左図はライエル問題集の84番(ProblemID:968-5)。この問題が謎電で解けない。参考手順は、▲12飛▽同玉▲13銀打▽21玉▲22歩▽同金▲同銀成▽同玉▲33金▽12玉▲14歩となっている。確かに▲12飛に▽同玉なら、その手順通り必至が掛かるが、▽同香で寄らないというのが謎電の分析結果だ。


具体的には、以下▲11銀▽21玉▲22歩▽同金▲同銀成▽同玉▲33金▽21玉で打歩詰の形になり、そこで▲13歩なら▽14金で切れる、という読みである。余談だが63の金が先手の駒なら▲12飛以下必至が掛かる。しかしながら63の位置に先手の金があるというのもなんだかヘボ将棋過ぎるのでライエルの図面入力ミスではないと思う。


因みにYSSですらここで▲12飛とは指せないようだ。この問題が妥当かどうか計算機将棋の神様のみ知るところで、もし図が間違ってるか出題者が勘違いしているのなら、私の1週間分の青春を返して、と言いたいところである。

AD

左図はライエル問題集の53番(ProblemID:895-6)である。参考手順は、▲11角▽同玉▲41竜▽31銀▲12歩▽同玉▲21銀▽11玉▲32銀成、最終手を▲32竜としてしまうと勝負がひっくり返ってしまう面白い問題だ。


さて、YSSの読み(http://www32.ocn.ne.jp/~yss/grimbergen.txt )を調べてみると、


> # ▲11角打△11王▲41龍△31銀打▲43銀打△79角成▲79金△79飛成▲79王△68角打▲88王△77金打▲77桂△77銀成▲98王△87成銀▲87王△86角成▲88王△22金▲42銀打△68成銀▲31龍△21桂打▲21桂成△21金


となっていて、ここで注目したいのは5手目の▲43銀である。


左図は、その▲43銀を指したところ。この手は次に▲21桂成以下7手詰の詰めろで、これを単純に受けようとすると▽12玉くらいしかなく(▽22角、▽12角もあるにはあるが、何れも)▲32銀成で必至上がり、頭から数えて7手必至となる。つまりは参考手順より更に速い手を見つけ出しているわけだ。しかもこっちの手順の方が手持ちに歩を残すのでより安全なようである。


謎電で頭から解図すると、パラメタ{5,11}で9手必至、{7,11}で解くと7手必至となる。YSSは、どうやら通常探索中の相当深いノードでも7手詰くらいの詰めろは(言い方を替えれば頓死を)確認しながら探索しているようだ。なかなかやるなYSS。このデータは2004/11/18時点でのものなので、現在では更に終盤力に磨きが掛かっていると思われる。謎電の作者、大ピンチ、てか孫子曰く敵を知り己を知れば百戦危うしからず、だがこの場合、知らない方が幸せだったかも知れない(汗)

AD

タイトルは、私の記憶が定かであれば内藤先生の名言である[*1]。実戦から取材した次の一手問題集の最善手とされる指手が、時々穴が空いた解説になっていることがある。穴というのは、はっきり言ってしまえば「間違っている」ということだ。序中盤局面での手の善悪の分析は計算機ではお手上げであることが殆どだが、終盤なら明らかに間違っていることを少なからず調べることが出来る。そういった局面を、シリーズとして今後時々採り上げてみようと思う。とはいえ、謎電も人の子(笑) 完全ではないので、間違いがあれば是非チビシクご指摘願いたい。


左図は森けい二著、次の一手「詰めと必死」 の74番。正解手となっている▲26飛を指した局面である。元は36にいた飛車なので、見た瞬間はあっと驚く手だ。こんな手を実戦で指されたら後手としてはおもいきし動揺してしまいそうだが、こういう双玉の実戦局面には、それを上回る返し技が存在することがたまにあり(この場合必至逃れの必至)、だからこそ将棋って簡単なもんやない、実に面白いゲームだと思う。


