というわけで、今年は早々と本業モードに突入することになった。日本の景気が回復しつつあるのは確かなようだ。エネルギコスト、特に原油価格が高止まりしているところが気になるが、であるが故にエネルギ問題・環境問題に絡むビジネスは不況知らずというところのようである。


さて、謎電は10年かけて終盤解析に関しては人並みになったが、それを除けば明らかに非道過ぎる。以前からテーマであった序中盤の棋力も相変わらずおかしい。バラメタ弄る度にバランスが壊れる。


方針間違ってんじゃないのか


うう、謎電は激しく間違っていると思います(汗) 指将棋に関して、ちょーエエカゲンに作ってきたので、今期は、全部は無理だとしても半分作り直そうと思っている。ハード探索に絡んで、特に「残2手+静止探索および局面評価」については根本的に作り直すつもりでいる。無論並列化も安定して動くようにしておくつもりだ。17回でなんとしてでもwithFPGAで参戦したいのだが、間に合うかどうかちょっと微妙な感じになっている。それとは別に、もう一つ問題がある。


FPGAを使うのは由として、手を抜いたレベルで良いのなら難しくはない。問題は成果が出るかどうかだ。現在の見積もりでは、(24のR換算で)現R1500点に+200は最低でも行けそうだという感触はあるが、これだと結局は二次を突破するレベルにならない。今の選手権二次突破ラインは、恐らくR2200点でも確率半々くらいではないかと思う。特に今回備後将棋がbonanzaに勝っても二次を突破できない現実には本当に驚いた。


多分、今のままだと謎電では、FPGA使っても二次突破の確率は極めて低い。仮に突破出来たとすれば、計算機将棋界に与える影響は多少あると思うが、突破できないならFPGAのポテンシャルを否定されるだけで、使わない方がマシと思っているくらいである。そこでScience Geek!!だ。ShoreがベースならFPGAを巧く使いこなせば楽に突破か、と思わせる程の可能性がある。ぶっちゃけ、そこに期待しているところなのだ。しかし、それだと単なる他力本願でしかなくなるし、そもそも謎電の作者自身がやりたいと思っていたことであるからやるつもりではあるのだが。と、前置きばかりで結論が最後になったが、


ライエル、逃げるなよ、俺は二次で待ってるぜ (笑)


とひとこと言い残して、謎電の作者は本業モードに入ることとする。後は時々更新ということで。