2005-03-16 16:02:42
双玉の凌ぎ問題 (2)
テーマ:凌ぎ
左図は、凌ぎの手筋186の179番。現時点の謎電では▲32とと指してしまう。作意は▲17玉と早逃げする手で、これで先手玉は簡単に寄らず、次に▲31馬▽12玉▲32とまでの必至を狙うわけだ。一見簡単な理屈だが、これがなかなか一筋縄でいかない。
謎電の通常思考では▲17玉には▽69竜が最善手で、次に▽19竜以下17手詰の詰めろになっている。対して▲18香なら▽61竜!と竜を引いて受けようとするのである。こうなると簡単には後手玉が寄らず勝負が長引かせることができる。この手順があるために「▲17玉で勝ち」という結論を簡単に得られず、水平線効果とも言える▲32とを最善手としてしまうのだ。
この問題は、真面目に凌ぎ問題として解こうとすると計算機にとっては膨大な読みが必要となる。前問のように単に必至解図レベルで解けるような問題ではない。人間なら格言や経験則で指せそうな終盤局面であっても、計算機にとってはまだまだに課題がありそうだ。







