部下との人間関係が劇的に変わる「箱」って何?
「箱」とは
・自己欺瞞(じこぎまん)に陥っている人の状態
を喩えている表現です。
自己欺瞞とは簡単にいうと
・人間関係のトラブルの原因が、自分にあることに気付かないこと
です。この自己欺瞞が個人やその属する組織に与える影響は大きなものです。
そういう状態に陥っている時に
「箱に入る」
と言い、その状態から抜け出せた時に
「箱から出る」
と言います。非常にシンプルでわかりやすい比喩なんです。
自分が段ボール箱を頭にかぶったことを想像してみてください。
あなたの目には何が見えますか、目の前の相手が見えますか、どんな気持ちですか。
そう、相手のことがちゃんと見えないのに、相手の間違いを指摘したり、それを無理やり正そうとしてしまうことがあるのです。
「そのネクタイ、曲がってるでしょ。」
とか、
「髪型、ボサボサだねぇ。もっとちゃんとしなよ。」
とか
「あらら、襟も立ってるじゃん!」
などと見えてもいないのに手を出してしまうのです。すると、
「やめてくれよ!」
そりゃあ、相手は嫌がりますし、抵抗もしますよ。
では、その段ボール箱を外してみるとどうですか、どんな気持ちですか。
「あっ、この人って本当はこうだったんだ…。」
とか
「なんだ、こう思っていたけど違うじゃん…。」
「箱」の中にいるとき、人は相手を非難しているのです。
そのときは相手の悪いところばかりが目に付き、歪んで見てしまいます。
そして、自分は被害者になります。
さらに、物事をおおげさにあげつらうようになります。
自己中心的な考え方です。
そして自分はよくやっていると自己防衛をします。
これが「箱」に入っている時の一般的な特徴です。
どうですか、怖ろしいと思いませんか?
でも、実はすべて自分が作り出しているんです。
私はこの考え方を知ることによって、自分の在り方、そして人生が大きく変わりました。
なので私と同じようなことで苦悩している一人でも多くの方にこの「箱」の考え方を知っていただけたらと思っています。
私がなぜ「箱」の考え方を伝えたいのか も併せてお読みください。
また、さらに「箱」については無料のメール講座(全9回) でもお伝えしています。