2007年06月06日(水)

フリースクール:発達障害児を対象 染原さん、私財投じ元旅館改装--宗像 /福岡

テーマ:フリースクール
◇個々に応じて学習指導 宗像に「YOYO学園」開校--県内初の民間
 注意欠陥多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)など発達障害の幼児と児童生徒を対象にしたフリースクール「YOYO(ようよう)学園」が宗像市神湊に開校した。理事長兼学園長の染原レイ子さん(55)が私財を投じて元旅館を購入し、一部改装した。同様の民間施設としては県内初で現在、小学生4人と幼児1人が入園している。
 学園は3185平方メートルの敷地に、鉄骨(一部木造)2階建て延べ1270平方メートル。海岸のそばで玄界灘が一望できる。学園名は「陽葉」「前途洋々」など太陽をいっぱい浴びた緑の葉っぱや子どもたちが伸び伸びと育ち、楽しく学べることをイメージした。
 染原さんは日本LD学会認定の特別支援教育士でもあり、博多区で学習支援教室「からーぼっくす」も経営。スタッフは幼稚園、小学校、養護などの各教諭免許や言語聴覚士、図書館司書の資格を持った常勤5人と英会話や日本舞踊などを指導する非常勤5人。
 定員は幼稚部=10~20人▽小学1~3年=10~15人▽同4~6年=10~20人▽中学生=5~15人▽ショートクラスA(1回1時間半、4~15歳)=1週間に18人程度▽同B(1回1時間、3歳児)=8組程度の親子。
 入園時に面談や検査で子どもたちの言語能力や理解力などを的確につかみ、個々人に応じた学習指導プログラムを設定する。LDの治療法の一つで、トランポリンやシーソーなどを使って、いろいろな感覚を養う「感覚統合運動」や言葉指導を通して発達を促す。
 染原さんは97年、小学校教頭を最後に退職。次男(21)が小学6年の時にLDと診断され「母親としての責任を痛感した」と言う。染原さんは「子どもは育つ時に育てておかないといけないことが分かった。学びやすい環境で伸び伸びと成長した時に能力が開花する。これがすべての自信につながる」と話す。
 問い合わせはYOYO学園0940・62・0044。【中原剛】
〔福岡都市圏版〕

6月6日朝刊 毎日新聞
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