本業モード突入 2006

テーマ:

というわけで、今年は早々と本業モードに突入することになった。日本の景気が回復しつつあるのは確かなようだ。エネルギコスト、特に原油価格が高止まりしているところが気になるが、であるが故にエネルギ問題・環境問題に絡むビジネスは不況知らずというところのようである。


さて、謎電は10年かけて終盤解析に関しては人並みになったが、それを除けば明らかに非道過ぎる。以前からテーマであった序中盤の棋力も相変わらずおかしい。バラメタ弄る度にバランスが壊れる。


方針間違ってんじゃないのか


うう、謎電は激しく間違っていると思います(汗) 指将棋に関して、ちょーエエカゲンに作ってきたので、今期は、全部は無理だとしても半分作り直そうと思っている。ハード探索に絡んで、特に「残2手+静止探索および局面評価」については根本的に作り直すつもりでいる。無論並列化も安定して動くようにしておくつもりだ。17回でなんとしてでもwithFPGAで参戦したいのだが、間に合うかどうかちょっと微妙な感じになっている。それとは別に、もう一つ問題がある。


FPGAを使うのは由として、手を抜いたレベルで良いのなら難しくはない。問題は成果が出るかどうかだ。現在の見積もりでは、(24のR換算で)現R1500点に+200は最低でも行けそうだという感触はあるが、これだと結局は二次を突破するレベルにならない。今の選手権二次突破ラインは、恐らくR2200点でも確率半々くらいではないかと思う。特に今回備後将棋がbonanzaに勝っても二次を突破できない現実には本当に驚いた。


多分、今のままだと謎電では、FPGA使っても二次突破の確率は極めて低い。仮に突破出来たとすれば、計算機将棋界に与える影響は多少あると思うが、突破できないならFPGAのポテンシャルを否定されるだけで、使わない方がマシと思っているくらいである。そこでScience Geek!!だ。ShoreがベースならFPGAを巧く使いこなせば楽に突破か、と思わせる程の可能性がある。ぶっちゃけ、そこに期待しているところなのだ。しかし、それだと単なる他力本願でしかなくなるし、そもそも謎電の作者自身がやりたいと思っていたことであるからやるつもりではあるのだが。と、前置きばかりで結論が最後になったが、


ライエル、逃げるなよ、俺は二次で待ってるぜ (笑)


とひとこと言い残して、謎電の作者は本業モードに入ることとする。後は時々更新ということで。

AD

StratixII PCI Express カード

テーマ:

一応は本家から開発キットを出したようだ。


日本語:http://www.altera.co.jp/products/devkits/altera/kit-pciexpress_s2gx.html

英語:http://www.altera.com/products/devkits/altera/kit-pciexpress_s2gx.html


使っているデバイスは、StratixII GX EP2SGX90F1508C3[*1]。お値段は$2,995-でChrillyの探索コアなら4個は入る規模。個人的には2SGX130+Express x16が欲しかったのだが、とりあえずコレも視野に入れておこうと思う。今後サードパーティから色々出てくると思うので少々待ってみるつもり。


既にScience Geek!! でコメントしたのだが、性能的に不利感があったXilinxはVirtex5(65nm)をアナウンス した。量産は未だ先のようではあるものの、少なくとも現StratixII(90nm)よりは良さげである。Alteraが65nm版でどう巻き返すか、謎電の作者は注目している。


[*1] 型番の最後の"C3"はデバイスのスピードグレイドを示している。 この場合、StratixIIの最高グレイド品であることを意味する。因みに現Hydraは、Xilinx VirtexIIPro XC2VP70-5を用い55MHz動作だが、このStraatixIIだと、(熱対策が充分であれば)ほぼ倍速の100MHz前後で動かせる筈である。あくまで「Chrillyの探索コアが」だが。計算上は、このカード1枚で旧Brutusと同等かそれ以上の性能が出せることになる(旧Brutusは、33MHz動作の4DualFPGAで8cores)。
AD

