protoplastico surfboards & designs  木製サーフボードの作り方、おしえます。

日曜大工の道具で素人がゼロから始められる、かんたん!木製サーフボード「プロトプラスティコ」 
サーフボードを自分で作ってみよう!!!


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兼ねてから国内のウッドボードビルダーって何人くらいいるものなのかと疑問に思っていたんですが、多分、多くても数十人でしょうね。Webで検索すると数名のビルダーのブログやホームページがヒットします。

となると、これはもうとても狭い世界ですから、大抵の人とはイベントやネットを通じてなんらかの形で繋がりがあったりするのです。

そんな世界に足を突っ込んでしまったのが、

《el surfo crafts & arts》のエルくん
http://ameblo.jp/elsurfo/

現在、愛知県豊橋市で大工さんの修行をしながら木製サーフボードのビルドに挑戦中。

彼のブログでは、初めてのウッドボード製作が最終シェイプ段階に入っている所なので要チェックです。

台風17号のせまる土曜日、そのエルくんがボード作りの指針を求めて千葉のビルダーを訪ねて遠征にきました。

集まったのは、

《nobbywood surfboards》のノビーさん
《el surfo crafts & arts 》のエルくん
《protoplastico surfboards & designs》のわたくし、ジェント

何故か3人ともレーベル名が全部英小文字。

現在進行形でまともに作ってるのは10人くらいでしょうから、そのうち3人か集まっているなんてのは凄い事なんでしょうけど世界が狭すぎて何とも。

そういえば、ノビーさんはついこの前までオーストラリアのトム・ウェグナーさんの工房に行ってたみたいです。

そんな3人で折角台風が来てるんならとウッドボードを持って、内房に行ってきたんですが、まぁ、上の写真の通りですよ。予想以上にフラット。ノンビリやってきました。

スモールコンディションでの水遊びみたいな感じでしたが、それでも最高の笑顔で楽しめてしまうのがウッドサーフボードの良さではないかな?

ある意味、小波でも大波でも関係なく楽しめる究極のオールラウンドボードです。

これが自分が苦労して作ったボードならば尚更、波が良いかなんかどうでも良くなってしまう。


あー、別にサーフィンして遊んでただけじゃないですよ。

確かに海を見た途端に、準備中の二人を駐車場に残して真っ先にビーチに走って行きはしましたけど。

ちゃんとボード作りのアドバイスもしました。
本当です。本当だってば。

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先週より藤沢で研修を受けているので、ついでに某日曜大工センターに。
会場も駅前なので徒歩5分です。


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インチ尺を幾つか購入。

ウッドボード用に丁度良いプレーナーがないかと相談したら、ロックウェルみたいなスパイラル刃じゃなくても、ドラムについてるストレート刃の数を四枚に増やせば、回転数が倍になったのと同じだから、とのこと。

なるほど。その発想は無かった。
が、そんなドラムの機種ってあるのかな?

高回転にチューンしたオリジナルMakitaを買った方が早そうな気はする。


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いよいよ夏本番です。僕のブログをチェックしている人には夏休みの工作でホローサーフボード製作に挑戦してみようという方もいるのではないでしょうか?

そんなビルダーのために製作アイデアとヒントを幾つか提供しておきます。

ウッド・サーフボードの軽量化技術もいろいろで試行錯誤が続けられていますが、その中でも代表的なものを紹介します。



まずは【ハニカム構造】です。

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なかなか手が込んでますね。見た目も綺麗です。

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これはコンピューター制御のCNC木工旋盤を使って処理しているようです。大掛かりな工作機械を使わなくても、六角形の抜き型とルーターやトリマーを使えば手作業でも加工は可能。

でも、これは僕も以前に試験的にやってみた事もありますがかなり大変な作業です。しかも材料の歩留まりが極めて悪い。木材のほとんどを木屑として捨てる事になります。

チャンバー製法で軽量化するならばフォスナービットやホールソーを使った方が加工は楽です。

ハニカム構造とは、同じ大きさの円柱をギッシリと並べた時に接触面が直線状に潰れて出来る構造です。同じ大きさの筒が等間隔に並ぶので自然に断面が六角形になる。蜂が巣を作る姿を思いだしてもらえると解りやすいのですが、蜂は頭がグルっと回る大きさで端から円形のドームを作ってるいるだけで、六角形に作ろうとして作ってるのではないようです。

常に頭の大きさが基準になるのでどの部屋も同じ大きさになるという仕組み。

なので、これを無垢材から削って作ろうとすること自体に無理というか、無駄がある。

もし作るならばアウターフレームを先に作っておいて、その内側に輪切りにしたトイレットペーパーの紙芯をビッシリと並べると良いと思いますよ。



次は、【ウェイブ・コア】

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梱包用の緩衝材とかで使われる技術の応用です。身近なところでは果物や食器を保護する包材がこのような波型の構造をしています。

