若いころの話である
29歳ごろだったろうか
そのころ、私自身、営業と同時に製品部門を管理していた。会社自体が、発展期にあるため、余裕があるものが担当するという程度で、正式な役職もなく、社長が許可しているという程度の担当であった。
ある製品の販売戦略のために各営業所の製品担当を集め、東京で会議をした。そのとき、形式上私の上司に当たるK氏をオブザーバーで招聘した。
会議を始めようとしたとき、このK氏、本題に入る前に、この会議をする意味を討議したいと言い出した。
若かったのである
思わず、
みんな多忙な折、東京に集まっているのに、この会議の意味は理解してきている
何をいまさら、意味を討議する必要があるのか
この意味がわからないあなたが出席する資格がないと一蹴した
K氏いたたまれなくなり、席をはずした。
会議は無事終了した
今では後悔している
K氏を一蹴したため、この会議はワンサイドの会議となり、私の意見の説明会と化してしまった。
みんな自分の意見は言ってくれたが、その後実行されなかった。
しかたなく、各営業所を回り、営業マンを説得し、一緒に同行販売までした。
日本の会議は本当に難しい
会議に出席し、議決されても、
あとで、実は会議を紛糾させたくなかったので、意見を差し控えたとか、会議の決定は決定、俺はおれなど、まったく会議が機能しない。
社長に相談したら、
それが日本の会議
情報を共有するだけ
決して、決まらない
どうするのか、社長が命令をだせばいい
つまりお前はおれを説得すればいい

海外の会議はまったく違う、
Mr. Takakusa, How about you?
ここで、自分の意見を言わなければ、会議に出ている資格がないとみなされる。
コメントをすると、
ではお前ならどうすると来る
回答する
会議出席者に異議がなければ、そのまま実行となり、私は予算つくりと実行計画を作る羽目になる。
つまり、会議決定イコール実行なのである。

先週の麻生さん
実は私は郵政民営化は反対であった 
日本の内閣閣議も実に日本的であると笑ってしまう
笑っていられない
とうとう、麻生さん総理大臣の資質のみでなく、成人としての資質まで問われるのであろう
さすがに、皆さんこれには憤慨であろう