第16回選手権参戦記 (3)

テーマ:

【3日目/決勝】

決勝1戦目でいきなし▲YSS▽Bonanza戦。結果はYSS勝ち。初戦からBonanza黒星で、この時点でその場にいた計算機将棋開発者の殆ど全員がBonanzaの優勝がありえるとは考えてなかったのではないかと思う。その1戦目が終わった段階で、私は「今回は誰が優勝すると思う?」とライエルに尋ねたら「YSS」と返って来た。私も心の中では同じだった。ライエルと同意見というのが気に喰わないと思いつつも、それを否定する理由がどこにもない。選手権初日からカメラマン山下選手は自信ありげなオーラを放っていたことでもあるし、参戦者・関係者の多くは、この時点でYSS持ちが多かったのではないかと思う。余談だが、二次予選で大槻将棋が初戦黒星、その後8連勝で1位決勝進出という離れ業をやってのけた。が、そういうことが度々起きるなんてことは普通思わない。


結果は今さら書くまでもなく、その後6連勝でBonanza優勝。選手権初日の段階で、「Bonanzaが二次予選を突破できない可能性は3割ある」と言ってのけた某氏(特に名を秘す)に拠るなら、Bonanzaが優勝できる確率はないに等しい筈だった。そのないに等しい程の神憑り的な事件が起きた将棋があったことを考えれば、今回の選手権は、観戦者にとっては実に楽しめただろうとは思われるものの、参戦者にとっては(優勝者を除けば)極めて大きな衝撃であると同時に屈辱だったのではないかという気がする。


【同日/懇親会】

それは懇親会での特に2位YSSの作者の感想に現れていたと思う。その内容をここで書くことは出来るが、山下さんはその時酔っていたことでもあるし、あの懇親会の参加者のみが知っていれば良いことであって、ここで繰り返すこともないと思うので省略する。


Bonanzaの出現は、既に計算機将棋界にとって極めて大きなプラスになっているのではないかと感じる。R値換算にすれば年間50点程度のペースで上がってきたものが、今後年間100点位にまで達するのではないかと予想する。それは、良い意味での競争原理が大きく働くと思うからだ。この勢いなら10年と掛からずして計算機将棋が時の竜王・名人と互角以上で戦えるようになるのではないかという気がする程、その場に居た誰もが何かとてつもなく熱いものを感じた史上最狂の選手権ではなかったかと思う。

AD

Shore

テーマ:

うおおおおおおおおおお驚いた。彼はマジだ。


Science Geek!!


謎電の作者、いきなしちょーピンチ。これはヤバ過ぎる。だいたい謎電はShore(旧礒部将棋)に勝ったことがないし(笑) ベストアマチュア賞を獲ったこともある礒部青年のことであるから、将来が楽しみである。Shoreの最終形はまだ良く判らないが、とにかく、好敵手として最先端計数将棋学的に予約。


【追記】 http://ameblo.jp/isobe/entry-10012474467.html
> (5) FPGAで専用プロセッサが作れるよう、シンプルなプログラムにする。

かなり鋭いポイントを抑えていると思う。魚釣りに出掛けるとしよう。


【更に追記】

実は謎電の作者は、試験用にもう一つ評価キットを持っている。左写真は、NiosII評価キット 。デバイスは初代Cycloneの1C12なので、Chrillyの探索コア1つすら入らない小さなものなのだが、簡単な回路の実験用では重宝している。因みにNiosというのは一言でいえばAlteraのソフトコアで、FPGA内にCPUの回路を作って動かすというものである。余談だが、Niosは、FPGAの資源が許す限りいくつでもFPGA内に置くことが出来る。NiosIIはそのVer.2。これを使って探索を行うという目的ではなく、FPGA内にプロセッサを置いておくとデバグは勿論、マルチコア化した時のコア制御・ホスト(メインプロセッサ)間通信用等として使えて便利そうなので簡単な実験用に持っていた。USB接続(電源もUSBから)なので、ノートパソコンで使うのが楽だからである(最近のノートパソコンはRS232Cもパラレルもないので)。これを持って新宿2丁目のVELOCEへゴー(笑)

