嵐が過ぎるまで待つ? 想定外!?とは言えないでしょう。 | 神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

2006年,2007年度,実際に開講された講義のブログです.今年も講義はありませんが,引き続き「仮想的」に書かせて頂きます.非常勤講師や講演の依頼は、メールにて直接、連絡をお願いします。

嵐コンサートで日本質的心理学会の日程変更…「英断」「ファンとして申し訳ない」
日本質的心理学会(JAQP)は10月3日、4日に宮城教育大学にて第12回大会を開催する。開催日は当初、9月19日、20日の予定であったが、アイドルグループ「嵐」のコンサート開催日程と重複することを考慮し、予定日の変更を行った。ネットではファンや県内有識者による賛否の声があがっている。 ..........≪続きを読む≫
相当規模の学会年次大会やシンポジウムを主催する側としては、通常1年以上前から計画し、各種関係学会、さらに同時期に開催される世界各地での国際会議等との日程調整を行います。その結果の開催スケジュールですので、学会開催側としては、非常に迷惑な話であるというのが本心でしょう。しかし嵐側にしても十分なスケジュール調整の上で、学会開催が同時期にある事も想定して(少なくとも、学会開催の有無を知らなかったとしても、規模的に問題にならないであろうという仮定の下で)の開催と考えられます。嵐側に何の落ち度もありません。

学会側としては、無理に開催を押し通す事も考えられたでしょうが、会員を含めて、スケジュール変更の困難やそれまでの苦労を含め、嵐のコンサート鑑賞希望者が宿泊予約に殺到し、この数ヶ月大混乱に陥る可能性も考慮し、総合的に判断した結果、変更を決断したことに敬意を表します。