神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

2006年,2007年度,実際に開講された講義のブログです.今年も講義はありませんが,引き続き「仮想的」に書かせて頂きます.非常勤講師や講演の依頼は、メールにて直接、連絡をお願いします。


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12歳から始めるプログラミング、何からスタートすべき?
 年の離れた弟にプログラミングを教えたいと思っている。自分の時代は BASICやApple BASICから始め、Pascalをいじり、徐々に Cや Javaに行きつくといった感じだったように思う。弟でもまずは簡単なものから始め、いずれは Cを扱えるようにしてあげたいと思うのだが、何からスタートするのがいいだろうか。例えば Pascalはまだプログラミングを習うにあたって現役で使われている言語だろうか? 最終的には Cを修得するのがベストだと思っているのだが、面白いことができるパワフルさがあり、それでいて取っつき易く、いずれは Cや C++に繋がるオススメの言語などあるだろうか。 ..........≪続きを読む≫


なかなかプログラミングを勉強するのは難しいようです。電気電子工学科では、情報系ではないこともあって、必ずしも最良のプログラミング学習のカリキュラムとはなっていません。4年生になって、研究室に配属された際、プログラミングを学習するわけですが、数週間で、それぞれに大きな差が出てくる場合があります。


もちろん、プログラミング学習に対する取り組みの努力の差もありますが、それが同じとしても、差が出てきます。何がその原因かと考えると、基礎がなっていないということです。基礎といっても、一般的な基礎学力というよりも、コンピュータに関する知識、そして、プログラミングという概念の基礎知識です。プログラミングという概念を理解することなく、プログラムが書けるわけがありません。


情報工学科であれば、コンピュータ(マイクロプロセッサ)とは何か、何であるべきか、そしてプログラミングとは何か、何であるべきかを教えてから、プログラミング言語の書法と作法を教えます、いきなり言語(文法)を学んでも、その背景にある文化がわからなければ、使いこなせません、


まずは、


   コンピュータはなぜ動くのか --知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識--


を読んで、それから


   プログラムはなぜ動くのか 第2版 --知っておきたいプログラミングの基礎知識--


を読んで、やさしく、薄い目的とする言語の本に取り組むべきでしょう。すぐに厚くて難しい本に手を出しがちですから。参考までに、以前に書いた記事です。


   「情報の世界」講義 書法と作法...学生さんたちへ(プログラミング書法とソフトウェア作法)


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