つい先日、QuartusII Ver.6.0 Web Editionと、NiosII Embedded Design Suite 6.0 Evaluation Edition がリリース されたので、それを使ってちゃんと動くか確認やってて参戦記が疎かになってしまった。結果として一応動くようである。新しい開発環境は、旧版と比べて合成が速く、色々便利になって使い勝手が良さそうである。少し不安はあるもののこっちに移行しようかと思う。


【一応追記】 QuartusII Web Editionの活用方法(ダウンロード~ライセンス更新)

第16回選手権参戦記 (2)

テーマ:

【2日目/二次予選】

二次が始まる前に十年選手の表彰式があった。今回はライエルと謎電の作者が該当することになる。本来なら同期デビューのIS将棋の作者もそうなのだがキャンセルの結果、2人だけとなった。内容は、「世界コンピュータ将棋選手権に10回出場しコンピュータ将棋とコンピュータ将棋選手権の発展に寄与されたので表彰する」というものである。その直後ライエルが、私の表彰状に書かれてある「勝数」にツッコミを入れて来た。ライエルは、自分の方が多いと自慢したかったようである。そうか、そうくるか。ここではとても書けないグレイトな嫌みをのたまうライエル。ふ、日本語は充分有段者だな。イヤミはオランダ語にしてくれ、と言ったら「今年も勝つ」とかなんとか喋ってたようである。


さて、宿命つーかなんつーか、謎電の二次初戦はSPEARだった。全く計算機将棋の神様は粋な冗談を飛ばしてくれるものだ。いつもならギャラリゼロなのだが今回はプラチナカード化していたようである。この一局だけは何があっても負けるわけにはいかない、と気合だけは充分入っていたものの、その結果はここにはとても書けない。1回戦終了直後、いきなしエーザイのサクロン®のお世話になるとは想定外だった。なにやら異常な脱力感がそこはかとなく押し寄せてくる。対照的にライエルは、謎電の作者に殺意にも似た感情を沸きあがらせるには充分過ぎる程の満面の笑みを浮かび上がらせていたのだった。ラーイーエール~~~、本当に嬉しそうだったな、つーか笑いが止まらないみたいだったな、そん時は。


試合は進むが、実は正直よく覚えていない将棋が多い。体力の殆ど全部を使い切ってしまっているような疲労感の中、ただただ惰性でマシンを操作し時間が過ぎ去っていったような感じだった。そんな二次予選の中で全勝街道まっしぐらだったのが柿木将棋だ。Bonanzaですら3戦目(対備後将棋戦)で黒星の中、7連勝のダントツ。最先端計数将棋学の中で最も力を入れて宣伝している柿木将棋がさっさと決勝進出を確定させてくれたのは、感謝すべきありがたいことであると思っている。


と、その時であった。某少年A(左写真、特に名を秘す)が、LANの電源を落としたのである。本人はシレっとしていたので故意ではないとは思うが[*1]、先ずは最初に謝れよ、言い訳の前に。あと、カメラ向けられてわけわからん格好するのは考えものだ。大体、何の意味があるんだよ、その両手の指先に。


こーゆー男はガツンと一発指導すべきである、と思っているところに、既に二次突破が確定していた師匠曰く、「誰も対局してなくてよかったね」の助け舟で事が収まった。全く運の良い野郎だ。因みに謎電はLAN通信対局に対応してなかったので、全く関係のない事件だったのだが、この時極めて真剣に激怒していたのは、何を隠そう謎電の作者だった。