さて話を戻して、▲26飛に▽同飛なら▲18角以下簡単に詰むし、▽83銀と受けてもやはり▲18角以下23手詰があり、▽61銀なら▲53銀成▽72玉(▽同玉は▲54銀成以下詰、▽同金は▲18角以下詰)に▲22飛成までで先手勝ちになる。従って単純に受ける手では凌げないわけだ。


謎電の解図結果では、図から▽67香成以下後手の勝ちになってしまう。以下▲同玉▽57角成▲78玉▽79馬▲87玉(▲67玉は▽66銀以下詰)▽78銀▲98玉▽89馬と桂を手に入れ▲97玉の一手に▽26飛以下必至。これなら▲18角に桂合(例えば▽36桂)すれば詰まず後手勝ちになるというわけだ。▽26飛に▲88香なら▽28飛成までだし、一旦▲18角▽36桂に▲88香でも▽67飛までである。なお、▽67香成に▲87玉なら▽77成香▲同桂(▲同玉は▽76銀以下簡単)と歩を手に入れて詰めろを逃れてから▽26飛以下の早必至になる。


計算機将棋レベルに追いつくにはまず終盤の本局のような局面では、即座に後手の勝ち(具体的な手順でないとしても存在するということ)を発見できるように職業棋士が進歩することを期待する[*2]


[*1] 余談だが、このフレーズを拝借して「プログラミングって、そんな簡単なもんやないやろ」と変形させて、謎電の作者は時々使っている。相手を諭すような言い方ではなく、関西イントネーションでちょっと遠い目をして誰に向かって語っているというわけでなく、谷村新司的ダンディズムを漂わせつつ独り言として使うのがポイントである。
[*2] と、5年後にはちょーイヤミを言ってみたいものである。
AD

やはり最先端計数将棋学として、この将棋を採り上げないわけにもいくまい。左図は、2006/03/08の情報処理学会全国大会のイベントとして行われた▲清水上アマ竜王▽激指戦の終盤、132手目に激指が▽13玉と王手をかわした局面。

実戦は▲21竜以下少し長引くのだが、ここでは▲12竜▽同玉▲23金▽11玉▲32角成までの5手必至がある。これは簡単な必至なので激指はこの手順を読み切っていただろうと思われる。そのような簡単な必至手順がありながら何故図のように▽13玉と指したのかを考えてみると、実際にはその数手前から寄せられていたようで、「(どう受けても必至を掛けられてしまうにせよ)最も逆転の可能性の高い手」を選んだのではないかと謎電の作者は分析している。直前手▲41角に対して▽32香や▽32桂より、早必至になる▽13玉の勝負手は理に適っていて、最も手駒を残す必至の掛けられ方を選んでいるのである。▽KFEndなら潔く投了しそうな局面だが、人間相手ではここでの投了は時期尚早と言えるかも知れない。


さて、実際にはどこから必至が掛かるのかといえば、左図の桂を外した局面からのようだ。謎電の解図結果では、▲41角▽32香▲12歩成▽同金▲21竜▽22香▲32角成▽13玉▲24桂▽同玉▲12竜▽23桂▲22馬まで13手必至。解図パラメタ{5,11}で解ける。この局面で先手が激指なら、必至手順を恐らく秒の単位で読み切っていると思われる。



以下の内容について相当迷ったが、やはり計算機将棋界の発展の為に心を鬼にして書くことにした。


進歩5p.173では、▲ハイパー将棋▽KFEnd戦が採り上げられている。これも二次予選からではあるが、まさに関西計算機将棋界の最高峰の将棋で、現実の将棋界に喩えるなら▲内藤▽谷川戦に匹敵する対局だ。


左図は、教授のご指摘通り96手目▽75角と進めた局面。p.174「…筆者の推測では、図から▽75角に対して▲31竜があるからだろう」。私はこの一文を読んで、顔面にハリセンが飛んで来たような衝撃を感じた。


