ドラムセットを使った練習方法 | ドラム練習帳

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ドラムについての情報をまとめています。

リズムの表と裏

リズムには表の拍と裏の拍があります。一般的には1234、とカウントを数える強いアクセントがくるところを「表」といい、強いアクセント同士の間「と」の部分を「裏」といいます。別の言い方で、「表をオンビート」「裏をオフビート」という言う場合もあります。

リズムにおける裏の役目は、リズムを強く感じるオンビート同士の間で「クッション」のような働きをしています。この裏をコントロールしたり感じたりすることができて、オンビート(表)をより引き立たせることができます。表拍や裏拍のことを考えながら歩くことでもリズム感を鍛えることができるでしょう。具体的には表の時に足が地面に接地するようにしたり、裏の時に足が地面に接地するようにしたり、また161つ目、4つ目など、色々試すといいでしょう。

シンコペーション

リズムの裏拍と表をタイで結んだフォームを「シンコペーション」といいます。シンコペーションはユニークな特徴を持っていて、表の流れをひっくりかえしたようなリズムの流れを不規則な流れに変えてしまう要素を持っています。 裏の音符を表の音符へタイで結んだときの表の音は弱くなるので裏でアクセントをいれたように聞こえます。

シャッフル

シャッフルは8分の6拍子や8分の12拍子、4分の4拍子の3連符などで楽譜に表されます。跳ねるようなリズムなので、スネアの直前にバスドラが入って引き立てるような役割をすることが多いです。

フィルイン

フィルインは、「フレーズ同士の間を埋める」役割があります。

メロディと次のメロディとのつなぎ

盛り上がりをみせるサビ前の部分

エンディングの前

上記のような曲の内容が変化するところに使うのが効果的です。フィルインの長さは、たいてい2拍から長くても2小節ぐらいが丁度よく感じられると思います。フィルインは、共演者に次の展開を知らせるだけではなく、聞く側にも次の展開を予感させるスリリングな働きがあるので、積極的に使っていきましょう。

ユニゾン

ユニゾンとは、複数の音を同時に叩くことです。クレッシェンドしながら使えば盛り上げる効果が非常に高いです。視覚的にも同時に叩くことは有効なので、余裕があれば使いたいテクニックです。

ダイナミクス

強弱のことです。曲を単調なものにしないこともドラマーの仕事の一つです。AメロBメロと変えていくのはもちろんですが、フレーズ中でもしっかりメリハリのある演奏ができるといいです。

ボーストレーニング

両手両足(右手:フロア、左手:スネア、右足:バスドラ、左足:ハイハットが一般的)で同時に「ダダダダダ・・・」と一定の速さで叩くだけのものですが、4種類の音を収束させるようにすることによって手足のバランスを確認でき、プレイを開始するときのウォーミングアップにうってつけです。

4Way

手足を独立して動かすことです。

手二発・足一発

フィルインなどで使います。S.D.S.D.B.D.などを繰り返します。

手二発・足二発

S.D.S.D.B.D.B.D.などです。他にも手四発・足二発や手二発・足四発などがあります。

休符移動+B.D.

手の休符移動で、休符部分にB.D.を入れます。音の感覚や振り上げるタイミングを意識するようにしましょう。

左手・左足の強化

右利きの人やドラムを長くやっている人は、H.H.を右手で叩くことが多いので右手のスピードばかりが強化されてしまう傾向があります。ルーディメンツを左手始まりにするのもいいですが、たまにはフィルインを左手始まりにしたり、クラッシュを左手で叩いたりするといいです。同様に、左足もバスドラの練習をするなど工夫してください。