結局9戦終わって謎電は4-5の16位(総合19位)で、ぎりぎり二次シード権を獲得した。直接対決では負けたが、総合順位では勝ったので一応の面目を保ったと思う。しかしながら十年やってても鳴かず飛ばずというのは、何とも情けない限りである。


ところで今回、謎電の作者が個人的に注目していたのは、TACOSとGPSである。過去の橋本開発日記およびGPSの開発主要メンバのブログ等を読むと、簡単に言えば「Bonanzaに対して大した脅威を感じていない、あるいは互角以上で戦える」ような話になっていたのである[*2]。彼らは話を作るキャラクタではないので、実際にメチャ強いプログラムに仕上がっていたのだろうと思っていた。特にTACOSは二次でBonanzaに勝ったので決勝で期待が大きかったのは確かだ。またGPSは、過去の話とは言えYSSや激指に勝った実績を持つプログラムであるから、決勝進出、そして優勝する可能性を否定できなかった。が、しかしだ、


Bonanza相手に8割[*3]勝つプログラムが、なんでうさぴょんに負ける!?


勝負とはそういうものであることを、GPSのリーダは悟ることができたのではないかと思う。

-- 続く --


[*1] 注意を怠ったという意味では、何のケーブルであるか確認するのが面倒だった、ということだろう。

[*2] これまた全く余談だが、小宮日記内でみさきが短手数でBonanzaに勝ったという話には、正直腰が抜けるほど驚いたが棋譜を見て理由が直ぐ判った。そしたら速攻で内容が書き換わっていた(汗)

[*3] この数字は、5月4日二次予選当日にGPS開発メンバの一人から得た情報である。

第16回選手権参戦記 (1)

テーマ:

最近ちょっと別件でハマってしまって間が空いてしまった。書くネタがあり過ぎるものの、弦巻勝ではなく梨元勝呼ばわりされてしまうのもなんだかなあ、というわけでつまらない参戦記になりそうだが、あたり障りのない話でまとめてみることにする。


【選手権前日まで】

並列化でドツボに入る。実装は1週間くらいだったと思うが動作試験で延べ1ヵ月くらいやってたような気がする。1回あたり数時間全開で走らせないと起きないGPFの原因を完全に捕らえきれない。ソースを眺めても理由がよく判らないので裏で殆どヒートラン状態にしたまま、表でWarCraftIIIをやってたりする[*1]。LAN通信対局対応は並列化より優先順位を低く設定し後回しにしてたので、結果としてLAN対応も共倒れとなった。仕事ならシャレにならない体タラクだが道楽なので由とする(汗)


【初日/一次予選】

謎電は二次からなので、朝は宮崎の自宅に居た。徹夜だったがこれ以上ゴチャゴチャやってても無駄か状況をますます悪化させることになりかねないので、今回での並列化はあきらめることにした。そういうストレスが溜まっていたせいもあってか、朝ヒゲを剃る時に腕に力が入り過ぎておもいきし顔面を切った。うう、ここここれは、エメラルダス高橋と呼ばれてしまうに違いない、と思った謎電の作者は、絆創膏でごまかすことにした[*2]。でANAで羽田まで行って、そこからバスで木更津、タクシーで最寄のホテルへ直行しさっさとチェックインして会場に見物に向う。到着したのは結局15:30頃だったかと思う。


到着した時Bonanzaは全勝中だった。大二郎は5戦終わって2勝3敗、既に一次突破が難しくなっていた。何故かみさきに負けているし、何やっとんじゃあ大澤~と思いつつ一次予選が終わってみるとみさきが今大会最下位だった。うむ、みさきの作者には選手権デビュー前から謎電の作者がモーレツにプレッシャ~を掛けていたが、その恐ろしさを存分に体感して頂けたのではないかと思う。で、書くまでもなくBonanzaが全勝のまま1位で1次予選突破、2位が1敗の山田将棋である。余談だが山田将棋は、第6回選手権でデビューなので謎電より1コ先輩だったりする。


