笑いは必要である。
海外に行くと、タフな交渉中でも、ウィットのきいた会話は絶対に必要である。
交渉はお互いにウィン ウィン(お互いの利益を確保)となるように行うものである。
こうした交渉はお互いに売り手と買い手が対等であるという意識からであり、緊張をほぐし、冷静になるためにコーヒーブレークとその間の何気ない会話とウィットが必要なのである。
ここ最近のテレビは笑いの宝庫である。
大阪と東京のお笑い芸人が、ニュースの司会から、バラィティ、クイズ番組と大活躍をして、皆さんの笑いを誘っている。
でも、この笑いはウィットではなく、なにを馬鹿なことをしているのと、じぶんよりおばかさんがいるという安心感からの笑いでは。
いけない笑いですね。
笑いは、対等なところにたって、お互いに笑いあうから本当に楽しいし、和むのですから。
海外の交渉のさなかの笑いは、お互いに大変なのだと、お互いに譲歩が難しいのだという同じ立場にいることを確認するためのブレークであり、ウィットのだから。
昨日、ニュースで、車を運転していて、通学途中の小学生に笑われたと思って、わざわざ引き返して、車をつっこんだとのこと。
笑いが対等でなく、さげすみに近くなった証拠では。