…教授、それ、先手頓死です。


具体的な手順は▽39角成▲同金▽18金!▲同玉▽17銀▲29玉▽39竜▲同玉▽28金までの9手詰だが、ご愛嬌ということで。人間はミスをする。大学教授だろうが専門棋士だろうが人間である。が、KFEndは人間でなく、これを読み落とすことはない。


そもそも▽75角は先手玉に詰めろをかけた手で、仮に▲36金と歩を払っても▽39竜以下頓死になるし、▲26銀と金銀5枚で守っても▽39角成▲同金▽17金▲同銀▽37銀▲同銀▽39竜▲同玉▽37歩成▲同金▽同桂成までの11手必至がある。だからと言って▲57歩と受けても教授の解説の通り▽同角成以下13手必至、▲29金と苦肉の策を使っても▽49銀以下13手必至で後手の勝ちである。


さて話を戻して、何故KFEndが▽75角と指せなかったのか真相は判らないが、単に▽75角以下相当変化の多い必至を短時間では読み切れなかっただけのことだと思う[*1]。後は教授の解説と大同小異で、多少の読みでは▽75角より駒得になる▽37銀、しかも先手玉の守備駒を剥がせるので、その探索値の方が高かったのだろうと推測する。


KFEndの棋風は、概ね局面を単純化しようとする傾向がある。力をためるより駒を取り合う手順を好んで深く読むような気がする。もし、この局面のように▽75角と指せる程読めるとするなら、互角のまま終盤に入って計算機将棋に勝ち切るのは専門棋士と言えども確かに厳しそうだ。


[*1] 因みに謎電では、前稿を含めて本稿の必至問題も(最短手順解を得ようとするなら)[分]の単位では解けない。

今回、新たなテーマを設けてみる。恐れ多くも「専門棋士の棋譜分析結果」の分析である。このことは飯田教授には内緒だ、マジで。


さて、進歩5のp.174には、▲うさぴょん▽ハイパー将棋戦が採り上げられている。さすがは飯田教授、二次予選とはいえ、この将棋に注目されるとは目が高い。私もこの将棋の終盤は▲うさぴょんの勝ちだと思って遥か昔にうさぴょんのだんなにメイルしたし掲示板にも書いた。但し、別の局面なのだが。


左図は、p.175「…こうして先手玉に対する詰めろを受けながら、後手玉に詰めろをかけて勝ちとなる」の局面で、85手目▲68角。正確には、詰めろをかけてるんじゃなくてこれは王手だが、もっと正確に言えば「詰めろ逃れの必至」になる。


頭から手順を書くと▲93銀▽83玉▲92銀不成▽94玉▲95歩▽同玉▲68角▽86桂▲同角▽94玉▲95香▽85玉▲77桂▽96玉▲97銀▽87玉▲69桂▽同飛成▲同金まで19手必至。


教授曰く「プロレベルに追いつくにはまず終盤の本局のような局面では即座に先手の勝ち(具体的な手順でないとしても存在するということ)を発見できるようにコンピュータが[*1]進歩することを期待する」ということらしい。


うう、即座に、ですか。コレ結構大変ですよ。仮に、最後の悪あがきで▽96桂と受けたら、▲89飛▽88角▲同銀▽86玉▲87銀▽95玉▲86銀▽94玉▲83角▽93玉▲94歩▽82玉▲72角成▽同金▲83銀打▽71玉▲72飛成までの17手詰を読み切らないと勝ちであることが判らないんですもの。つまり19+1+17で合計37手先まで読んで初めて勝ちなのであって。しかも「具体的な手順でないとしても存在するということ」って、飯田教授、多少の妥協を許すにせよ要求仕様が高過ぎ。橋本博士はきっと苦労してるんだろうなあ?