一次予選終了後、KFEndの有岡さんと食事に行こうとしたら、ロビーでカメラマン山下選手とガルリ吉村審判員を発見。何やら怪しげな雰囲気?なので、これはブログネタになると直感し、無理矢理ディナに同席させて頂くことにした[*3]。以前から尋こうと思っていたYSSの必至探索についてその謎がやや解けた。純粋に必至前解図を行っているのではなく、指将棋探索の中で必至を見つけ出せるようになっているらしい。謎電の解図結果と異なる何やら余必至的な手をYSSが指すのは、恐らく局所的で過激な延長探索が行われた時の副作用なのではないかと謎電の作者は予想している。この件については将来別アーティクルを起こそうと思う。

-- 続く --


[*1] 最近は、"MassSCVtoWIN"のアカウント名で、Lordaeron(U.S.West)でプレイしていたりする。

[*2] そんな可愛いモンじゃなのだが。実際は絆創膏の方が目立ち過ぎるような気はする。

[*3] 以前「高級料亭」と書いたが、アレは冗談である。ヒジョーに庶民的なファミレスで割勘。そういえば29円の借りがあることを今思い出した。

第16回選手権参戦記 (0)

テーマ:

計算機将棋への世間の注目度は、これまでで最高の状態であることは間違いなさそうだ。本ブログのアクセス数は去年同時期の約2倍になっている。多分、これは一時的なものではなく、今後数年は計算機将棋に対する関心度は上がっていくだろうと思われる。


さて、今回の参戦記は書くネタがあり過ぎて困っている。しかも書くと問題がありそうなネタが多すぎる。事実しか書かない(憶測である場合は、予めそう書く)つもりだが、その前に断っておきたいことがある。


Bonanzaの作者は、今回、選手権会場に来てない。

殆どの参戦者は、その作者と会ったこともなければ話をしたこともない。


非常に基本的な事実なのだが、果たして一般の人はそのことをご存知なのだろうか。私は以前、「是非参戦して頂きたいと思っている」とは書いた。が、まさか代理操作になるとは思わなかった。また、Bonanzaが本戦には進出するだろうとは思っていたものの、確率的には有り得るとしても優勝してしまうとは思ってなかった。その確率とは「激指が詰を誤る確率そのもの」でとてつもない大事件、正にBonanza(大当たり)が起きて私は本気で驚いているのである。


世の中、そういうことが起きるものなんだなあ、というのが正直な感想だ。私自身は、謎電の作者という立場であってそれ以上でも以下でもなく、BonanzaファンでもなければアンチBonanzaファンでもない。また、その作者のことをよく知らないので、最先端計数将棋学でBonanzaを採り上げようにも「第16回選手権でデビューと同時に優勝しました、以上」としか書きようがないし、Bonanzaの作者がこのブログを訪問されているとは思えないので、ここで「おめでとうございます」と書いても意味がない。つまりは、


>■Bonanza優勝
>第16回世界選手権で初出場初優勝だそうで。
>Pochi (2006-05-08 19:09:44)


とコメントされても今は単に、はいそうですね、くらいしかレスポンスのしようがないのである。そのことを予め書いておくことにし、Bonanza優勝という事実の波及効果(および副作用)については、後に改めて考察してみたいと思う。

-- 続く --

第16回選手権写真展 (2)

テーマ:

選手権期間中3日間で500枚ほどの写真と動画を撮った。その中で「差障りのありそうな写真」に絞って以下に公開する。


写真展06050801 ←これが、あの大二郎の作者である。結果的に一次突破できなかったが、最先端計数将棋学の中で謎電の作者がキョーレツにプレッシャ~を掛けたのが原因ではないかと思う。すまぬ大澤、これに懲りずに次回も出てきてくれ。


