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技適を通過したLG-D820はNexus 5か、ドコモやKDDIのLTEに対応して日本に投入へ

LG Electronics製のFDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM端末「LG-D820」が2012年7月17日付けで総務省の工事設計認証の一つであるTUVを通過しており、この端末がGoogle Nexus 5である可能性が高くなった。

TUVにおいてモバイルネットワークはFDD-LTE 2100(B1)/800(B18/B19) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII)/800(VI/XIX) MHz, CDMA2000 800(BC0) MHzで通過している。

日本国内ではNTT docomoのFDD-LTE 2100(B1)/800(B19) MHz, W-CDMA 2100(I)/800(VI/XIX) MHz、KDDIのFDD-LTE 2100(B1)/800(B18) MHz, CDMA2000 800(BC0) MHz、SoftBankのFDD-LTE 2100(B1) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII) MHzに対応することが分かる。

ただ、いずれの移動体通信事業者に投入するにしても対応する周波数帯は不十分であり、日本の移動体通信事業者向けに開発された端末ではないと考えられる。

FCCも通過しておりFDD-LTE 1900(B2/B25)/1700(B4)/850(B5/B26)/700(B17) MHz, TD-LTE 2500(B41) MHz, CDMA2000 1900(BC1)/800(BC0/BC10) MHz, W-CDMA 1900(II)/850(V) MHz, GSM 1900/850 MHzに対応することが分かっている。

この2つの認証機関の情報を総合するとFDD-LTE 2100(B1)/1900(B2/B25)/1700(B4)/850(B5/B26)/800(B18/B19)/700(B17) MHz, TD-LTE 2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/900(VIII)/850(V)/800(VI/XIX) MHz, CDMA2000 1900(BC1)/800(BC0/BC10) MHz, GSM 1900/850 MHzに対応することになる。

TUVやFCCでは認証を行っていない周波数帯がある可能性もあり、対応する周波数帯はさらに増えることも考えられる。

このように国内外で使用されている多くの周波数帯に対応していることより、グローバル向けに投入されると思われる。

FCCでは詳細な情報や端末画像まで公開されており、Google Nexus 5となる可能性が非常に高いと見られている。

また、LTE 800(B18/B19) MHzといった日本のみが使用している周波数帯にも対応しているので、日本で使用することも考慮して設計されているようだ。

LTE 800(B18/B19) MHzを内包しているLTE 850(B26) MHzに対応しているので、日本独自の周波数帯に対応するハードルも下がったのかもしれない。

Google NexusシリーズはSIMフリーのGoogle Nexus 4やGoogle Nexus 7 (2012/2013)が日本で販売されていたり販売される予定であることからも、Google Nexus 5が日本市場に投入される可能性は高そうである。

日本では移動体通信事業者を通さずに販売されることになると思われるが、NTT docomoやKDDIのネットワークではマルチバンドのLTEを利用できることになりそうである。

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