故林家三平師匠
笑いの名人であった
その講座のなかで、話をしている途中にネタや落ちがばれてしまっている
お客さんねたをばらしたら、商売あがったりですよ
あるいは
お客さん前の講座にもいらっしゃったでしょう お世話になっています

逆に笑いのもとにする
これも計算のうちのようであった
芝居や映画でネタわれしたらどうしようもない
途中で犯人がわかったら、どうしようもない
席を立つタイミングを計るしかない
でも横溝正史の連作はすごい
何人かの監督が映画にし、犯人がわかっても、ひとつひとつが別の映画になってしまう
特に犬神家の一族などは何年かたって、同じ配役でやるとは非常に興味深い
作品のすごさかもしれない
原作は横溝作品のなかではいまひとつのなのだけれど

別の話
フランスの小話で
愛し始めた二人の会話
フランス人の紳士が恋人に
恋愛を始めてすぐに結婚に結びつけるのは、本を最初の一頁を読んで、最後の一頁を読もうとしているのと同じだ
と語りかけると、
恋人は、済ました顔で
でも本は最後の頁の値段は確かめるでしょう

納得する話である
これ以上道をそれると、本題がわかりなくなる
いずれにしろ、古今東西、寝た割れした舞台は興ざめである
まちがいない
今国会議事堂、へたな三文芝居
ネタがとっくに割れているのに、続けている
解散後の選挙
代議士も落選すれば、ただのひと
選挙に勝ち、代議士として踏みとどまるかいなかが、俺の政治家人生が決まる
危機存亡のときである
国民不在のネタわれ芝居 いつまで続くのか
会社への途中
車内の中刷り広告
ライオンキング ロングラン
麻生キング 王様の耳はロバの耳 ロングラン
まったくいただけない