それはさておき、大二郎の作者より謎電の作者の方が若く見えるよな、と、みさきの作者に尋ねてみたのだが、即答できないようだった。なんで、なんでそこで言葉に詰まるのだ?
写真展06050802 ←3日目決勝のTACOSチーム。特に飯田教授の真剣な表情に注目して欲しい。Bonanza戦での▲24角について、「この手は専門的に観て敗着だな~」と(言葉には出さないが)思われていたのではないかと謎電の作者は分析している。

なお今後も、「地球環境に優しく、専門棋士に厳しく、飯田教授には更に厳しい」最先端計数将棋学を維持していくつもりである。このことは教授には内緒だ。
写真展06050803 ←左はShore(旧礒部将棋)の作者、右は説明すると眠たくなるので省くことにする。礒部さんはハード探索についても研究中であるらしい。となれば謎電的に無視するわけにはいかない。早速好敵手として設定することにした。


なお、右の某少年A(特に名を秘す)は、二次予選でLANの電源を「面倒くさいので落とした」のではないかと謎電の作者は分析している。
写真展06050804 ←KFEndの作者(左)と、奈良将棋の作者(右)。有岡さんにはちょっとプレッシャ~を掛け過ぎたかもしれない。奈良さんはアマ実力者なので恐れ多くて好敵手に出来ない(汗)が、来年は、奈良将棋も視野に入れて精進しようと思っている。
写真展06050805 ←ジェフ(左)とライエル(右)。なぜかライエルがジェフの通訳をやっている。最先端計数将棋学では、基本的に外国人は皆平等に呼び捨てにしているが他意も悪意もない。念の為、ここでお断りしておく。


で、ライエル、今回シードから落ちたな。謎電の作者のプレッシャ~の恐ろしさを思い知ったか、MUHAHAHAHAHAH !!
写真展06050806 ←竜の卵の作者(左)と備後将棋の作者(右)。今年謎電は竜の卵と当った。恩本さんには今回の結果は残念だったと思う。是非来年も選手権に来て頂きたいと思っている。
写真展06050807 ←WILDCAT(旧四十の手習い)の作者。今後、謎電の好敵手として設定する予定である。
写真展06050808 ←ガルリ吉村審判員。トリノで期待されていたスケルトン越の兄という噂もあるが、本人はムキになって否定している。かなり怪しい説だが、謎電の作者は「恐らく腹違い且つ種違いの兄弟であろう」と分析している(即ち赤の他人)。


なお選手権初日の夜、カメラマン山下選手と高級料亭へ出掛けるであろうところを、謎電の作者に目撃されている。「フッフッフッ山下屋、お主もなかなかの悪よのう」「ホッホッホッ、審判様ほどではございませぬ」とかなんとかやりとりがあったとかなかったとか(はい、ありませんでした)。
写真展06050809 ←説明不要、詰むや詰まざるやの門脇大師匠。せっかくなので1枚撮らせて頂いた。


数年前お話させて頂いた時に、「詰パラ、お送り致しましょうか」と仰ってくださったとても親切な方である。甘えるわけにはいかないので丁寧にお断りし将棋会館で買いました。
写真展06050810 ←そう、この人が白髪のじい様、圍棋文化研究會の岡崎正博さんである。受付を担当されているが、なんか煙草ばっかり吸って仕事をやってないような気がする。因みに今年は「俺は39だ」とのたまっていらっしゃった。


「岡崎さん、去年は40って言ってたじゃないですか、なんでデクリメントするんですか」

「いや、そんなことは言ってない。俺は39だ」


………、岡崎さん、既に認知症だったんですね。


結構話題になっているらしい。あの▲激指▽Bonanza戦で詰手順を間違えたことで神話の崩壊のような話になっている。少なくとも置換表のキーにハッシュ法を使っているプログラムなら、「非同一局面の同一視問題」が起きて詰む筈が詰ませられなかったりする(あるいは詰まないのに詰ましに行ったりする)ことが確率的に起き得る。これは局面キー長と、そのキーを決めるハッシュ値の情報エントロピに基づいて、「局面誤認」が起きる確率が決定することは判っている。