[*1] 原文では「コンピュータが」になっているが、恐らく「コンピュータ将棋が」の意だと思われる。更に察するに「TACOSが」ではないかとも思われる、たぶん、きっと。

南禅寺の決戦に見る必至

テーマ:

昭和12年2月5日[*1]から一週間かけて指された、「370年に及ぶ将棋の歴史の中で最大の一番[*2]」を謎電で分析してみた。この一局は、持時間各30時間という他に例を見ない規定で行われたもので、人知の限界に近い将棋だと思う。但し当時、阪田[*3]は68歳(満66歳)、対する木村は33歳(満31歳)であったことを考えると、阪田にとって不利な規定であったような気はする。

さて、左図は、阪田が▽54銀と詰めろを受けた局面。実戦は、ここから▲72金▽83玉▲55角まで95手で後手阪田投了。この図を謎電で解図パラメタ{5,11}で解いてみると、▲72金▽83玉▲55角▽73金▲同金▽同桂▲72銀▽93玉▲73角成までの9手必至となった。但し、これはたまたままともに解けているだけで、本来この図を正しく解く為には{5,19}が必要なようである。

例えば、4手目に持駒を使わず▽73桂と受けた場合、▲85桂!までの1手早必至があり、これは{5,11}では解けない。▲85桂に▽同歩だと▲82金以下19手詰があるが、これが読み切れず、4手目▽73桂から解くと▲75桂▽同歩▲74銀▽93玉▲82金までの余必至解を答えてしまう。従って、{5,19}が最低必要な解図パラメタとなるわけだ。

蛇足だが、▲82金以下の19手詰の手順を正確に書くと、以下、▽同玉▲85飛!▽83歩▲71銀▽93玉▲82銀打▽92玉▲81銀不成▽93玉▲82銀不成▽同玉▲72と▽93玉▲83飛成▽同玉▲73角成▽93玉▲85桂まで。

また、全く余談だが、この図の94の歩が93にあったと仮定するならば、▲72金以下17手の即詰が存在する。勿論、後手の初手が▽94歩でなければ全く別の将棋になっているのだが、▽94歩自体は損にはなっていないことだけは確かだ。この阪田の初手の善悪について計数将棋学的には、これ以上のコメントが不可能である。


[*1] 1937年といえば、日華事変(別名:日中戦争)が起きた年。

[*2] 内藤國雄著「阪田三吉名局集」から引用。

[*3] 1916年の戸籍では阪田、旧戸籍上は坂田。なお吉は、「士に口」ではなく、正しくは「土に口」と書く。

名局面に見る必至

テーマ:

左図は、第38回NHK杯▲羽生▽加藤(一)戦の名局面。この図を知らなければ羽生ファンに非ず[*1]というくらい有名な局面だ。この図を謎電で必至解図に掛けてみた。最短手数解を得るためには、相当の読みが必要な局面のようである。
謎電の分析結果としては、必要最低解図パラメタ{9,21}で、自玉頓死チェック付きなら約59秒、チェックなしだと約33秒で▲52銀▽42玉▲61銀成▽51桂▲32銀の5手必至の解を得ることが出来た。

実戦では、▲52銀▽42玉に▲61銀不成だが、これでも必至。謎電が▲61銀成の方を解としているのは、成の方が速いと見ているからである。具体的には、▲61銀不成に▽52桂と受けて▲31銀▽51玉▲71金までの7手必至。因みに▲61銀不成に▽54歩と受けると、手数は掛かるが▲52金以下詰む。


双玉の必至問題を解く時に微妙に(場合によっては膨大に)コストが掛かるのは、単に詰めろを掛けた時の自玉頓死チェックだけでなく、合法候補手が増えて探索量が増加することにもある。例えばこの図の場合、


・▲52銀▽29歩成なら▲28香に▽25歩
・▲52銀▽42玉▲61銀成▽29歩成でも▲28香に▽25歩


といったように王手してから受ける(王手しないと、その手が指せない)手順だ。これらは何れも受けにならないのだが、受けになってないことをキッチリ確認しないと最短の解手順が得られない。特に後者の手順では、▲51角以下21手詰があり、これを読み切らねばならない為に解図パラメタ{*,21}が最低必要になる。

