詰将棋メモで間接的に紹介された割に再生回数がぜんぜん増えてない。つまりは一般に知られていないんじゃないかと思ったので、ここでも紹介しようと思う。



今更紹介するまでない勝又先生の計算機将棋に対する関心度について語るネタを謎電の作者は結構持っている。一昔以上前(勝又先生がちょうど三段リーグを卒業された年)に二枚落を教えて戴いている時、「コンピュータ将棋は詰将棋をすばやく解くが、となれば必至問題も解けるのか?」という旨のご質問を受けた。その時私は、「1手必至すら必ず正しく解けるとは言えず、それ以上の手数では実用的に解けるレベルでない」といった意味のことを当時答えたと思う。


それにしても勝又先生は、技術的な話を一般に判り易く喩えるのが実に巧い。で、この動画の中で「受けが強くなった」といった話が出てくる。よく「アマチュアは受けが甘い」と言われるが、確かに昔と違い上位のプログラムは簡単な頓必至を起こさなくなった。これは評価関数が良くなったのか純粋な読みに因る成果なのか、多分両方だと思うが、そういった部分については確かにそろそろ卒業しつつあるような感じである。


余談だがこの中に第18回選手権の一部が紹介されている。悪徳元審判(特に名を秘す)と悪徳選手(特に名を秘す)の癒着を彷彿させる仲が良いシーンがある。カメラが捉えた決定的瞬間、これは面白いと思った(笑)

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マイムーブ西村が、非常に興味深い話 を書いているので、ここでは計算機将棋がIOCも認める五輪公式種目化した場合で考えてみよう。


世界を獲っても足し算を間違えたら、
   審判「指導ーッ!」


太さ3センチくらいの枝をでスパッといってガッツポーズをとったら、
   審判「枝刈り一本ーーーッ!」[*1]


歳を誤魔化したら、
   審判「指導、指導ーーッ!!」


他人の論文を読んで「眠たくなった」などとのたまったら、
   審判「指導、指導、指導ーーーッ!!!」


若い才能の芽を摘み損ねたり、観客に向かって輪ゴムを飛ばしたら、
   審判「破門ーーッ!」


64という数字を見てコウフンしたり、「言った通り切れ負けじゃない」とか負け惜しみを言ったら、
   審判「退場ーーーーッ!」


LANの電源を落とした上に、会場に来るのにいかに苦労したかを壁に向かって唾飛ばしながら解説したら、
   審判「除名ーーーーーーーーッ!」


是非、これらの国際ルールを検討して頂きたいと謎電の作者は心から願っている。


[*1] 超E難度の大技で、技名は「ニシムラ」。国際計算機将棋連盟のルールでは、対局中に開発者がこの技を観客に披露すれば無条件で勝ちになる。 但し、失敗すると即座に反則負けになるので注意が必要である。
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