2014年11月01日(土) 18時05分55秒

ターコイズとインディアンⅡ

テーマ:ブログ

POWWOW



皆様こんにちは!


第二回目は、水酸化銅アルミニウム燐酸塩



これ、グーグル等で検索するとトルコ石のページがトップに来ます。
ずばり「ターコイズってなんだろう?」という事です。
さっそく行ってみましょう!


*どんな石なの??

簡単な特徴を上げると・・・
・ガラスやロウの様な光沢を持つ。
・一般的な鉱物(鉄など)より柔らかい(モース硬度は6.0-6.5)
・割れた後が貝殻の表面の様なザラザラした感じになる。
・ダイヤのようにパカッ!っと割れない。(割れる時は大小の欠片に割れる)



*色々な色がありますよね?

はい!ございます!!


ターコイズは化学的に書き出すとこうなります
CuAl6(PO4)4(OH)8·4H2O

鉱物上分類的には"リン酸塩鉱物"というものになります。

ものすご~く大雑把に言ってしまえば


(PO4)4(OH)8·4H2O(リン酸塩)の部分と・・・仮にAパーツとします。
CuAl6の部分・・・仮にBパーツとします。


この2パーツから出来上がっています。

Bパーツにどんな成分が、どれだけの割合で混ざってくるかで色が変わり、

それに応じて鉱物としてもまったく別のものになるわけです!!


↑キャリコレイクとダマリfromPowwowナゲッツ
青いものはもちろんグリーンのものも産出します。


*何色くらいあるの?
先程のBパーツの話ですが、ここにどんな金属成分が加わってくるかで色が変わります。
この比率がターコイズそのものになるのか、ターコイズの兄弟石になるのかに決まってきます。


「ターコイズの色の仕組み」
アルミが多い→ターコイズ


→チャルコシデライト


アルミ+カルシウム→コエルレオラクタイト


アルミ+亜鉛→ファウスタイト




のみ→プラネタイト



+亜鉛→アへイライト




ターコイズグループとして認知されているのはこられら6兄弟ですね!
鉱山によっては、

同じ鉱物でも微妙に比率がずれる為に何色ものターコイズが確認されているものもあります。


↑75色が確認されているセリリョス・ターコイズ。中にはビックリするような色も・・・



*チャルコなんとかはターコイズではないの?

カラーチャート表として載せたものでターコイズと表記されていない物が5つありますね。
ここで注意してほしい事は

「宝石の名前と鉱物の名前は必ずしもイコールじゃない」ということです。


例えばエメラルドとアクアマリン。
色も違えば名前も違いますね。
でもこれ鉱物名ではベリルという同一の鉱物です。


18世紀頃、ルビーとガーネットは同一のものと思われていました。
極端なものになると赤くて透明なものはルビーで青くて透明なものは全部サファイアとされていた時代もあったぐらいです。


大雑把だった認識もサイエンスの時代になって明確に分類がされていきます。
有名な話としては、英国王室の宝物の一つ「黒王太子のルビー」でしょうか?
ルビーだと思っていたものが実はスピネルでした!という話です。



↑イギリスのロンドン塔にある、「黒王太子のルビー」
実はルビー(鉱物名:コランダム)ではなく、レッドスピネル(鉱物名:スピネル)です。


宝石の名前が仮に同じだとしても、鉱物上では全く別の物です。
あくまで、近しい鉱物というだけですね。


宝石の名前はあくまで商品の名前みたいなものだと思ってもらえるといいかもしれません。


脱線しましたが、ターコイズも同じ様なものです。
「厳密に言えば」違うと言えるでしょうね。
それを踏まえて6兄弟全てをターコイズとして扱っているのが現状です。

「~ターコイズ」というのはあくまで商品名なんです。



*なぜ~ターコイズなんて名前を付けてるの?

