はい、その1に続いて続きをやりますね。
前記事では前準備的なモノを説明したんですがここからは色調整やぼかしをやっていきます。
5.色を整える。
ここでキャラだけ切り抜いたレイヤーの色とコントラストをを整えます。
レベル補正を調整して、
トーンカーブをリニアコントラストへ
これで白黒を締めます。
比較するとこんな感じ。(左が施工前・右か施工後)
6.背景をぼかす。
今回は背景とキャラが地に付いている部分があるので、まず背景付きのレイヤーを2枚にします。
うち1枚を一時的に非表示にして、キャラをくりぬいた状態でマスクをかけます。
その後、レイヤーマスクを非表示にします。(Shiftキーを押しながらレイヤーマスクをクリックすればOKです。)
次にこの状態でレイヤーを選択した状態で、ぼかし(レンズ)を選択します。
ぼかしの度合いは虹彩絞りの半径を調整します。
次にぼかしを淹れたくない範囲を、非表示にしているレイヤーを表示して、グラデーションマスクをかけます。
今回はこんな感じでマスクをかけて、ぼかしの度合いを調整しました。
レイヤーを重ねるとこんな感じで、奥だけぼけてる様になります。
7.明るい部分は明るく、暗い部分は暗くする
単純なコントラストによる強調とは別に明るい部分は明るく、暗い部分は暗くします。
・明るくする箇所
ここでは選択範囲⇒色域選択を使用します。
ここは決まった値がありませんので、許容量と範囲に関しては選択範囲の度合いを見て、目視で調整します。
次に選択範囲の変更で境界をぼかしその後新規レイヤーで塗りつぶします。
この時、塗りつぶす色はSSの雰囲気に合わせて明るめの色をいろいろと選ぶのが無難です。特に白でなければいけないという決まりはないので、ここは自由にやってみましょう。
ちなみに今回は明るい部分はちょっと赤寄りのピンクでやってみました。
このままの状態じゃさすがに凄まじい事になっているので、ここで
「描画モード」(左枠)と「不透明度と塗り」(右側)を調整しましょう。
今回は、オーバーレイの不透明度30%に調整しました。
いい感じになったかな?
・暗くする箇所
こちらは先ほど使用した色域選択は別の方法を使います。
まずキャラだけ切り抜いているレイヤーを複製します。
次にこの状態でノイズを加えます。
量は大体10%ぐらいです。ここの量は大体固定です。
その後、イメージ⇒色調補正⇒二値化を行います。
ここで問われる「しきい値」ですが、ここもSSの状態を見て目視で調整します。影になる部分を強くしたければ高めに、弱くしたければ低めにします。
その後、白になる部分を、自動選択で取り除き、黒の部分だけを残します。
その後、黒の部分になった部分レイヤーの範囲を選択し、同じように選択範囲の変更で境界をぼかしその後新規レイヤーで塗りつぶします。この時も、塗りつぶす色はSSの雰囲気に合わせて明るめの色をいろいろと選ぶのが無難です。特に黒でなければいけないという決まりはないので、ここでも自由にやってみましょう。
この状態も、先ほど同様に
「描画モード」(左枠)と「不透明度と塗り」(右側)を調整しましょう。
今回は、オーバーレイの不透明度40%に調整しました。
こんな感じ。
これで、明るくする部分と暗くする部分の調節は完了です。
最後に、それぞれ色調整の為に用いたレイヤー2つをグループ化し、はみ出している部分を隠します。
これで、ひとまずは完成。
施工前(左)と施工後(右)で、その差は歴然。
3からは、ちょっとした細かいところに手を加えていきます。
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