どちらが先か?<その5> | FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

資格を取得して、独立したいと考えている方は、現実的にどうやって仕事を得たり、収入を確保するのかがわからない方が多いと思います。そういった方々に、私が歩んできた独立への軌跡について参考にしていただけるのではないかと考えて、このブログを始めることにしました。

今週土曜日に東京赤坂で「長生きリスクへの備え!確定拠出年金制度の拡大」をテーマに、

元信託銀行職員の当社女性講師がFP継続教育研修を担当します(まもなく締め切りです)。

 

仕事を先に得ようとすれば、それが目的となってしまい、
肝心の技術の習得がおろそかになってしまいます。
技術を先に習得しようとしても、実際に仕事をやりながら
学ばなければ張り合いがありません。

これが「仕事」と「技術習得」は同時にやっていくべきであると
申し上げる理由です。

技術を習得していくことにより上達する世界では、必ず
こういった要素について考えているものです。ごく身近な例で
いえば、料理教室などがそうでしょう。出汁のとり方や味付け
の仕方ばかりやっているわけではないはずです。下手くそで
あっても、実際に料理を作って食べてみるわけです。

そうすることによって、学んだことが上手く生かせているのか
そうでないのかが自分でわかります。上手くいかなかったら、
どこがいけなかったのか、どうすればよいのかを考えます。
これが試行錯誤ということです。

技術というものは、こうやって習得していくものです。これを
スキップして美味しい料理が作れるはずはないのです。

しかしプロの料理人になろうと考えるのであれば、これはもっと
厳しくなります。師匠や先輩がいたとしても、丁寧に教えて
くれることはありません。見て覚えろとか、コツは自分で盗め、
などと言われるわけです。料理など何年も作らせてもらえません。

これは決して意地悪をしているわけではなく、試行錯誤の
大切さを教えてくれているのです。失敗して考えて、またさらに
失敗して考える。これを繰り返すことによって、プロの技術は
やっと身に付けられるということなのでしょう。

仕事を先に得ようとする人は、こういった感覚を持たない人が
ほとんどです。仕事さえあればと考えているわけですから、
技術の習得をないがしろにしてしまうのです。そして、共通する
点としては、教えてもらってできるようになろうと考えていること
です。

試行錯誤をせずに、容易に教えてもらおうとしたり、マニュアル
どおりにやればできると考える人間の仕事の出来は、プロとして
お金をいただけるレベルには程遠いというのはわかるでしょう。


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