Prof_Hiroyukiの語学・歴史談義

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本日2度目の更新です!


兄弟対立!藤原忠通のやる事成す事がことごとく摂関家の衰退を招く(大河ドラマ考No.72 清盛⑯) に続く「大河ドラマ考」です。


今週の「平清盛」は、第17回「平氏の棟梁」

第二部(武家棟梁編)の開始です!


忠盛の死により、清盛が新棟梁に。

父の偉大な業績を改めて思い知らされる事になる・・・というのがメインの流れです。


(1)紛争の火種が有っても顕在化しない。それが平家の強さと言いたいのだろう。

史実上は既に清盛からは離れているはずの叔父・忠正。

しかしながら、ドラマ内では清盛を「殿!」と盛り立てています


そして、「正妻の長男なのだから野心を持つ様に」時忠(清盛の正妻・時子の弟)が清三郎(後の宗盛)に吹聴。

それでも、表向きには大きな揉め事にはなりません。


平家は仲良し・・・というイメージを持つ方も多いでしょう。

ただ、それは「比較的」というお話。

ですので、それを示すためには他家の不仲を誇張する必要があるという訳です。


前回は藤原摂関家の内紛を、

そして今回は・・・源家(河内源氏)の内紛を描くという事をこのドラマが続けているのは、そういった意図に基づいたものでしょう。

(ちなみに、次回は王家・・・皇室。崇徳上皇と雅仁=後の後白河天皇とが仲良くされているシーンが嵌められているのは、何とも不気味です。)


(2)「隠居していない」父・為義を義朝が超えた・・・これは両者が以前から別だった証左。

史実上は清盛が仁平3(1153)年の両者の官位は恐らく以下の通り:

為義 従五位下 検非違使

義朝 (従五位下) 下野守

恐らくは・・・と申しましたが、後に従五位上になっていますのでドラマで義朝が清盛に言った通りで間違いないでしょう。

この時点で義朝は受領(ずりょう)、すなわち地方行政のトップとなり、官職の上で父を上回ります。

しかし為義は隠居していない・・・これは義朝が「別家」扱いである事を示唆しています。


これだけでも、以前から父子に亀裂が有った事は分かるのですが・・・


(3)さらに為義・義朝父子の「不和」を示すため、次男義賢に太刀を。

ここで漸く次男・義賢(よしかた)登場。木曽義仲の父親です。

そして、為義が彼に友切(髭切を変名していた)という太刀を譲ります。

友切は、平忠盛よりも「6ランク」低い源為義が源家「当主」という事の根拠(大河ドラマ考No.59 清盛⑤) でも述べまた様に源家累代の太刀

棟梁の証とも言えるものです。

これには義朝が激怒。父子の決裂は決定的・・・という筋書きです。


この友切(髭切。義朝が再び髭切に再改名)、実は為義から義朝への伝承の成り行きが良く分かっていません。

そこで、為義→義賢→義朝という設定を考案したのでしょう。

もしかすると、為義→義賢→義平(義朝長男。義賢を殺害)→義朝なのもしれませんが、

いずれにしましてもフォローが難しそうです。


源家内の争いにどの様な展開が待っているのか・・・これも脚本の「魅せ」どころですね。

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