『藤原紀香「底辺コメント」でネット炎上』でコメント!? | 神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

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2006年,2007年度,実際に開講された講義のブログです.今年も講義はありませんが,引き続き「仮想的」に書かせて頂きます.非常勤講師や講演の依頼は、メールにて直接、連絡をお願いします。

藤原紀香「底辺コメント」でネット炎上 完全否定し「とほほです」

7月5日にNHKBSプレミアムで始まるドラマ「ある日、アヒルバス」(日曜、後10時)でバスガイドを演じる女優の藤原紀香が、取材に対して「底辺にいる藤原紀香が見られます」とコメントしたことが伝えられ、ネット上で炎上していることに対して7日、コメント自体を否定した。 ..........
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以下のようにコメント?してます。


一時期、新聞、雑誌等が1フレーズだけを切り取って、それを見出しに大きく報道することで、読者に誤解を与える、あるいは悪い印象を与えることが問題視されましたが、ネット上の読者はそれが極端であって、1フレーズどころか一つの単語に反応してしまいます。ほとんどの読者が元記事全体を十分に読まないばかりか、妄想によって書かれた批判しか読まないのです。その読者がさらに妄想に妄想を重ねてコメントを書き重ね、炎上に至っています。炎上に至らないために、その前提である火や煙の元となる誤解を与えそうな発言をひかえることなのですが、そうなればほとんど当りさわりのない無味乾燥な発言しかできないでしょう。

記事を読むほうの成熟さが求められるとともに、火や煙が起こったとしても炎上や延焼に至らない危機管理が発言者側に必要なのでしょうか。