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薄い板をたわませてクリップで留めて、互い違いに接着します。ホチキスを使って留めれば製作時間が短縮できます。

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これはバンブーの薄板を使っているようです。

踏みつけ方向への構造強度が確保できる方法なので、フレームにつかう材料はプラスチックシートや厚紙でも良さそう。なにか工業製品で安価に手に入る代用品があるようであればやって見たい技術です。



次は【クォーター・アイソグリッド】

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CADで設計してダンボールを一枚一枚切り出した後に、端から順番通りにフレームを組んで作っていきます。

これは並の神経の人間には作れませんよねぇ。よっぽど根気強くなければ間違いなく途中でウガァァァ!!!ってなる。

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型紙を設計してしまえば2個目以降を量産するのは簡単なんだとは思うのですが、、、。

こういう事を苦もなく出来る、そういう人に僕はなりたい。


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もし、これを見てやる気になった人はコチラから。

http://www.sheldrake.net/quarter_isogrid/

これをやり抜く精神力があれば、尋常じゃなく美しいボードが製作できます。ダンボールとペットボトルを再利用してサーフボードが作れれば、究極のエコボードです。

ダンボールメーカーさん、これキット化したら売れそうですよ。
人類文化の進歩に貢献した製品としてスミソニアン博物館に所蔵されるのも夢ではないかも。


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FISHFRY JAPANはコンペティションでもトレードショーでもないので、ボードの出来の優劣を競うイベントではありません。

ビルダーが作りたいものを作る。
ライダーが乗りたい板に乗る。

ショップが売りたい板を無理矢理勧められるのではないし、お客さんの要望に合わせて好みではない流行りの板を作る必要もない。

全くの自由です。

今年の静波は天気も良く波にも恵まれ、作り手も乗り手も、皆さん存分に楽しんでいました。

どれも個性的なデザインで高い技術が凝縮されたボードばかりでしたが、その中で一本、独断でベストボードを選んでおきます。




FISHFRY JAPAN 2012
今年のベストボードは、





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これ。

えぇ~?って感じですか。

余り凝ったシェイプでは無いし、巻きもクリアサンディングだし。

でも、讃えるべきは作り手の創造力です。クリエイティビティ。

多分、コレのデザインコンセプトは、

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日本刀。


でしょ?


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なんだかんだ言っても、フィッシュフライ・ジャパンの真骨頂は、なんでもアリな所かと。

モノづくりをしていると真剣にやればやるほど必ず煮詰まってしまう局面が現れますので、一年に一回でも作り手が作りたいものを作って良い場があると楽しいですよね。

大工が腕自慢のために非常に凝った墨壺を掘ったりするのと同じです。

全国から集まったシェイパー達の遊びゴコロをちょっと覗いてみましょうか?


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R's Surf Garage さんのジェットフィン。
あはははは、ANAです。

このフィンを製作するブログの連載、良く読んでいました。なんだかジェットフィン好きなんですよね。2+1のスタビライザーに使ったら凄く安定しそう。

その横にあるのは、

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スターフィン、しかも三連。

でも、シェーン・ホラン氏はトライフィンにするのが嫌で、最後までシングルフィンにこだわってスターフィンをデザインしたのに、、、そんな事は全くお構いなしですな。

なんだかカメレオンの足のように
なってます。



さて今年のMAR SURFBOARDSのMarさんのボードは?

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《ステップド・ハル》です。

「こういうのを作ってると良く聞かれるんだけど、乗り心地は?って聞かれてもねぇ。」って笑ってました。

そういえば、製作風景がBlue.で特集されてましたね。

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モーターボートなどに採用されているステップド・ハルには、水流をわざと剥離させてプレーニング時の抵抗を大幅に低減する効果があります。

でもよく見るとこれはちょっと違う設計のようですね。

逆に乱流を発生させて境界層の剥離を防止し、水流を安定させるボルテックス・ジェネレーターのような感じでしょうか。

ゲンゴロウやミズスマシの腹部がこのように僅かに段差になっているのにも、力学的に有利な面があるからではないかと考えれています。

サーフボードにおけるディンプルやタービュレーターの効果については、そのうちに水槽で数値的に検証してみたいです。



海外からもゲストが多数参加してました。

到着が遅かったので残念ながらリチャード・ケンビン氏には会えず、、、。

Facebookを見ると暫くは日本にいるようで、明日はPatagonia surf 千葉で試写会だそうです。

行きたいなぁ。

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会場にはちょうどジョシュ・ホールさんが来てました。

さすがはスキップ・フライ氏の愛弟子だけあって、微塵も破綻のない合理的かつ完璧なラインを削ってきます。

だからといってラインに遊びがないかというと、そうでもない。とんでもないことを試してくる。

とても高い次元で挑戦的なボードを作れる技術と感性があるんでしょうね。

ジョシュは正統派の異端児といった感じ。

結構お腹は出てました。そこだけは似ているかな。



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