ちゃんと学習すると、古典で言っている事は今も通用するように感じます。

http://www.dhbr.net/articles/-/2764


「経営」ですから、その基礎は、常に学習が大切ですね。


■賃貸も「経営」


どこでも同じような白い壁で、誰でも住みそうなアパートを建ててきた賃貸マーケット。


相続なり、農業の後継者不足なりで、「賃貸経営とやらが儲かるらしい」とあまり深く考えもせず、始めた大家さん。


飛び込み営業した元気な営業マンのいいなりか、

あるいは見積もりを複数とっても一番安いものしか選ぶ視点を持たずに

建ててしまった大家さん。


今になって競争力を失い空室ばかり。


賃料を下げて埋める努力をしても、気がつくと建築時のローン返済と比較すると、逆ザヤになっている事もあります。


建てた建設会社を「だましやがった」と言っても、

実は「人口が減って、物件が建ちすぎた」のは、

その会社のせいとは言えません。


需給バランスの変化という環境変化なのです。


■人口が減り、世帯数が減れば、空室が増えるのは自明の理。


需給バランスが崩れた今、

このまま「なにもしない」なら、

「どこにでもある物件」は、

「ほっといても築古」になり競争力を失うだけです。


決まらないから、

賃料下げて、

広告費を払って・・・赤字・・・。


オーナーセミナーや不動産セミナーなどでも

「地方では今、人がどんどん減っている、

今日講師の大先生は東京に住んでいてわかっていないけど、

地方はもうガタガタなんですよ。

いったいどうしてくれるんだ」

といった質問。


実際、私は地方に住んでいて、

毎週、地方で仕事もしていますが・・・。


ともあれ、地方から人がいなくなっているのは、

「だれか悪いやつがいるからそうなった」

のでしょうか?


■人口減少。だからこそ、工夫した人が勝つ。


人口が減るというのは環境変化です。

ここで競争は激化し、そこで勝ち残るのは工夫した会社です。


では「なにか付加価値を」というときも、


「上野さん、インターネットをつけたら満室になるの? 

上野さん、バストイレ別にしたら埋まるの? 

この見積もりは妥当なの?」


と、またまた「他と同じような物件」にしたらどうにかなるか

議論。


藁をもつかむ思い・・・。


人口が減っている今、

「ほかよりも個性的で、特定の誰かにふさわしい物件」であることが、

生き残りの術ではないでしょうか?


名古屋の加藤オーナーは、所有する物件のエントランスに

自ら花をいけています。

埼玉の ジャージ姿に麦わら帽子!オバチャン大家の鈴木ゆり子さんは

自分でトイレのお掃除もする。

http://www.ooyajyuku.net/book/mokuji.html


■「どこでも同じような物件」よりも「入居者が自分らしい物件」を選ぶ時代に


「好きな壁紙の色に変えられる」「照明が選べる」といった工夫が、各地で始まっています。

http://www.housemate-navi.jp/rashiku/


壁クロス・床材(畳含む)・キッチンパネルのシートを自分の好みで選べる不動産会社も

あります。

http://www.nihon-agent.co.jp/nky_req.htm


もっとすごい、入居者が自分でつくる賃貸もあります。

http://www.maison-aoki.jp/


もちろん、こうしたことがスタンダードになれば、それだけでは差別化はできませんし、

誰もが壁紙を選びたいわけではありません。


不動産会社のサービスでも「大手でもできることを、なんとか追いつく」よりも、

「うちの会社は、ハチの巣の駆除の手配もなんとかやりまっせ」というような

「差別化」がカギになるのでは。