明日には枠順発表となる日本ダービー。調教もほぼ終了し、前走からの上昇度などを見ますと「人気通りの決着濃厚」と思わざるを得ません。

やはり大目標のダービーとなると、寸分の狂いもない仕上げといってよい馬が大多数を占めました。
昨年は2,3着とあと一歩のところで涙をのんだ里見オーナー。今年はサトノダイヤモンドが皐月賞は捨ててダービー一本に絞っているのが年明けから目に見えており、年明けのきさらぎ賞で3勝目を挙げると馬体を一度緩めて再始動。約2か月後となった皐月賞は馬体重以前に馬が緩いのは明白。それでも3着に入り力のあるところを見せました。

今回の1週前調教からもスタミナ強化が見られ、2週連続で7Fの調教をしても、へこたれなくなりました。
今回は馬体重は減っていないかもしれませんが、減っていない方が中身が充実してきたとみるべきです。
1番人気になること、内枠を引くことができれば、優勝する確率は数段高くなると思います。

あと1頭、注意を払いたいのがプロディガルサン
金子オーナーは他にも有力馬がいたこともありますが、この馬はデビューからダービー一本勝負の仕上げ。
言い方は悪いですが、ここ2戦はダービーへの予行演習的に東京コースを使い、両レース共にスローペースのトーイドンの競馬で、先行して粘る競馬を試したこの馬にとっては脚を計れたのは事実。
あとは本流組との力関係になりますが、皐月賞1,2着馬がけん制し合えば、稽古で再三併せ馬でゴール板までビッシリと言う稽古をしており、戸崎騎手から田辺騎手に乗り替わるのは腕の差はあっても、度胸は田辺騎手の方が上と感じているだけに、全くの人気薄になるなら少しだけ食指が動きます。

明日は枠順も含めて直線の見解をお知らせしたいと思います。