#3105 乙女

2012-01-22 01:05:24 Theme: 小倉百人一首
天つ風 雲の通ひ路 吹き閉じよ
乙女の姿 しばしとどめむ
by 僧正遍昭(良岑宗貞)


新嘗祭の翌日に開かれる豊明節会の宴で「五節の舞姫」を観終えた時の歌。

ショーパブでねーちゃんたちが踊ってるのを観て、「もうちょっと観ていたいなあ」とか想ってるエロオヤジの心境。

桓武天皇の孫として生まれた良岑宗貞は、仁明天皇に評価されて蔵人頭にまで出世する。

宗貞35歳の時、仁明天皇が崩御、宗貞は後を追って出家、僧正遍昭を名乗るようになる。

ある日、清水寺でお経を読んでいたら、俗世にいた頃にチャラっと絡んだことのある小野小町がやって来た。

声を聞いただけで宗貞だとわかった小町は、遣いの者を通じて

岩の上に 旅寝をすれば いと寒し
苔の衣を 我に貸さなん

という歌を送った。

「寒いのぉ、僧衣を貸してぇ」というわけだが、こりゃほんとは、「寒いの、抱いて温めて」と言ってる。

言ってるというか、僧籍に入った宗貞を完全にからかっている。

それに対して宗貞(というか僧正遍昭)が返したのが、

世をそむく 苔の衣は ただ一重
貸さねばつらし いざ二人寝ん


ってやつ。

「俗世を離れた私には衣は1着しかありませんが、かと言って貸さないというのも胸が痛むので二人一緒に寝ましょう」だってさ。

ってなわけで、エロオヤジのコーナーでした。


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