哀れだよなあ、いつか気づくだろうけど:ー( | 神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

2006年,2007年度,実際に開講された講義のブログです.今年も講義はありませんが,引き続き「仮想的」に書かせて頂きます.非常勤講師や講演の依頼は、メールにて直接、連絡をお願いします。

「拘束は不当」 国会近辺のドローン問題で厳重注意された少年、ネット配信で警察を批判
少年は憲法記念館の時計塔を訪れ、その様子をリアルタイムにネット配信。記録映像には、「落ちると危ない」「人が怪我したらまずいよね」と諭す警察官に、「ドローンは法的に規制されているんですか?」「今は関係ないですよね」などと反論する様子が映っています。少年は今月9日、長野県の善光寺で御開帳の最中にドローンを落下させ、警察の指導を受けていました。 ..........≪続きを読む≫
本質は、自身の存在を誇示したいという欲望が根底にあり、それを押さえきれず、そのための手段として、犯罪行為とは言えないまでも、十分に社会的な迷惑行為と類される行動が、自分の周辺に対して、さらに自分の過去、現在、未来に対してどのような影響が及ぶのかも考えられない幼い思考による行為であり、それを許している彼の環境の問題です。

さらに一つ、問題として考えなければならない事は、本人の欲望による行動を阻害しようとする警察に対する、本人の批判はともかく、警察による注意、さらに取り締まりにおける拘束というだけで、警察批判を行う人たちも少なくないということです。今回の事件に関しては警察の対応の問題ではなく、本人の行動の稚拙さです。