この図を解図してみて思うのは、NHK杯のような持時間の殆どない将棋で▲52銀以下の必至を読み切れるというのは、やはり専門棋士ならではの技だということである。


[*1] 私は羽生ファンではないのだが、多分プロの将棋に関心のある将棋ファンなら、一度はこの図を見られたことがあるのではないかと思う。

今回は、謎電が選手権で初めて3手以上の必至を掛けて勝った将棋を紹介[*1]する。
左図は、第10回選手権二次予選▲謎電▽S1.5戦から。後手玉は、一見金銀4枚+飛角のオマケ付(邪魔駒?)で守られ、まだちょっと決着がつくまでに手数が掛かるかなと思っていたら、いきなし謎電が考慮6秒で必至宣言。解手順は、▲61角▽41玉▲62成香▽31玉▲52銀までの5手必至。本譜は91手目(手順の3手目)に▲62成香と詰めろを掛けたところで、S1.5が強烈な水平線効果に襲われたようである。
探索ログを見ると、コスト内訳は詰探索が3.571s、必至探索が3.063sとなっていた。この将棋は2000/03/09に行われ、当時Coppermine(Pen3)/733MHzを使っている。このCPUは、Barton/3000+と比べれば1/3程度の速さだが、謎電が(指将棋以外の)終盤探索部分の置換表の実装を終了した時点での成果で、ちょっと感動してしまったのを覚えている。

この時点では、自玉の頓死チェックがかなり甘く、嘘必至もそれなりにあることが判っていたので、この将棋も運良く勝てただけと言えるかも知れない。
因みに現謎電(Barton/3000+)なら、解図パラメタ{5,11}で必至解図を行った時、約0.4s(詰探索1,889回)で解く。


[*1] というより、ほとんど自慢以外の何でもないが、これしか自慢するところがないのが謎電の悲しいところである。

計算機将棋関係者のみならず、少なからず世間で話題となった人間対計算機の平手の対局が9月18日に行われた。最先端計数将棋学で採り上げないわけにはいかないのだが、いかんせん計算機同士の将棋と異なり、人間側のインタビューを取りようがないので、解説が難しいところである。そこで棋譜中の各手の詳細については、私は専門家ではないので語らないことにし、個人的に思うところと謎電の解図内容のみ書く事にする。


結果として橋本五段の勝ちで、「そりゃそうだろうなあ」というのが正直な感想なのだが、棋譜を見て「序盤といえども計算機は侮れない」という印象を専門棋士の方々に持たせることが出来たのではないかと思うところである。そういう意味では、橋本博士、TACOSが負けたにせよ good job ですよ。次回から「専門棋士同士では使わないような手」は出てこないのではないかと。定跡形にせよ力戦手将棋にせよ、何か棋理に反しているような序盤から計算機が勝っても負けても、妙に納得がいかないような気もする。


さて、左図からの謎電の必至解図の結果は、▽38飛▲48金引▽同飛成▲同金▽88飛までの5手必至。余必至として手順前後が成立し、▽38飛▲48金引▽88飛▲同角▽48飛成もある。本譜は、▽18飛▲48金引▽同飛成▲同金▽66香だが、これでも必至で、仮に▲78飛(58飛、98飛でも同じ)と受けても▽68金以下27詰がある。もしこの27手の詰手順を橋本五段が読んだ上での▽66香ならば、専門棋士というのは恐ろしいものだと思う。実際どうなのかは不明だが、感覚的に「詰がありそうだ」と感じただけだとしても、その方が怖いかもしれない。TACOSは王手ラッシュぽい手を見せているので、それを読み切っていたと思われる。


なお、謎電が▽88飛の手を解としているのは、単に少ない探索量(解図パラメタが小さい、という意味)で解けているからである。


(追補) よくよく図を見れば、橋本五段が指された▽66香は自陣への敵角の利きを遮断しており、実戦的な必至の掛け方の手本と言える。▽66香が必至上がりだと確信した上での手なら、終盤といえども人間は侮れない?