憶測でしかないが、激指はそのキー長が短いか、仮に充分に長いとしてもハッシュ値に用いている乱数が適切とは言い難いものではなかったのかなと思っている。これはあくまで謎電の作者の勘なので、真の原因については何れ激指の開発者に尋ねてみようと思う。どういう理由であれ、Bonanza優勝を阻止出来なかったA級戦犯が激指であることに変わりはない。B級戦犯はうさぴょんに負けて本戦に進出できなかったGPS(汗)と、序盤に近いところで角銀交換の駒得なのに良く判らない負け方をしたTACOS(激汗)


そういえば何年か前に置換表で使うハッシュ法についてCSAの会誌に書いた記憶がある。古いネタなのだが、いつか暇な時にまとめ直して置換表のカテゴリの中に書こうと思う。

第16回選手権写真展 (1)

テーマ:

第16回選手権を無事終えて宮崎の自宅に戻ってきて一息ついているところである。今回の選手権は、観戦客もこれまでで最も多かったし、一・二次予選を含めて決勝も最終戦まで実に面白い大会だった。このあたりの選手権参戦記は後日改めて書こうと思う。


選手権の記録写真については、恐らく近い将来に「コンピュータ将棋、囲碁大会などの写真集 」の方で山下さんが撮られたものが公開されると思うが、ここでは謎電の作者が撮った第16回選手権の写真を2回に分けて公開したいと思う。

写真展06050601 ←1日目の一次予選。一部では「計算機囲碁・将棋界の弦巻勝」と称される山下カメラマン。恐らく敵情視察も兼ねているとは思うが、あれだけの記録写真が残せているのも彼のお陰だと思う。


「私を写しても意味ないですよ」とか仰っていたが、山下さん自身の記録写真が少な過ぎるので、将来計算機将棋専門ライタを目指す(笑)謎電の作者が協力することにした。
写真展06050602 ←3日目の決勝戦の最中。多くの場合「プログラマ山下」と「カメラマン山下」を兼任している為、山下さんは落ち着いて席に座ってなかったりする。

山下さんがカメラを持って会場中をウロウロしているので、謎電の作者が「試合中、何やってんですか」と声を掛けたら、「いやー、対戦相手は新鮮味がないからねー」と一言返答して何処かへ消えて行ってしまった。因みにその時の相手は柿木将棋だったと思う。師匠、そんな男のプログラムに負けないでくださいよ。


写真展06050603 ←3日目の決勝戦終了後に行われたエキシビションの朝日アマ名人-Bonanza戦を観戦中の山下さん。 日頃笑顔を絶やさない彼だが、この時はかなり真剣に見入っていた。
写真展06050604 ←対局が終了し、表彰式になった時、そこでもカメラマンに変身する山下さん。
写真展06050605 ←CSA会長から2位の賞状を貰っている図。
写真展06050606 ←それを見せびらかす図。
写真展06050607 ←渡辺明竜王から何か貰ってる図。
写真展06050608 ←AMDからも何か貰ってる(というか選んでる?)図。いろいろ貰えて幸せ。
写真展06050609 ←懇親会会場で、選手権2位の感想を述べられているところ。いつも思うが山下さんの話は実に面白い。それは、タテマエではなくホンネで語ってくるところにある。その話す速度は非常に速く、身振り手振りが日本人離れしている。当然ながら今回はBonanzaおよびその作者の話で始終した。


余談だが、懇親会は選手権参戦者・CSA関係者でなくてもパーティ代さえ払えば参加可能なので(但し、ちょっと高いが)、一般の方でも計算機将棋に興味がある方は(できれば予約の上)参加されては如何かと思う。


今回は特別に山下さんのみにスポットを当てたが、次回は山下さんとは異なる角度から撮った選手権の記録写真を公開しようと思う。