実際問題、宝飾業界ではアメリカンターコイズのような細かいブランド分けはありません。
カラーグレーディングと大まかな産地。それだけです。


大きな理由は金や銀等の地下資源採掘に伴った副産物だったからでしょう。

金や銀などの鉱山は採掘量や時期などが非常に厳密に管理されているため、それぞれに名前が必要だったということですね。


アメリカでは「Breou of Land Management(土地管理局?と訳すのがいいでしょうか)」によって

閉山した鉱山、採掘中の鉱山はもちろんオーナーの管理までしっかりと行われています。


http://www.blm.gov/wo/st/en.html

↑英語のページですが良かったらどうぞ!

実際問題インディアン達にはあまり重要な事ではなかったようで、白人の入植後から明確に名前が付けられていきました。


さてメインはここまでですが・・・。
次回からはPOWWOWで扱うターコイズの紹介をしていきたいと思います。


が!!!ここで少しだけ前置きを!






<ターコイズって偽物も多いって聞いたんだけど・・・>

本国でも非常に議論の多い議題ですね。

「どこまでがナチュラルでどこからが違うのか?」この話題に繋がっていきます。
米国の宝飾業界とインディアンジュエリー業界間ですら少し温度差があるのが実情です。


グループ1(ターコイズではない物):別の鉱物もしくは鉱物ですらない。
・そもそも鉱物じゃない。
・質感は似ているが、ターコイズグループに属さない。
 例:ホワイトバッファローやワイルドホース
・破片等を圧縮したもの。
・人口生成物であるもの。


グループ2:ターコイズであるが処理をしているもの

・染色をしたり、極度な含浸処理(ステビライズド等)を施したもの
・レジンなどで微細な穴を埋め、光沢や色調を改善
増したもの。
・ワックスなどの光沢剤を使用したもの。
・染色剤を使用し着色したもの。
 

アメリカを代表するGIA(Gemological Institute of America)ではナチュラルターコイズはもちろん、ナチュラルジェムの定義として
「自然本来の鉱物に対してカットおよび研磨以外の人為的な処理をしていないもの」
としています。

市場の半ばほとんどが実は処理石であることは明白です。
ただ実際としてナチュラルは存在しており、処理の程度によってはナチュラルとして扱われています。


線引きがまだまだあいまいな所があるように思いますね。


現地の鉱物学者や宝石学者を含めた様々な人々が未だに議論を行っています。
トルコ石のイミテーションや処理は実は紀元前から行われていたとされており、定義を含めた世界共通化は非常に大変でしょう。
インディアンたちも「皮脂に触れると色が濃くなる」のは知っていたそうです。


最近よく耳にするのが、バッキングも重さに含めていいのかどうか?ということでしょうか。




POWWOWではこうしたものを含めて、

確実に安全にナチュラルターコイズを少しでも入荷するために、

現地の鉱山や鉱山主と直接やり取りをしています。







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コメント

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4 ■Re:無題

>コヨーテ親父ゴンさん
ご返信が遅くなりました、そうですね日本でも採掘できたら・・・・・取りに行きましょう!!笑

3 ■無題

お~~~!
化学記号ちんぷんかんぷんです
(^_^;)。
確かにアメリカ以外のターコイズってチャイニーズとかペルシャとか大雑把ですね。
ターコイズって金採掘の副産物。
もしかしたら佐渡でもジャパニーズが採れるのですかね?
おはるさんへのコメントと同じく疑問文で終わってしまいました・・・
f(^_^;。

2 ■Re:キッスルM様 お疲れです(*゚ー゚)v

>Eagle・Dancerさん
誰もがわかりやすくターコイズを楽しめる、インディアンジュエリーを楽しめる。
そんな風になるといいですね!

1 ■キッスルM様 お疲れです(*゚ー゚)v

そうだね
インディアン ジュエリーもナチュラル ターコイズも
もっとジュエリーとしての価値を見出だして行かないとね!
未来の為に"""

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