRCAから''For Love or Money''というアルバムを出しています。音もプロダクションもメジャー系で、プロデュースは''Crosby, Stills & Nash''(1969)などを手がけたBill Halversonです。Fuzz, Acid and Flowersでは、''One of the best major-label heavy rock albums of the era ...''と評されています。

基本はTed Nugentなどのデトロイト産ハードロック系の単純明快でわかりやすいパワーロックなんですが、ミディアム~スロウなナンバーに浮遊感のあるアシッドチューンがあったり、エナジー噴出型の典型的な70sハードロックの中にも、60sから受け継いだヘヴィサイケデリアの遺産を聴き取ることができます。強力なヘヴィロックアルバム。


Highway Robbery
For Love or Money



Highway
ミネソタ出身のトリオ。オリジナルは1975年に500枚プレスされたLPで、それに4曲の未発表曲を加えたCDがバンド自らのレーベルより再発されています。

音は英国マイナーハードロック風のリフやフレーズを持った楽曲(Wishbone Ashあたりからの影響大?)が、60s米国サイケ風のまったりとした展開をみせるのが特徴で、そこはかとなく漂う哀愁と、ナイーブ&イノセント系ながら力強いボーカルの魅力と相まって、個人的にはかなりハマっています。


Highway
Highway (リンクはFreak Emporium)

2006年09月05日(火)

Bubblegum Music

テーマ:YouTube

バブルガムポップといえばこのグループ。1967年の第一弾シングル。



こちらも1910 FC同様、バンドというよりBuddahのプロデューサー
チームKasenetz/Katzによるプロジェクトという感じ。



Buddahのバブルガム系グループでは最もサイケ寄りかも。愛聴盤
''Green Tambourine''(1968)には約9分の「どサイケ」チューンも。



Archiesの実体Ron Dante。素晴らしく才能ある人なのに本人は売れなかった。



こちらは元のアニメバージョン。



モンキーズだ。なんと言われようと、これでいいのだ!



オリジナルはKingston TrioのJohn Stewartで、
本人のバージョンはJohnny Cashみたいな感じ。



この曲より前の66~67年ごろはカート・ベッチャーとコラボしていた。



牛も知ってるカウシルズ (巨泉)



ハリケーン・カトリーナ禍でBarryが、それを追うように今年Billyが逝去。



パートリッジファミリーといえば、テーマソングの
''Come on Get Happy''のメロディが浮かんでくる。



UKのバブルガムグループ・・・というよりTony Burrowsのソロプロジェクト。
2006年09月02日(土)

ヘヴィサイケ特集 その19

テーマ:サイケデリック
Stained Glass
シスコ近郊のサンホセ(サンノゼ)出身のトリオ。60年代末に2枚のアルバムを出しています。1stの''Crazy Horse Roads''(1969)はCD化されているかどうか不明で未聴ですが、2ndの''Aurora''(1969)は昨年RadioactiveからCDが再発されました。

ローカルバンド時代はビートルズのカバーやフォークロックをやっていたとのことですが、メジャーのCapitalから出した2ndアルバムの音は、Quicksilver Messenger Service系の上質なシスコサイケサウンドとなっています。(LPでいうB面ではCreamへのリスペクトが顕著なヘヴィサイケ色が強まるのも聴きどころ。)

サウンドだけではなく、実際にQMSファミリーとの関連も深く、ベース&ボーカルのJim McPhersonは70年代前半にQMSのJohn CipollinaとともにCopperheadを結成しています。Copperheadの代表曲となるMcPherson作の''Kibitzer''は元々Stained Glass時代の曲で、''Aurora''に収められています。

なお、リンク先のAmazonの解説にはUK bandと記されていますが、誤りです。


Stained Glass
Aurora



Fresh Blueberry Pancake
ピッツバーグ出身のトリオ。1970年のオリジナルは50枚ほどのデモプレスのみの激レアアイテムだそうです。

ジャケットがちょっとアレな感じ(近年の再発時に新たに描かれたもので、オリジナルは無地にステッカーのみ)なんですが、音の方はヘヴィサイケファンには間違いないたぐいのものです。いかにもアメリカンヘヴィサイケなドロドロ~ズルズルのグルーヴを聴かせてくれます。

特に、凶暴に歪んだファズギターが強烈で、ブンブンとうなるベースと相まって直接脳髄の奥に届いて来る感じです。曲は主にブルースベースで、すべてがヘヴィチューンというわけでもないのですが、ユルい曲もCountry Joe風ヘロヘロ系ボーカルがいい感じで、雰囲気があって素晴らしい。


Fresh Blueberry Pancake
Heavy



Mason
東海岸はバージニア出身のトリオ。1971年に唯一のアルバム''Harbour''を残しています。

基本はハモンドオルガン+ベース+ドラムという編成で、(特に先頭の曲なんか)アメリカ版Atomic Roosterといった趣きです。しかし、ギターレスというわけではなく、クレジットではベースとキーボードのメンバーによる、ヘヴィで達者なギターも聴かせてくれます。加えて、管楽器やアコギが入ったTraffic~Jethro Tullを連想させるような曲など、こちらはかなりブリティッシュロック的なテイストの音なのが特徴です。全体的にハイレベルな作品。


Mason
Harbour



White Lightning
''Action Woman''でお馴染みのガレージパンク系バンド、The Litterの最初の2枚のアルバムに参加していたギタリストのTom 'Zip' Caplanが、Litter脱退後に結成したミネソタのトリオ。その後5人編成となり、バンド名をLightningに短縮して、1970年にセルフタイトルのアルバムを一枚出しています。

トリオ時代はシングルを出したのみでしたが、''Strikes Twice 1968-1969''という全長約78分のコンピCDが出ていて、前半と後半に分けて「両時期のUnreleased Albumを収録」という体裁になっています。Lightning期の方が演奏・アンサンブルともに進化している感じですが、ヘヴィサイケというよりハードロックに近いかなというサウンドです。一方、White Lightning時代の音は、ローでスカスカで強烈なファズギターがハジけるヘヴィサイケ度の高い音で、やはりこちらの方がより魅力的です。(約12分の''No Time for Love''なんかはQMSの''Gold and Silver''を激ファズでまぶしたようなヘヴィサイケジャム!)

ところで、Zipが抜けたあとに発表されたLitterの3rdアルバム''Emerge''(1969)が、ヘヴィサイケ/ハードロック指向になり、White Lightningと似たテイストになっているのが面白いところ。(こちらにもQMSの''Gold and Silver''っぽいフレーズが出て来たり、約12分のまったりヘヴィサイケ曲が入ってたりするのは偶然でしょうか?)


White Lightning
White Lightning Strikes Twice 1968-1969

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