セキュリティうどん勉強会予習(その3)
テーマ:ブログセキュリティうどん勉強会in高松(2009年5月17日,日曜日)
5月17日(日)に高松で開催される「セキュリティうどん勉強会」
の予習(私が話す部分だけですが...),その第三弾です.
巷では,「暗号」というと,A(アリス)さんがB(ボブ)さんに,何か文章らしきものを送ったとき,その文面を見ても,第三者であるC(チャーリー)さんは,何のことやらまったく文面が理解できないけれども,BさんがAさんが意図していることを正確に読み取れるという,いわゆる秘密(秘匿)通信のことをイメージします.しかし,正確には,暗号というのは,秘匿通信だけでなく,認証や署名,さらに否認拒否といった技術を含みます.中でも特に重要なのは署名です.
地縁社会(ネット社会ではなく,従来からの対面を基本とする社会)において,署名で一般的なのは,印鑑(押印)やサインです.それは,「その人しか,その印鑑を押せない,その人しか,そのサインをすることができない」という仮定(事実かどうかは別にして,みんなが認める前提)に基づいています.ネット社会では,この押印やサインというものが,同じような考え方では実現できません.なぜならば,完全なコピーが簡単にできるからです.では,メールで文章を書いて,その文章を確かに私が書いたということを証明するためには,どうすればよいのでしょうか? それを実現するのが,デジタル署名です.デジタル署名は暗号です.
「本人が本人であること?」,これを証明するのは難しい課題です.特に,ネット上で証明すること,あるいは確認することは容易ではありません.
以下に,1996年,画像電子学会という昔はテレビジョン学会と呼ばれていた学会からの依頼で,その問題について述べたコラムを掲載します.もう13年も前に書いた内容ですので,技術的には変わっているところもありますが,考え方はさほど変わっていません.
私はだーれ(1996年 画像電子学会掲載版)
オフィスに入った映画製作会社の重役であるS氏は秘書のL嬢に,「連絡は」と告げると隣の部屋の自分のデスクへと向い,椅子に腰掛けた. 彼女はデスクの横に立ち,「伝達事項,Q21の解答はNo,Q46は衛星の連絡は異常なし, Q97は00,それとコンピュ-タは ..........≪続きを読む≫
なお,これが,掲載されました画像電子学会誌1996年10月号の目次 です.
「セキュリティうどん勉強会予習(最終回)」へ続く








