あけましておめでとうございます。今年29を迎える永遠の少年こと弐番です。

 

 

2016年は2015年に比べて劇場鑑賞した映画作品は少なかったのです。それはなんだか微妙な作品が多かったが故でございまする。

「期待して見に行ってこれか」と何回思ったことか。

特に「バットマン vs スーパーマン」と「スーサイドスクワッド」という爆弾はぼくの心に永遠に刻まれるでしょう。スーサイドスクワッドは会社を巻き込んだ「自殺」を興行的に始めていて「そこはスーサイドしなくてよいのでは?」とぼくを大いに悲しませたものでした。

 ああ。ワーナーというアメコミ映画の大御所が見事に玉砕していく様を見るのは、なんだか老舗和菓子店が退廃の一途をたどるのを見ている感覚というか、子どもの頃大好きだったプロレスラーがジジイになってボコボコにされているのを見ている感覚というか、とにかく「あの頃のワーナーはないんだな」という喪失感だけは与えてくれました。むしろ、ワーナーは面白くもなんともないアメコミ映画を量産することでぼくたちに「早く大人になれ」と言いたいのかもしれません。

だとしたらワーナーに言えることはただ一つ。

「ハリポタのスピンオフを作っといて何を言うのか」ということだけです。

 

 

 

あらすじ

魔法動物学者ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は、魔法動物の調査と保護のためニューヨークを訪問する。ある日、彼の魔法のトランクが人間のものと取り違えられ、魔法動物たちが人間の世界に逃亡してしまう。街中がパニックに陥る中、ニュートはティナ(キャサリン・ウォーターストン)らと共に追跡を開始するが……。

シネマトゥデイ より

 

 

 

今作、主人公のニュート・スキャマンダーはハリポタの世界において「教科書を作った人」という立場の人だったらしいです。ハリポタ劇中には孫が出てきて、みたいなところで一応は出てきてはいるんだけど本筋に強く絡むキャラクターではありませんでした。

そんな彼がワーナーのドル箱シリーズの主役に設定された理由はただ一つ。

 

「原作者のお気に入りキャラクターだから」

 

だそうです。

 

手堅くまとまっていた作品なので、特に文句は言いたいわけではありません。

 

ただ僕はハリポタファンでなくても楽しめる、ということをもっと強調して宣伝すべきだと思っています。

 

このままだとハリポタの呪縛から抜けられない人のための作品、と思われてしまいます。

 

 

単体で見てもいい作品です。

 

今後も無限に広がるハリポタフランチャイズを支えていくでしょう。