10代のみなさん、こんにちは。
Progredior 今泉です。
さて、今日は「ラトビアという小国」の、とある女学生との会話をご紹介したい
と思います。
北欧とロシアの中間、バルト海沿岸、バルト三国と呼ばれる国の中に
このラトビアという国は位置しています。
英語力をメンテナンスする目的で、私はたまにMSNメッセンジャーで
外国人の方と対話するようにしているのですが、最近、この
ラトビアという小国の大学院で「経済学」を専攻しているとある女学生と
対話する機会を得ました。
以前から、何度か話かけられていたのですが、最近あまりに頻繁なので、
修士論文研究がきっと暇なのに違いない、と踏んで、
このブログを読んでくれてるみんなにも、何度も聞いてきた、この
質問:「おとなになったら(卒業したら)、何になりたい?」
を投げかけてみることにしました。
ラ女:「早く国外へ行って、まともな仕事に就き、まともな暮らしがしたい」
これが彼女の「夢」でした。
小国とはいえ、大学院で「経済学」を専攻するような才女なら、
国家を背負うような要職を目指してはどうか、と切り返したところ、
ラ女:「国家なんてないも同然よ、まともに機能なんかしてないわ。」
とどこかの東国のインテリ学生達が言いそうな台詞。
こりゃいかん、愛国心について語らねば・・・・と、
国を愛してないのか?親を愛してないのか?親の暮らしはどうする?兄弟は?
などと、老婆心めいたことを話していくうちに、話は発展し、結婚と少子化について
ラ女:「私は子供なんて要らないわ。ってゆーか、欲しくてもこの国じゃ無理ね。」
まるで、どこかの国で聞いたようなセリフそのままである。
しかし、状況を聞けば聞くほど、彼女の話は説得力を増す。
ラ女:「私の兄さん夫婦は新婚で、50,000USDのアパートを購入したばかりだけど、
夫婦共働きで、家計支出の2/3は住宅ローンの返済に追われてるのよ。
でも、何も兄さんたちが特別ってわけじゃないわ。ラトビアではこれが普通なのよ。
空調設備なんて全世帯の1%にも普及していないし、自家用車だって持っていない
家庭も多い。一体どうやってこんな国でまともに子育てなんかできますかって。
何でこんな現状になってるか知ってる?
アメリカや日本や欧州や中東の資本を集めた世界銀行が、7~8%の金利で
うちみたいな小国の通貨や不動産に投資するからよ。
だから、私たちは銀行から35年の住宅ローンを借りるのに15%もの金利がかかる
のよ!! 将来国家のためにですって! 寝ぼけたこと言わないでよ!
国なんか信用できますかっての。とっとと私もみんなと同じように、海外へ出て
何かまともな仕事を得て、まともな暮らしをするの。
がんばって大学院を修了して、そうするって両親とも約束したのよ。」
みなさんはこの話を聞いてどう思いますか?
グローバル経済と情報化社会・女性の社会進出によって、
「均質化」が進む一方で、多くの矛盾が噴き出してもいる時代です。
日本に住む私たちはどうでしょうか?
あなた方が活躍する10年後、20年後、「日本」という国は
本当に豊かな国で居続けているでしょうか?
みなさんのご意見・ご感想お待ちしています。
Progredior
今泉 利英