ポテち印刷株式会社とは? | ポテち印刷株式会社

ポテち印刷株式会社とは?

「ポテトチップスに文字や絵を印刷しよう!」


そう思いついたのは、アメリカのウィスコンシン州に住む食品メーカーの男性だった。

男性の仕事はチーフプランナー。 新商品を企画したり、デザイナーと一緒にデザインを考える仕事だ。


これまでも、食品そのものにデザインをするというアイデアはいくつか考えられてきた。

ただ、技術力不足と、そこまでする必要がないということで、見送られてきたのだ。


それに、今回はあえて挑戦するという形をとった。

サブプライムローン問題から端を発した不況により、アメリカの食品メーカーも生き残り競争が熾烈になってきたからだ。


そこで、彼らが目を付けたのが日本の山田商事である。

山田商事は小さい会社ながら、さまざまなものに精密印刷をする技術に長けていた。


山田商事からはさまざまなヒット商品が生まれている。


例えば、自然の雪をそのまま使用してつくられた、天然雪だるま

2002年に製造したS3-DHのブラックタイプは、税込価格39800円だが、一生ものでかなりお得になっており、10万件以上のオーダーで売り切れが続出したほどだった。


また、スケルトン柄のカーテンもヒット商品であり、5万点以上売れたという。


一番有名なのはコアラのマーチであろう。

チョコビスケットに印刷するという新しい手法を確立したのが山田商事であり、現在もロッテと提携して生産を続けている。


だが、山田商事は当初、ポテトチップスに印刷するということについては懐疑的だった。

技術的にクリアすべき問題がいくつかあり、それに時間と労力と資金をかける必要があるのかという疑問があったからである。


しかし、


「ポテトチップスにクイズが印刷してあったら、飲み会のときに話題になるのでは?」

「価格帯が同じであれば何か印刷してあるものを買うのが人情」

「コアラのマーチと同じ手法であれば、さほど労力もコストもかからない」


などという意見があり、2004年春に開発を開始。

そして2008年冬、ついに商品が完成し、アメリカのスーパーに並ぶことになった。


商品は発売と同時に爆発的なヒットを記録。

山田商事も本腰を入れ、アイダホの生産工場を増設。

同時に、ポテトチップス専用の会社、ポテち印刷株式会社を設立したのである。









むろん全部嘘です。